- Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062735285
感想・レビュー・書評
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古代史のしかも蝦夷討伐なんて、どれほどの文献が残っているのかよくわからないけれど、時代考証とかどうなっているのか…と思いながら読んだ。すごくマッチョな価値観が透けてみえて、ちょっと引いてしまった。
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阿弖流為の生き様死に様に号泣してしまった…
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読んで良かった。
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20150920読了
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これはアツい!!アツいぞ!!
時は宝亀十一年(780年)、陸奥(みちのく)の蝦夷(えみし)たちが一丸となり、朝廷軍と戦った。その頃のお話。
「蝦夷とはなんであるか。それを朝廷と蝦夷の双方に示すお覚悟かと」(p.26)
「朝廷とは無縁の……対等の国になるでありましょう。」(p.30)
「黄金や土地を守るだけの戦さであるなら俺も首を横に振る。しかし、蝦夷の心を守る戦さとなればこの身を捧げてもいい」(阿弖流為・胆沢)
「朝廷軍は蝦夷を人と思うておるまい。それに対して我らは戦っている。なにも求めておらぬ。人として扱うなら従いもしよう」(飛良手・胆沢)
「諦めさせるには五十年もかかる。敵は陸奥の黄金を断じて捨てはすまい。その間、いかに負けぬ戦さを重ねるかが我らの役目だ。喧嘩ではない。これからが知恵の見せ所ぞ。」(母礼・黒石)
「互いに果てたときは、あの世で兄弟の契りを結ぼう。だが……まだ死ぬな。」(諸絞・和賀)
「寄せ集めの朝廷軍になど負けはしない。蝦夷の強さはこの仲間の結束にこそある。」(p399)
週刊少年ジャンプと大河ドラマの良いとこ取りをしたようなアツさと力強さとテンポの良さで、とにかく心がアツく燃える!!
上巻は、歴史で習うワード「坂上田村麻呂、蝦夷討伐」の前夜編、と言ったところ。
下巻も更にどきどき! -
宮沢賢治の生まれ育った町・岩手を含む東北地方に住む蝦夷たちの物語。
自然が雄大だなぁ、と思う。
歴史物は戦闘シーンが想像しにくくて読み飛ばしちゃうことがあったんだけど、これはすごく丁寧に書いてくれてるからじっくり読んでしまった。
阿弖流為、母礼を始めとする蝦夷たちの友情は温かくて、阿弖流為と佳那、飛良手と滝名の恋愛は微笑ましくて、人間模様も素敵に描かれている。
坂上田村麻呂の名前は(お、出てきましたな)って感じで登場してて、これからどうなるかは知ってても下巻が楽しみになる。
こんな美しい東北に地震と津波があってから、そろそろ4年になるのだなぁ。 -
人としての 尊厳のために 朝廷軍と戦う 阿弖流為たち 蝦夷のみなさん!!
セリフがいちいちカッコいいです。下巻が楽しみ(*´ω`*)
しかし 名前が難しかった! -
下巻に記載