神様ゲーム (ミステリーランド)

著者 :
  • 講談社
3.57
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本棚登録 : 967
感想 : 217
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062705769

感想・レビュー・書評

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  • 児童書の体を借りた、歪んだ物語(笑)。
    麻耶作品ならではの、灰汁と毒気満載。

    特に最後、一体なんでこんなことに!

    誰か教えてください、と本を閉じつつ思った。
    人には薦めないけど、嫌じゃない本。

  • とてつもない破壊力!驚きのあまりしばらく時間が止まりました。ミステリーとしての意外性を発揮してくれた作品として一読の価値はあると思います。
    しかし、ミステリーランドにも関わらず、かなり救いのない作品なので子供にはお薦め出来ないですし、最後の神様の天誅が下る展開は色々な箇所でつじつまが合わなくなるような気がするので、本書の評価が分かれるのではないかと思います。

  • 問題作

  • 正直、「え????」って感想です。
    児童文学書じゃないです。難し過ぎる…。

    結局ネコを殺した犯人は捕まったの??
    主人公の父親は犯人じゃなかったの???
    母親がミチルちゃんと???

    もう、何か…ナンカ…何なんだ!?

    鈴木君は本当に神様だったのかも怪しくなってきた…。
    考えだすとキリがない。


    不思議な本でした。

  • ティーン向けの本だけど、絶対子どもには読ませたくない。
    怖がりのせいか、23歳の私でも怖かった。
    神様は本物なのか?天罰は本当に下ったのか?
    結末を見てもわからなかった。

  • ラストの展開に?マークが飛びまくり。神様は本物?天罰を与えられたってことは犯人なの?ネタバレ検証サイトを観てもやっぱり納得いくようないかないような…かなりの衝撃作であることは間違いない。

  • 小6息子の活字離れが甚だしく、対策に図書館でミステリーランドシリーズを手に取る。この本は以前からタイトルは知っており、それこそゲーム世代の子供の興味を逃さなさそうなスリリングな構成に惹かれて借りてみた。息子案の定目次のヒキにはまり読み始め…すぐに読み終わって一言「こわかった。…」そんなに怖い本なのかい?じゃあお母さんも読んでみようっと面白いじゃん、麻耶雄嵩って初めてだけどこんなふうか、あっ…えっ……!?なんだよこれーーーーー!!!

    という風でした。児童向けなのに児童に読ませるとトラウマになる、ってどなたか書いてましたね。うちの息子はそこまでじゃなかったみたいだけど、全く言い得て妙。他の麻耶作品も読みたくなった。やっぱ問題作っていいよね。

  • ☆3.8
    漢字にルビが降ってあったり、文章も小学校中高学年向けくらいなのに、割と内容がえげつない、というか、ダークな感じでした。なんだか後味の悪い...うまく言えないけど、道尾秀介の後味の悪さを薄めたような。
    推理ものとしてはどうなんだろう?光一くんが怪しかったけど、神様を信じるならお母さんが英樹を殺した?でもお父さんの方が辻褄はあうんじゃ...?お母さんの足跡があったら、警察も気づくだろうし。うーん??

  • とても子供向けではない。
    一方で、大人が充分に楽しめる。
    後味悪すぎて、そこが面白い

  • ミステリーランドあるある:挿絵が怖い、意外と容赦がない、子供向けなのはレイアウトだけ

    麻耶雄嵩あるある:そのふざけた幻想をぶち殺す

    この物語の容赦の無さに惚れました。麻耶さん、好きな作家確定です。

    10歳になったばかりのぼくは、浜田探偵団に所属している。浜田探偵団というのは、浜田町に住む小学四年生五人で結成された探偵団のことだ。団の目下の関心事は、頻繁する残忍な猫殺し事件だ。刑事の父親に進捗を聞いても、犯人解明ははかばかしくないようで、ぼくは早い解決を望んでいる。
    そんな中、影の薄い転入生の鈴木君と同じ掃除場所担当になったぼくは、鈴木君が神様だという告白を聞く。

    なんといいますか。
    この先生きていてもいいことなんかあるわけない、なんて。そんなこと。……ある、わけ……ごにょごにょ。
    この物語は、何がミステリーになってるんでしょう?
    猫殺しの真犯人?子供を殺した犯人?神の証明?
    何を疑ったらいいのか、誰を信じるべきなのか、ぐるぐると解決が出ないのがおもしろかったです。

    また、この作品、単語のチョイスが物騒ですね(笑)。
    ジェノサイド(大量虐殺)とかネクロフィリア(死体愛好主義)とかタクラマカン(生きて帰れない)とか。

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著者プロフィール

1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。大学では推理小説研究会に所属。在学中の91年に『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビューを果たす。2011年『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞と第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。15年『さよなら神様』で第15回本格ミステリ大賞を受賞。

「2023年 『化石少女と七つの冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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