封印再度 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 644
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062647991

感想・レビュー・書評

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  • 何よりタイトルがすき。

  • 封印再度 WHO INSIDE
    この作品もタイトルが先に考えられた作品なんだと思う

    S&Mシリーズ4冊目で、これまでとは違う雰囲気
    なかなか人が殺されなかったり、言葉遊びがトリックだったり、壺と匣の謎はこのシリーズなのでそういう種明かしだろうとは想像してたけど、分かってみるとちょっとズルい

    萌絵の追加設定は驚いたけど、それはないだろう。。。なかった

  • S&Mシリーズ4作目、久々のセツコさん登場。
    今回は先生と萌絵の仲もなんか急に接近してびっくりした。え、予兆あった?なんかいつも突然ふたりの距離が縮まるからびっくりする。

    壺と鍵箱のトリックは感心した。その方法で凶器も隠せるというのも。ただ、その他の密室やら犯人やらが…うーん、個人的に子供の言い間違いだとか、本人の記憶喪失だとかをもってくるのはフェアじゃない気がする。
    マリモの事故直前の描写はミスリードなんだろうけど、ずるいと思うんだけどなあ。

  • 面白かった〜
    日本語深い
    途中は事件より犀川先生と萌絵……….って感じ

  • 日本語って難しいなと考えさせられました。

  • S&Mシリーズ第5弾。
    香雪楼と呼ばれる邸宅にある蔵の中で、50年前に起きた仏画師の自殺。その場に残されていた鍵箱と壺。その中にあり取り出せない鍵。そして、50年を経て起こる不可思議な事件。密室の謎と取り出せない鍵の謎を犀川と萌絵は解くことができるのか・・・・・・。

    何といってもタイトルが秀逸!「封印再度」と「Who Inside」言葉遊びのようでどちらも謎を上手く表している。 密室、壺と鍵の謎、自殺か他殺か・・・・・・。事件にかかわる仕掛けはまあ、こんなもんかな~って感じだけど、この作品の面白さは、やはり犀川の心の動き。
    萌絵が仕掛けたエイプリルフールのいたずらに思いのほか戸惑い、自分の心の深層へと分け入る犀川。萌絵への思い、萌絵の存在の重さ、そもそも生きるとは・・・・・・と悩み、自ら問いかける犀川。
    その葛藤があったからこそ、ラストで香山フミと対峙したとき、彼女の思いに論理を超えて同調する。
    「正しいことに潔くなれないときってのがあるんだね・・・・・・。正しいって、何かな。僕は今晩それを見たんだ。」
    そしてその夜を「記念すべき夜」と呼ぶ犀川がとても人間味あふれて素敵!
    佐々木睦子叔母が預かった婚姻届の行方と共に、今後の二人の行方にもますます目が離せない。

  • タイトルが一番好き。
    センスが有りすぎる。

  • 最初に示される箱の謎が、最後の最後で解き明かされる。非常にキレイなトリック。スッキリ。ラストシーンの国枝さんにニヤニヤしちゃう。

  • 岐阜県恵那市の旧家、香山家には代々伝わる家宝があった。その名は、「天地の瓢」と「無我の匣」。「無我の匣」には鍵がかけられており、「天地の瓢」には鍵が入っている。ただし、鍵は「瓢」の口よりも大きく、取り出すことが出来ないのだ。五十年前の香山家の当主は、鍵を「瓢」の中に入れ、息子に残して、自殺したという。果たして、「匣」を開けることが出来るのか?興味を持って香山家を訪れた西之園萌絵だが、そこにはさらに不思議な事件が待ち受けていた。
    「BOOKデータベース」より

    化学を使ったトリックが面白い.
    タイトルも英語とかかっていて秀逸.

  • 萌絵ちゃんやるねー

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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