- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062639446
感想・レビュー・書評
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まず何より読んでいて楽しい。
大勢の忍者が出てきても、個性が埋もれることなく、相手によって武器にも弱点にもなるという勝負の妙がよく描かれている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
個性豊かなキャラクターや忍術が多くて、
忍術対決をもっと見ていたかった。
忍術対決を中心に流れるようなストーリー。
スピード感があって読みやすかったです。解説を見て納得。
読者目線で書いているストーリーなんですね!
お互いの大将ががんばらないパターンも斬新ですね。
血気盛んな部下がちょっとかわいそうでもある。
くの一はやっぱり妖艶なんですね。 -
初めての山風忍法帖シリーズ。
氏のミステリに魅せられたので読んでみた次第です。
うん!面白い!
この世界観で章タイトルにロミオとジュリエットなんてつけちゃうセンスね!
忍法の限りを尽くし、繰り広げられる死闘は目が離せない。
正にエンターテインメントの結晶。 -
140929*読了
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2014年7月25日読了。山田風太郎の「忍法帖シリーズ」第1作。徳川三代目の世継を決める内部抗争は、伊賀・甲賀の選ばれた十名の忍者たちのどちらが生き残るか、死闘の結果に託された・・・!20名の忍者たちの特殊能力のバリエーションの面白さがまずあり、忍者同士の対決を描くことにより「ある能力が発揮されるときは、別の能力が敗れるとき」という状況を作り出し、これが組み合わせの面白さと相まって実に読み応えがある!ジョジョのスタンドバトルのごときは、風太郎氏が50年以上も前に生み出していたのか・・・脱帽。家康・服部半蔵ら史実に登場する人物や日本史のうねりにフィクションの忍者たちが絡んでいく面白さ、忍者の苛烈な掟と男女の悲恋など、とにかく面白さてんこ盛りのエンターテイメント作品。他の作品も読み進めるのが楽しみだ!
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むぅぅバジリスク(アニメ)の原作であったか。
アニメ見てしまっていたので、
読んでいてもアニメのシーンが再現され、
読んでるんだか思い出しているんだか....。
失敗したー。
観る前に読んどきゃよかった。
中身?
中身は面白いに決まってますがな。 -
甲賀と伊賀に、互いに憎しみを抱く忍者の里在り。孫の竹千代と国千代のどちらを三代将軍の座につけるのか、迷いあぐねた徳川家康は、それぞれの一族から選ばせた十人づつを闘わせ、どちらが生き残るかによって後継者を決めようとする。折りしも甲賀と伊賀の棟梁の孫である弦之介と朧は、愛し合い、因縁を断ち切ろうとしていた。しかし運命に押し流されるように、血で血を洗う死闘が始まる。
次々と繰り広げられる奇想天外の忍法。なんじゃこりゃ、と思う間もなく、ストーリーに絡め取られて夢中になって読んでしまう。一種のSFだと思えば良いのかも知れない。読み物としてはかなり楽しめた。 -
アニメを見るより先にこちらを読めばよかったと後悔。
技の発想が凄すぎて、もはや変態。
Kindleにて