文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (1088ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062738590

感想・レビュー・書評

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  • 榎木津かっこいい

  • 「家族」と「社会」と「記憶」と「記憶」。
    宴の準備は佳境。ついに京極堂が始末をつけに参る…


    までが、長いっ!ていうかずっとずっと関口の心配をしていた私の気持ちはどうなるんだ!エピローグのどこに関口がいるんだっ!!
    …ていうくらいしか文句のつけようはありません。だってこンな厚い本2冊を1日で読み終わるなんて前代未聞。登場人物や団体が多すぎて、「これ絶対最後にわからなくなって、謎解き見てもスッキリしないよ…」って心配していたけれど、そんなことも無かったぜ。

    「腐れ縁」とか「遠くにいてもなんとなく相手のことを思っている」とか「そもそもそんなに思わなくともどこかでつながってるような」そんな関係が好きなので、宴の始まりから始末が付くまでの怒涛の展開はワクワクが止まらなかったよ。腐れ縁3人組はいつも通り輝きまくっててカッコ良かったし、益田や鳥口も良かった。

    それにしても「家族」や「地域」「社会」といったコミュニティのあり方と、「記憶」や「記録」といった自分の在処について考えさせられた。
    …あと、関口は大丈夫なのかね?

  • 広げられた風呂敷はしっかりたたまれたけど、なんとなく感じる悪い意味でのシリーズ感が気になった。
    まだシリーズは続くんだろうな、という。

    展開も少し漫画チックなところがあり、熱いけれどそれを求めているんじゃないという感じもある。
    しかし、今までにない一面をみせる人物もいてそれはそれで楽しめた。

  • 面白かったけど…
    尻すぼまりというか、続きがある事前提の終わり方
    というか、ちょっとすっきりしないっていうか(笑)

  • 2014/4/9

  • そういうことやったんかー!!
    佐伯家の謎解けたり。

  • 長くて大変だったわりには、それほどでもなかった。途中、休憩を入れながら読んだので、団体を全部把握しきれてないせいもあったかも。

  • だいぶ昔に読みました。
    のめりこみ上下巻合わせて2日で読んだ記憶があるので
    内容は覚えてませんが面白かったです。

  • 終了日:2014・1・2 今年もやりました年越し京極作品。

    なんか思いの外早く終わった気がするけど、鉄鼠とか絡新婦とかに比べたらそんなに厚くない?無理すれば元日に読み終わったと思うけど体が無理だった。寝不足ダメ絶対。

    とにかくネックは案の定前作をあんまり覚えてないこと。必死にあーだっけこうだったっけと記憶を揺さぶりながら読んだ。
    でも全てが集結する感覚はとてもスリリング、引き込まれた。

    「京極堂」の内面に迫るような、なんだか一歩踏み込むようなところはとっても複雑でも納得させられた。
    他キャラ的には、何と言っても、榎さんはもちろん(what a gust of fresh air you are!)、下僕(笑)3人衆がかっこよかったね。三者三様の視点が面白かった。いいね、若者!

    話のテーマ的には、とても身につまされるところがあってウッとかグゥとか唸りながら読んだ。記憶と家族と反復の重み。

    結論:やっぱり前巻の内容忘れてたからちょっと難しかった。でも読んで満足。これがないと一年が終わらないし、始まらない。

  • シリーズの中ではちょっと評価低め

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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