大人問題 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731614

感想・レビュー・書評

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  • 痛快!

  • 非常に読みやすい、一見軽い本で、著者が普段から思うことをとりとめもなく書き綴っている感じである。
    しかし内実には、はっとさせられるような点が非常に多い。
    私も教育問題には関心がある方だと思っていたし、その分凝り固まった目で子供を見ない視点はある程度は持っているつもりだったが、
    それでもここまではちゃんと思えていなかったかな、と思うような点もあった。
    子供を一人の人間として、いかに尊重・尊敬して彼らのバックアップができるか。
    積極的に手を貸してあげること、親が正しいと思った道を追従させることは、一見子供思いかもしれないし、いくら本質がわかっていてもやはり親とは時々そういう存在にならざるを得ないものなのではとも思うのだが、それでもその「ならざるを得ない」に甘えず、じっくりゆっくり、子供の成長を見守れるような、そんな親や教育者になりたいと、強く思った。

  • 身につまされますなぁ。

  • やっちゃん推薦


  •  もう、はっとさせられることいっぱい。五味さんの感性は、すばらしい。うんうん、と思いつつ、まあ、そうもいかないのよ〜とも思いつつ。ニューヨークのBOOK OFFで出会った思い出の本です。

  • 五味太郎さんの大人論・・・かな? ちょっと変わってて新鮮です。

  • この本を読んで感じたのが、五味太郎と松本人志に通ずるものがあるということである。
    物の見方が似通っているのである。
    人の数だけ普通はあるというけれど、やはり真実というのはあると思う。
    少しずつでも見方を矯正していけたらなと思う。

    ちなみに子育て本としても使えるような気がします。

  • それができたら苦労しないってー・・っていうのも本音。でも、子供はちゃんと育つ力を持って生まれてくるから、大人は余計なことを教え込もうとするのはよくないっていうのはわかる。アレもダメ、コレもダメ。アレをやりなさい、コレをやりなさいって言われなくても、自然にちゃんと自分がやるべきことがわかるっていう。子供は自然にやりたいことを見つけられるから、大人はそのお手伝いをするくらいの感覚。無理やり与えるのではなく。理想ですね。

  • ちと過激だが、表現が巧いため後味が悪くない。
    そう思うのも、納得する部分が多いからなんだろうけど。

  • NHKTV課外授業での五味太郎さんの印象が強い。こんな楽しい絵を描く人が、こんな鋭い人なのだ。大人のために書かれた本。図書館で借りて読む。

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著者プロフィール

五味太郎 1945年生まれ。工業デザイナーを経て絵本の世界へ。サンケイ児童出版文化賞、東燃ゼネラル児童文化賞、ボローニャ国際絵本原画展などで数多くの賞を受賞。絵本に『きんぎょが にげた』『かぶさん とんだ』『さんぽのしるし』『ばったくん』『みんなうんち』『からだの みなさん』『どこまで ゆくの?』『にているね』(以上、福音館書店)『まどから おくりもの』『仔牛の春』『つくえはつくえ』(以上、偕成社)『かくしたの だあれ』『たべたの だあれ』(ともに文化出版局)『さる・るるる』(絵本館)「らくがき絵本」シリーズ(ブロンズ新社)など多数。絵本論『絵本をよんでみる』(平凡社)、絵本の仕事をまとめた『五味太郎 絵本図録』(青幻舎)がある。

「2023年 『おでかけ版 ひよこは にげます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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