機関車先生 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 882
感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062635370

感想・レビュー・書評

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  • これはあかん泣く!
    メイク完了!→まだ出かけるまで時間あるから後半読もう!→なんとなく一気→こらえても涙こぼれ落ちる→メイクした意味w

    なんか宮沢賢治のアメニモマケズですね。
    木偶の坊、素朴で温かい、静かに穏やかにそこにいてくれる。。
    吉岡先生本当に素晴らしい、優しい先生。
    最後帰っちゃうのは残念だけど、人間らしくてみんなが大好きな強い先生、たくさんの大事なことを生徒に伝えたんだと思いました。
    作造じいさんや阿部よね先生ら島人達も魅力的!

    心のあたたかさが伝わってきて、子供達との会話もなんかいいなぁとおもいました。話してるわけじゃないのに、子供にちゃんと伝わってるんだなあ。

  • 2016年6月の統一模試で四谷大塚から推奨された本(社会)

  • 叔父のおススメ

    舞台の”葉名島”は、山口県防府市の野島(筆者出身地)

    瀬戸内海に浮かぶ小さな島
    戦後十数年しかたっていないまだまだ貧しい日本
    北海道からやってきた口の聞けない(耳は聞こえる)大きな先生と子供達のお話し

    ”正しいと思ったらそのことをはっきり口に出して言える人に、私はなってほしい。相手に石を投げられたり、殴られても、それをすぐにやり返さずに我慢ができる人になってほしいんじゃ。本当に強い人間は決して自分で手を上げないものじゃ”

    アニメ化、映画化(実写)されているようだ

  •  好きな小説です。私の中にある小説のイメージはこの作品に強く影響されています。高校生の時にはこれを読んで読書感想文を書きました。
     きれいな情景、人々の心情、そしてなによりも機関車先生こと吉岡誠吾という人物の魅力がとても素敵です。
     この作品は私のあこがれでもあり、目標でもあります。
     老若男女を問わず、多くの方に読んでいただきたい物語です。

  • 20150705

    これまで、伊集院氏のエッセイは何冊か読んできたので、ギャンブルと酒の好きなハードボイルドな作家とばかり思っていた。

    しかし、本作を読んでそのイメージは良い意味で思いっきり裏切られた。

    なんと繊細で優しい作品なのだろう。

    どんどん引き込まれ、1日で読んでしまった。

  • 潮騒みたいな、美しい小説です。
    一度、島に住んみたいな。

  • 口がきけない機関車先生と島の人々とのほのぼのとした田舎の日常生活を描いた本。その中に様々な別離やちょっとした恋愛が織りまぜられている。心がホッコリはするが少し物足りなかった。

  • 児童文学の大作。伊集院氏の作品で初めて読んだ本。

  • 書かれなかった背景・余白が気になる話である。

  • 先生・生徒のほっこりとする話。
    心の中でもやもやする部分も残ってるけど、全体的によかった。

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著者プロフィール

1950年山口県生まれ。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で直木賞、’94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞、’14年『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞する。’16年紫綬褒章を受章。著書に『三年坂』『白秋』『海峡』『春雷』『岬へ』『駅までの道をおしえて』『ぼくのボールが君に届けば』『いねむり先生』、『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』『いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯』、エッセイ集『大人のカタチを語ろう』「大人の流儀」シリーズなどがある。

「2023年 『ミチクサ先生(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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