奪取(下) (講談社文庫)

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  • 講談社
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本棚登録 : 2581
感想 : 180
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062646314

感想・レビュー・書評

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  • 一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫ったが…。日本推理作家協会賞と山本周五郎賞をW受賞した、涙と笑いの傑作長編サスペンス。

  • 所々専門用語が多用されていて分かりづらい部分もあったが、総合的にみると面白いと言える作品。タイトルの奪取をダッシュとかけてあるのか、爽快感があり、駆け抜けていくようにストーリーが展開していく。

  • 犯罪小説でもありつつ、青春小説でもある。
    両方とも成立させてて面白い。

  • トータルとしては、とても楽しめた一冊。特に最初の1/3くらいは、すごいスピード感で、どうやってこの先の話が続いていくのか、心配になるほどだった。ほのぼの系のアクション小説。あまり人が死なない、最後は犯罪人にならない、どぎつい描写が無いなど。お札の細部などについては、とても描写が細かくて、スキップしてしまうほどなのに、逆にストーリー展開に、お気楽過ぎる部分が見え隠れしたり。

  • 好き嫌いだと思いますが、終わり方が個人的にあんまり好きではありませんでした。それまでは面白く読めた。

  • ヤクザの追跡を辛うじて逃れた道郎は、名前を変え復讎に挑む。だがその矛先は、さらなる強大な敵へと向かい、より完璧な一万円札に執念の炎を燃やす。コンピュータ社会の裏をつき、偽札造りに立ち向かう男たちの友情と闘いを、ユーモアあふれる筆緻で描いた傑作長編。

  • ディテールが良い。
    展開が良い。

  • 評価は1.

    第10回(1997年) 山本周五郎賞受賞

    内容(BOOKデーターベース)
    武器はニセ1万円札。復讐に挑む男の情熱。
    友人のために始めた偽札づくり。涙と笑い、友情と闘いを描く傑作。

    ヤクザの追跡を辛うじて逃れた道郎は、名前を変え復讐に挑む。だがその矛先は、さらなる強大な敵へと向かい、より完璧な1万円札に執念の炎を燃やす。コンピュータ社会の裏をつき、偽札造りに立ち向かう男たちの友情と闘いを、ユーモアあふれる筆緻で描いた傑作長編。予想もできない結末に思わず息をのむ!!

  • 2017.09.14

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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