ローズガーデン (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1211
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062737692

感想・レビュー・書評

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  • 村野ミロシリーズの短編集。表題作のローズガーデン、ミロが義父と関係を持っていたことが自殺したミロの元夫博夫の視点から書かれているが、わたしはミロが嘘をついているような気がした。ただそんな気がしただけだけど。どちらにしてもこのシリーズは勝手に思い描いていたイメージを裏切られることがよくあるので、次作のダークを読めば、この作品の印象もまた変わるのかもしれない。

  • トモさん贔屓で☆4つ(すみません)

  • 村瀬ミロ作品。他の作品でちらっと出てくる夫との過去とか他作品を読んでいると気になる部分が本作品を読むとわかる。

  • ミロは母親を失って悲嘆に暮れる少女でもなければ、義父に犯されて忍び泣く哀れな女でもない。むしろ解放されたことを喜び、大人の女の世界に入ったことを認識している自由な女だった…。ミロ・シリーズ初の短編集。

    桐野夏生の本格デビュー作で江戸川乱歩賞作「顔に降りかかる雨」のヒロイン村野ミロの短編集。ミロ・シリーズ完結編「ダーク」には誰もが驚かされたが、それとは別に本作は高校時代のミロとか、それなりに楽しめた。
    (C)

  • 書き下ろしの表題作は少女買春など読後感が不快で、眼鏡屋でコンタクトレンズを作るなどありえない事も書かれた最悪なもの。残り3編は村野ミロの世界観を凝縮したような短編で良かっただけに残念。この作者のこのシリーズは、今後良いものは望めないという結論。

  • 【555】

    シリーズものだったのか。
    表題作だけなんか浮いた感じ。
    でも表題作が一番よかったな。
    あとは探偵小説。

  • ミロの生い立ち

  •  村野ミロシリーズの短編集。
     このシリーズはすべて読んだと思っていたが、本著は記憶にないから、短編なので辞めておいたのかもしれない。
     シリーズ最後にはぐちゃぐちゃなアウトローになってしまうが高校生でこんな生活をしていたのかと思い出させてくれた。
     それから、結婚もしていたんだっけなあと、シリーズ他作を読んだのがずっと昔だから覚えていない。

  • 表題作は文庫書下ろしとのことだが、他の作品となじみが悪い。いっそのこと無くせばよいかも。それを表題にするとはどうなんだろう。全体として、うまく話がいきすぎる気がする。数日前見た男性を覚えてる女性に出会うなんて都合よすぎる。

  • 図書館にて「ダーク」を借りようと思ったが、こちらの短編集の方がシリーズの過去らしいので、こちらも借りてみる。
    ミロ、いいなぁ!

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著者プロフィール

1951年金沢市生まれ。1993年『顔に降りかかる雨』で「江戸川乱歩賞」、98年『OUT』で「日本推理作家協会賞」、99年『柔らかな頬』で「直木賞」、03年『グロテスク』で「泉鏡花文学賞」、04年『残虐記』で「柴田錬三郎賞」、05年『魂萌え!』で「婦人公論文芸賞」、08年『東京島』で「谷崎潤一郎賞」、09年『女神記』で「紫式部文学賞」、10年・11年『ナニカアル』で、「島清恋愛文学賞」「読売文学賞」をW受賞する。15年「紫綬褒章」を受章、21年「早稲田大学坪内逍遥大賞」を受賞。23年『燕は戻ってこない』で、「毎日芸術賞」「吉川英治文学賞」の2賞を受賞する。日本ペンクラブ会長を務める。

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