都会のトム&ソーヤ (3) いつになったら作戦終了? YA! ENTERTAINMENT

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062693509

感想・レビュー・書評

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  • きょう借りてきてきょう読了。都会トムシリーズ第三巻。
    子どもの純粋な願いがきき届けられ、大人の純粋な願いがきき届けられないくらいの距離感がきっと大切だよなぁと思う。そして創也が内人相手だとどんどんはっちゃけていくなぁと思う。でもクラスメイトとはまだそこまでではなくて、描かれる変化が少しずつなのは、一冊でまとまらないシリーズものだからこそなのかも。話の展開はぐんぐん行くけれど、人物描写は丁寧で、だからシリーズものにありがちなダレはあまり感じない。やっぱり上手!
    卓也さんがどんどん可哀想になる展開に、どうしてもくくっと笑ってしまう。今後もきっと損な役回りだろうなぁ。

  • 最初から最後までわくわくしっぱなしだった第三巻。文化祭の賑やかさが伝わってきてすごく楽しかった!
    印象的だったのは卓也さんとジュリエットですかね。行動や言うことがいちいちかっこいいしかわいいし。キャラクターが魅力的っていうのもはやみね先生の作品の特徴だと思います。
    シリーズをまとめて一気読みしたのは久しぶり。

  • 文化祭に銀行強盗が乱入して大パニック。その陰に潜む新たなる敵、頭脳集団!創也の頭脳と内人の技がこの事件に立ち向かう。

  • 軽いけど面白い。頭脳集団にまけるな!

  • 三巻。ばあちゃんがいよいよばあちゃん離れしてきました。事件も校内で起こるようになるなんてどこぞの探偵もののよう。

  • 小学生のデートを守る創也たち。なんだかくすぐったい気持ち。
    それに、ジュリアスとジュリエットって本当に同一人物なんだろうか?性格違いすぎる。

  • 文化祭って…いいよね。

  • うんうん、なんだかだんだんおもしろくなってきたこのシリーズ。気楽に楽しく読める。もうほとんど超人の域に達しちゃってるサバイバル内人と冷静沈着頭脳明晰、なわりに結構ぬけてる創也のコンビもキャラクターがはっきりしてきて、卓也さんのシャドウ保育とかもう爆笑ものだったぜ。うう、不憫な、いつになったら転職できるのかね〜?栗ちゃん達に続いてこんどは作戦屋なるものまででてきて、ますますとんでもない事態が起こりそうな予感。うーんわくわくだっ!

  • シリーズ3巻。「頭脳集団」登場。
    ストーリーはマンネリ気味なれど、着実に進んでおり読める。

    が、本筋と関係ないところであちこち引っかかる点があり、読後感が悪い。
    特に大きいのは以下の2点。

    1.「おごる」シーンの多用
    主人公の1人・内人が、中学生にも関わらずやたらと人に物をおごる。
    缶ジュース1本や、好きな女の子にいいところを見せようとハンバーガーをおごる、というのはまだ理解できる。
    しかし、クラスメイト30人に差し入れとして、どんなに少なく見積もっても数千円分になるハンバーガーをおごる。
    クラスメイトたちも当然のように受け取っており、ほとんどは礼も言わない、というのには嫌悪感を感じる。
    中学生にとって数千円は大金ではないだろうか。
    物語上で必要性があった訳でもなく、「クーポンでちょうど30人分もらえた」という流れでも構わなかったと思う。

    2.学校でのゲーム
    「どこの学校でもやっているゲーム」として、屋上から1階まで階段を使って一気にバスケットボールを転がす「3Dボーリング」が登場する。
    登場人物はみなゲームを楽しそうに見守り、読んでいると是非やってみたくなる。
    しかし、そのボールの勢いは強く、頭にあたった人が転倒するほどの威力である。
    せめて、当たり前のゲームとはしない、危ないと怒られるシーンを入れるなどして欲しかった。
    (併せて、雨どい伝いに校舎の壁を4階まで登るシーンも簡単・自分でもできそうに書かれており恐ろしい。)


    どちらもストーリー上で重要な訳でなく、そんな部分で全体の面白さが下がってしまうのをもったいなく感じる。

    子ども向けに出版するものなのだから、もう少し配慮が欲しい。
    …と考えるのは、現実の子どもたちを見くびりすぎているのだろうか…。

  • やっぱり面白い! 最初は「ミステリではないかな?」と思っていたけれど、最後まで読むとこれは……ミステリだよねえ? さらにさらにミステリ好きの心をくすぐってくれる部分あり、冒険小説的な部分もあり
    (あいかわらず内人のサバイバル術が見事だ!)、ワクワクドキドキしっぱなし。「本を読む楽しさ」をここぞとばかりに感じられる一冊。
    ちなみに今回のツボは、「保育士を目指す卓也さん」。カッコいいんだか微笑ましいんだかわかりません。だってシャドー保育って……(爆笑)。すごく好きなキャラになってきたかも。

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著者プロフィール

三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北恭助」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!! 虹北学園文芸部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』(いずれも講談社)、『めんどくさがりなきみのための文章教室』(飛鳥新社)などがある。

「2023年 『都会のトム&ソーヤ 日めくり名言カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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