火怨 上 北の燿星アテルイ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
4.26
  • (252)
  • (150)
  • (102)
  • (2)
  • (4)
本棚登録 : 1443
感想 : 153
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062735285

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 蝦夷の阿弖流為が主人公の小説。
    テンポのいい展開で、蝦夷の面々が格好よく、単純に面白い。
    時代的にコレはどうなんだ?と思うところもあるが、朝廷軍を蝦夷がバッサバッサと倒していく様がアツくて、痛快。
    下巻が楽しみ。

  • 全4回のドラマを見てから読んだ。断然面白い!
    母礼かっこいいよ母礼。
    下巻が楽しみだ。

  • 再読。
    この著者の東北シリーズはどれも面白いが、個人的にはこれが一番好きである。
    朝廷の扱いに立つ蝦夷。その蝦夷をまとめる胆沢のアテルイ。読ませる。

  • 高橋克彦さんの本はミステリー、エッセイとも好きですが、歴史本は始めて読みました。アテルイ達が蝦夷の未来を見つめ選んだのは、 目先の朝廷との戦に勝利する事ではなく、本当の意味で蝦夷の未来を繋いでいく道標となるための戦術。悲壮な策でした。涙、涙です。

  • 東北に住んでいるので、昔の東北の昔の話で興味があったので読んで見たが、アテルイは名前だけは知っていたのだが、東北側からの視点で書かれているのでこれからが楽しみです。半島から来た人達が都を作り段々追われた人達が蝦夷で独自に暮らしていたのか?
    名前とかがアイヌの様だなと思った。

  • 感想は、下巻にて
    よい本でした

  • 阿弖流為。アテルイ、古代東北の英雄。当時、朝廷の兵は、蝦夷を人とは思わず、鹿や兎を殺すのと変わらなかった。東北の地に、黄金が取れるとわかると、朝廷は蝦夷への新略を開始する。
    土地も大事ではあるが、蝦夷のこころを守るため、阿弖流為は、朝廷との闘いへと臨み、次々と闘いに勝利する。

  • 宿命
    挑戦
    震動
    雷火

    第34回吉川英治文学賞
    著者:高橋克彦(1947-、釜石市、小説家)

  • http://wp.me/p7ihpL-gl

    「炎立つ」「天を衝く」と合わせて高橋克彦「陸奥三部作」と呼ばれるものの真ん中、時代は3つの中で一番古い。
    登場人物(名前だけだが)に桓武天皇がおり、桓武天皇が平安京への遷都をしようすることが物語のひとつの伏線となっているので、日本史に沿って行けば「鳴くようぐいす平安京」の794年前後、これから平安時代になるというあたりの物語である。

    本作の主人公阿弖流爲(アテルイ)は「炎立つ」の中でも、アラハバキの神への祈りの中で姿を見せている。
    ストーリーとしては坂上田村麻呂の蝦夷征伐を阿弖流為を主人公に蝦夷の視点から描いている。

  • 人に貸したことがきっかけで、ふいに読みたくなり引っ張り出してきた。

全153件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高橋克彦の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×