奪取(下) (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 180
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062646314

感想・レビュー・書評

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  • もうほぼ全て流し読み状態。アイディアや動機など面白いとは思うが、もう少し簡潔にしてもらった方が記憶にも残るかと。

  • ヤクザ+銀行を相手に、偽札をつかって復讐を繰り広げる大胆なストーリー。

    偽札づくりの知識が半端ない。
    ただ、印刷や製紙の技術的な専門用語もたくさん出てくるので、そこは面倒なので、すっ飛ばした。

    全体的に、ハラハラドキドキするので、どんどん読み進めたくなるが、
    道郎と幸雄のロリコンラブラブモードが若干うざい。いらない。
    あと、結局最後に光井に手形をもってかれるのが、超残念。
    そして、偽札づくりのストーリーを小説化して次なる偽札づくりの資金源にする。その名も真保裕一。偽札づくりに関わった四人の名前から一文字ずつとって、その名前。これが無理やりすぎる。。。

    とは言え、
    大胆なストーリーにしては、ディテールがしっかりしているのと、どう巻き返すのかを気にさせながら読ませる作品だったので、おもしろかった。

  • 後半はスピード感があって読みやすかった。

  • 高速での取引、似せ銀行造ってまでの大一番。ハラハラしながら本のページをめくったのは久しぶりでした!ストーリーはすごく面白かった!…けどやっぱり印刷技術の知識が足りなすぎて、そこらへんは読んで理解するのに苦労しました。

    話の展開の良さと専門的な部分を総合して3つで。

  • 一気に読めた。

  • 偽札作りに情熱を燃やした男たちを描いたサスペンス小説。

    第10回山本周五郎賞、第50回日本推理作家協会賞長編部門受賞作。
    ミステリのランキングを作れば必ず上位に入っている名作と名高い小説ですが、正直期待を大きく持ちすぎてしまったようです。

    偽札つくりに関してがとても詳細で時々一万円札を観察しながら読んだのですが、専門的な内容に理解が追い付かず読むのに時間がかかりました。
    そのうち、細かい所はさらっと流して読んだのですが、そうすると何が凄いのか分からなくて登場人物達が偽札の出来に一喜一憂する場面に感情移入出来ず、印刷所への侵入など必死になって危険を冒している姿にもイマイチ緊迫感を持てなかったのが残念です。
    ただ、これだけの長さがありながら勢いがあり飽きることはありませんでした。偽札作りという一貫した目標はあるものの、目先の目的がどんどん変わっていくので、それに対する手法もバラエティに富んでいたと思います。
    個人的には、最初の人は騙せなくても機械さえ騙せればいい、というのがおもしろかったです。

    それにしても偽札作りというものがいかに割に合わない犯罪か分かりました。
    主人公たちは完ぺきな偽札はもはや犯罪という領域を超えると言っていますが、確かに金儲けの為にするような犯罪ではなく、主人公たちも芸術作品を追及するような姿勢です。
    だからこそあのラストでも気持ち良さが残るのだと思います。

    最後のオチは、悪いというわけではないですが、なくても良かったかな。

  • 面白い。
    専門的な記述は眠くなったけど。

    結局!?な締めでした。
    チャンチャン。

  • 先が気になる展開で一気読みしてしまいました。
    偽札製作の説明は読み飛ばしてしまったけど。
    エピローグにニヤリとさせられました。

  • 友人の借金の保証人になり、その借金返済のために偽札作りに手を染める道郎。偽札は成功するものの、その後ヤクザに追われる事に。

    物語自体の展開は早く、一気読みに近かった。まぁ、細かい偽札作りに必要な紙質やインク、印刷機の説明は、全く頭に入らないのでぶっ飛ばし。

    命かけてまで偽札つくりに没頭する意味が分からない。精巧な偽札の為に、莫大な時間と費用を費やしてまですることなのかな・・・。

  • 終盤は緊張感があって面白かった。物語の肝なんだろうけど札作りの場面はほとんど読み飛ばしてしまった。それにしても最後の信用金庫の設定って必要なのか?金の受け渡しが出来ればいいだけだと思うんだが。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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