月の影 影の海〈下〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
- 講談社 (1992年7月20日発売)
本棚登録 : 5880人
感想 : 407件
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062550727
感想・レビュー・書評
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何かあっけなく終わった。
ファンタジーだから高校生活等を前振り等と期待したのは無いものねだりだったかなぁ。
これから続く話なので即断禁物だが、ある小野ファンが読むのを断念してしまったと聞いたのは当方にとっては悪い刷り込みになってしまったか、あまり魅力的に感じない展開に感じる。
でもまだ分からんから読み続けよう。
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楽俊が出てきて、陽子が救われる。
それだけでなく、道が開けていく、続きが気になる。
時間が許せば、一気に読みたいです。
「おいらには３歩だ」のあたりが好きです。
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上巻から逞しく育った陽子。十二国記シリーズで好きな台詞がたくさん出てきます。ありがとう楽俊の下巻。人間関係のうまくいっていない中学生ぐらいの子達にまだ難しいと思うけど読んでほしいなと勝手に思います。人に優しくすることを意味、理由を。
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不思議な世界へ流れ着き、ケイキを捜すことだけを目的に旅に出た女子高校生中嶋陽子。上巻は妖魔やけものに襲われて力尽きて山道で倒れたところで終わっていた。
下巻の始まりは、その陽子を「半獣人」と呼ばれるネズミのラクシュンが助けるところから始まる。このラクシュンが、こちらの世界のことをより詳しく教えてくれた。陽子はよその世界から来た者でも温かく迎えてくれるという雁国へラクシュンと共に向かうことにする。
その道中で次々と明かされるコチラの世界の不思議と、陽子の出生の秘密。そして、陽子の捜すケイキの職位によって、コチラの世界での陽子が何者かがわかってきた・・・。
ケイキを捜すうちに、陽子はたった一人の友となったラクシュンを引き連れ、自分自身を見失わず、冷静な判断をするようになっていた。この世界へきたばかりの頃に比べ、なんと成長したことだろう。それもやはり、「胎果」（この国の者が日本へ飛ばされてそこで育つこと）と呼ばれる境遇で育った、選ばれし者だからだろう。
そしてケイキとやっと巡り合えた時から、あらたな旅が始まった…。
心を許しあえる仲間がだんだんと増え、陽子の冒険はまだまだ続く。
コチラの作品、初版は1922年とか。
20年も前の小説を読んでどうしてわくわくするのだろう。
現代ものの小説と違ってファンタジー小説は舞台背景が夢の世界だから、どんな年齢の時に読んでも違和感が感じられない。不思議な世界での冒険は、大人になっても子供の時のように、主人公になりきれる特典があるのだろう。だからファンタジーは面白い。
子供の頃の夢をもう一度、
といった感じで、これからの陽子を見守りたいと思う。
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忘れないうちに、下巻。
陽子の心的な成長がちょっと展開早いかなぁ…とはおもったけれども、これが壮大な物語の始まりだとすればこういう終わり方っていうのも有りなのかもなぁ、と思いました。
楽俊が可愛かったなぁ…。
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『王』とは『国と民を豊かにする事』を運命付けられた者。
それには『悩み』そして『決心』しなければならない。
つまり、悩まない奴は王にはなれない。
『人生』も同じ。
『自分』という国を納める王になるには、
悩み、決心をするしかない。
そのヒントがこの『月の影 影の海』に書いてます。
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どうしても最後があっさりし過ぎているような気がしてなりません。もう少しケイキを取り戻す場面とできれば陽子のその後も書いて欲しかったです…
陽子のその後は続編に期待します!!
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ファンタジー好きなら読んでください。
とにかく、読んでください。
異界に放り出された少女の物語。
ちょっとした描写にすっかりだまされて、少女の運命に驚愕しました。
・・・なんて、だまされたのは私だけかしら。
十二国記、全力でオススメします。
『───生きのびる』
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著者プロフィール
小野不由美の作品
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