- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062646314
感想・レビュー・書評
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一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫ったが…。日本推理作家協会賞と山本周五郎賞をW受賞した、涙と笑いの傑作長編サスペンス。
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所々専門用語が多用されていて分かりづらい部分もあったが、総合的にみると面白いと言える作品。タイトルの奪取をダッシュとかけてあるのか、爽快感があり、駆け抜けていくようにストーリーが展開していく。
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犯罪小説でもありつつ、青春小説でもある。
両方とも成立させてて面白い。 -
トータルとしては、とても楽しめた一冊。特に最初の1/3くらいは、すごいスピード感で、どうやってこの先の話が続いていくのか、心配になるほどだった。ほのぼの系のアクション小説。あまり人が死なない、最後は犯罪人にならない、どぎつい描写が無いなど。お札の細部などについては、とても描写が細かくて、スキップしてしまうほどなのに、逆にストーリー展開に、お気楽過ぎる部分が見え隠れしたり。
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好き嫌いだと思いますが、終わり方が個人的にあんまり好きではありませんでした。それまでは面白く読めた。
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ヤクザの追跡を辛うじて逃れた道郎は、名前を変え復讎に挑む。だがその矛先は、さらなる強大な敵へと向かい、より完璧な一万円札に執念の炎を燃やす。コンピュータ社会の裏をつき、偽札造りに立ち向かう男たちの友情と闘いを、ユーモアあふれる筆緻で描いた傑作長編。
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ディテールが良い。
展開が良い。 -
2017.09.14