フォー・ユア・プレジャー (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062738170

感想・レビュー・書評

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  • 無認可保育園の園長兼私立探偵・花咲慎一郎。
    彼に持ち込まれた人探しは、やがてクスリがらみの危険な仕事に発展する。
    その上、最愛の女性・理紗が行方不明に…。
    次々に襲いかかる無理難題と戦う心優しいハードボイルド探偵に、明日はあるのか!?
    読み始めたら止まらない傑作シリーズ第2弾。
    (「BOOK」データベースより)

    前作 『フォー・ディア・ライフ』 の続編。
    無認可保育園の園長、
    花咲慎一郎=ハナちゃんの探偵物語、第2弾!
    シリーズ物なので、とても入りやすかった。
    また登場人物も気心の知れた人ばかりなので
    まるで連続ドラマを観ているような錯覚さえも(笑)

    今回は、前作よりかなり忙しく、またかなり危険!
    ハナちゃんに与えられたタイムリミットは24時間。
    時間内に、僅かな手がかりと、少ない情報から
    真犯人を探し出さなければならないのだ。

    面白かった〜。なれた所為もあるだろうが、
    あっという間だった。 2時間半くらいだったかも。

    今回は、
    ハナちゃんの元妻、弁護士の麦子さんもしっかり登場!
    にこにこ園でコロッケまで作ってた。 
    元夫婦だけど、この二人は本当にいい関係だ。 
    う〜ん、微笑ましいぞ。
    それと忘れてはならないのが…
    ハナちゃんの恋人・理沙と(理沙は今回、誘拐されたの!)
    奈美先生の対面シーン! 
    でも…奈美先生には、もっと嫉妬してほしかったな。
    あと、初登場の元・同期の斉藤!今はヤクザですって。
    どうしてハナちゃんの周りには元・警察官が現れるのか…
    類は友を呼ぶのでしょうか。
    今回はこの斉藤がネック。 
    簡単に言うと彼の命を助けるため、24時間以内に
    殺人を犯した真犯人を探し出さないとならないのだ。
    ハナちゃんに24時間で捜査を依頼し、
    犯人探しが出来なければ、斉藤を殺す!と
    言っているのは、極悪非道の山内〜!!!!!!!
    でも今回は、山内の人間性を楽しめたwww インテリだし。
    ハナちゃんと山内の会話も、城島との会話のように面白かった。
    あっ、何気に今回の城島さんは、いい人が目立ってた。
    女性読者ファン、また増えたのではなかろうかwww

    好きなセリフや名言がとても多い作品。
    作者の訴えかける「ストーカー」の犯罪意識にも、グッときた。

    でも私のツボは 『走れメロス』  ∴∵ゞ(゚ε゚ )ブッ
    もうハナちゃんには悪いが、大爆笑してしまった(爆)

    柴田さんのラストへ向けた、偶然の多さや繋げ方の無理矢理さ…
    無理があるのにも拘わらず、気にせず終結させるところ、
    二作目にして、好きになってしまったかも。
    批判する気には、全くなれない自分が、嘘みたいだ(笑)


    唯一の惜しむらくを挙げるなら
    美貴子かな。
    何故なんだろう、産むことを決めた美喜子に、
    違和感がある。 安易な感じがして、説教したくなったwww
    けれど…
    今はそうして産まれてくる子供…多いのかもしれないな。



    第三弾 『シーセッド・ヒーセッド』 いつ文庫落ちするのかな。
    なかなか文庫落ちしない作家さんなんですよねぇ;;

  • ハナちゃんはけっこうダメなヤツだけど、自分でそれをふまえているから好きです。
    斉藤ってリコシリーズにもいましたっけ?いろんな事件が混ざって振り回されて面白かったです。

  • 花咲シリーズ第二弾です。

  • 花咲シリーズ第2弾。
    変な名前だけど、この「ハナちゃん」はホントに魅力的だ。
    1作目同様、一気に読んだ。
    面白いシリーズを見つけてしまった。

  • 痴話げんかに巻き込まれたメロスの人。いくつかの断片が最後にぐるっと一まとめ。ハナちゃんは格好良くないところが格好いいんだな。にしてもいい女が沢山回りにいるなぁ。

  • 8/10 花咲探偵シリーズ。1作目より2作目のほうがいいって稀有だわ。でも読みやすいし、シリーズ物ぽい安定感とかキャラの魅力が光ってた。

  • ハナちゃんかわいい。練。奈美先生憧れる。

  • 花咲慎一郎シリーズ第2弾寝る間も惜しんで読破!

  • 保育園の園長兼私立探偵・花咲慎一郎が、色々な事件に巻き込まれ、話が展開していきます。あまり現実感はないのですが、次々と降りかかる災難にハラハラしながら読み終わりました。

  • 花ちゃんシリーズの第二弾。花ちゃんはやっぱりとんでもなく、子供たちを愛しているんだなあと実感。今現在、続きのシーセッド・ヒーセッドを読んでいる途中。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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