殺戮にいたる病 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062633765

感想・レビュー・書評

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  • 内容はかなりの猟奇です
    途中、「ん?」って思う箇所があったけど
    のちのち、そう言うことか!となります。

    結末に唖然。ただただ唖然。
    それ以上はここでは言えない…
    巻末の解説まで読んでほしいです。

  • グロいどんでん返しです。
    面白いです。

  • 完全に騙されました

    学生時代にテレビでタイトルを知って、ずっと頭の片隅に残っていたので、いつか読みたいと思っていた作品

    過激な描写で、頭の中で映像化しようもんなら、気持ち悪くなりそうだったけど、そこも含めて引き込まれてしまった

    雅子の視点は読むの辛かったなぁ
    ラストシーンを見た雅子の心情は計り知れない
    やはり親が子供に与える影響は生涯持ち続けることになると痛感し、自分の子供達がこうならないこと切に願う

    評価は星4か悩んだけど、寝る時間を削ってでも読みたくなるほど没頭し、見事に騙された読了感がよかったので星5でいいかって感じ

  • グロい。読むR18。

    読前のグロ注意、性的描写注意の評判に少し読むのを躊躇っていたのを覚えている。いざ読んだ段階でも確かにこれはグロいなとも。

    ただ終盤が神がかっている。この本のどんでん返しは完全に読者を置いてけぼりにする。

    再読必至。

  • 図書館で借りた本。
    殺人者、蒲生稔が捕まるところから話は始まる。殺人者、蒲生稔と息子を殺人者と疑い始めた母、そして亡き妻がお世話になった看護師を殺害された元刑事の目線で時期を行き来しながら語られている。テンポが早く、グイグイ引きつけられて最後まで読んでだまされていたことに気付く。騙されると知って読んでもやはり騙された。

  • ー呆然。

    東京の夜、猟奇的な殺人が繰り返される。信じられないほどのサイコキラーを次々と行う、犯人は蒲生稔。女性を絞首し、交わり、身体の一部を持ち帰り愛玩する。彼は真実の愛がそこにあると思っていた。

    気分不良になる程の、サイコキラーの話です。
    性的描写や暴力的、グロテスクが苦手な方はやめた方が良いです……。
    凄まじい話を描くな、、と思わずにはいられませんでしたが、それでもどうなっていくのか気になって気になってすぐにラストシーンまでたどり着きました。
    ラストシーンで、呆然。
    ネタバレしないようにするともう言えませんが、、、無意識に「え、」と声が出てしまいました。

    関係ない話ですが、作中に「生」はエロスだ、と出てきます。なるほど「生」を生み出すのは「性」なのだ、と衝撃でした。

  • グロいってのが第一印象。その後にしてやられた感。グロさではクライヴバーカー並み、あちこちに血の臭いが飛び散ってそう。それでも読み切れたのはストンと人の心に馴染む様な文章力の巧さ。何かあるとは警戒してたが、気持ちよく騙された。

  • 信じて読んでいただけに、犯人が分かっていていただけに、彼が犯人だとは驚いた。
    騙されたね。
    だが小説としてはそれ程面白かった訳でもないので、読み返しはしない。

  • ブックオフで購入。どんでん返し好きの自分としては読まなければならないと。いやあやられました。先入観ですね。ただ、途中の描写は結構きつい!特に雅子の思いが…でも面白い作品です。

  • 最終ページまで何にも気づけなかった。この本がミステリ小説であることを忘れていたくらい。あの絶叫で全てがひっくり返った。すごいなあ…

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部中退。在学中は推理小説研究会に所属する。89年、『8の殺人』で作家デビュー。主な作品に、『人形はこたつで推理する』にはじまる「人形」シリーズほか、『殺戮にいたる病』『ディプロトドンティア・マクロプス』『弥勒の掌』『眠り姫とバンパイア』『警視庁特捜班ドットジェイピー』『さよならのためだけに』『狼と兎のゲーム』『裁く眼』『怪盗不思議紳士』『凜の弦音』『修羅の家』などがある。小説の枠を越えマルチに活躍し、ゲームソフト「かまいたちの夜」シリーズの制作でも知られる。

「2022年 『監禁探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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