ローズガーデン (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1211
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062737692

感想・レビュー・書評

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  • 東南アジアで子供を買う男とその別居妻の1編以外全くつながりのない短編集。
    探偵って大変だ。

  • ミロは後藤の娘ということで仕方がありませんが、村善までがあんなことをするなんてショックです。

  • シリーズものとして読んで☆4つ
    若かりしミロちゃんと、父、夫になる男の関係が
    なんともじわっとくる作品。

  • んーどこかでみた「制服は最強の鎧」という言葉を思い出す。

  • その日、

    ホットコーヒーだか、
    カフェオレだかを掻き混ぜながら見下ろした窓の外は

    師走の忙しさで、

    空はどんよりしてたのをうっすら覚えてる。


    リーマンショックや、低迷する世界経済の話が一通り終わったあと、

    私が興味を持ちそうな本だといって、

    薦められたのが

    桐野夏生の『OUT』だった。


    結局、OUTを読まずにいるうちに、その冬は過ぎていった。


    その後、桐野夏生は女性だってことを知って、

    どんな文章を書くのか、さらに興味を持ったんだけれど、

    私は意地っ張りなので、

    別れた男に薦められた本を今さら読むなんて、

    絶対できない。


    だから、

    OUTじゃなくって、

    この本を選んだの。


    最初の話だけ良かったな。

    性的描写が私にはちょっと激しすぎたけど。

    探偵物語には興味ないから、途中からあれっ?ってなった。


    いつかあの男の影が私から消えた時には、

    晴れて

    『OUT』を読もうかな。

    と、思っています。

  • ~内容(「BOOK」データベースより)~
    営業マンとしてジャカルタに赴任して二年。博夫はミロから逃げようとし、しかしむしろ深く填まり込んでいく自分を感じていた。すべては高校二年のあの日、庭に薔薇が咲き乱れる家のベッドでともに過ごした時から始まったのだ。そこは彼女が義父と淫らなゲームに興じた場所。濃密なミロの世界を描く短篇集。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~

  • 1話目が最高。2,3話目があまりにも1話目と関連しなかったのが残念。しかしこの人が書く話はどうしてこんなにもえろいのか…鬼のようなものをいつも感じます。他にも同主人公で作品があるらしい。1話目は番外編だったのかもしれないです。

  • 初めは、幼い頃父親と関係をもつ不思議な少女に恋した男の子が成長し、出張したシーンから始まるんだけど、後半はずっとその少女の成長して、歌舞伎町あたりで住む探偵としての仕事に注目され物語が展開。
    香港のホステスが殺されたその探偵とかを受け入れたり、けして警察には突き出さないけど、心と向き合いながらも解決する、そんな話

  • 理由がどうあれ理性を越えてしまった者を理性と言う名の職業が自らを封印出来ないままにしかもギリギリ堪えている。
    感情を言葉や文字にするとローズガーデンになると思う。

  • 旦那がな〜。幻滅だわ〜。父もな〜。

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著者プロフィール

1951年金沢市生まれ。1993年『顔に降りかかる雨』で「江戸川乱歩賞」、98年『OUT』で「日本推理作家協会賞」、99年『柔らかな頬』で「直木賞」、03年『グロテスク』で「泉鏡花文学賞」、04年『残虐記』で「柴田錬三郎賞」、05年『魂萌え!』で「婦人公論文芸賞」、08年『東京島』で「谷崎潤一郎賞」、09年『女神記』で「紫式部文学賞」、10年・11年『ナニカアル』で、「島清恋愛文学賞」「読売文学賞」をW受賞する。15年「紫綬褒章」を受章、21年「早稲田大学坪内逍遥大賞」を受賞。23年『燕は戻ってこない』で、「毎日芸術賞」「吉川英治文学賞」の2賞を受賞する。日本ペンクラブ会長を務める。

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