風の歌を聴け (講談社文庫)

  • 14240人登録
  • 3.48評価
    • (1044)
    • (1427)
    • (3114)
    • (422)
    • (77)
  • 1360レビュー
著者 : 村上春樹
  • 講談社 (2004年9月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748704

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
村上 春樹
フランツ・カフカ
有効な右矢印 無効な右矢印

風の歌を聴け (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • この本は何も起こらない。とある大学生の日常を描いただけである。更には時系列なのか物語のようなものの順序もバラバラである。時折入る、著者なのか、主人公なのかもわからない語りも本の理解を難しくさせる。文中にたびたび現れるハートフィールドも異様なリアルティを持ちながらも架空であり、ストーリーとも直接関係しない。続編として二作あるが、この本画を読み終えただけではよくわからず、次呼んで時に心境が変わってることを期待したい。

  • 村上春樹デビュー作。
    ノルウェイの森に通じるような女性が出てくる。
    短いまとまりの文章が出てきたりして、話があっちにいったりこっちにいったりしつつも、一つの大きなの世界観を作り上げている。ラジオ中の会話とか、とても良い。話に出てくる曲を流しながら聞くのがおすすめ。

  • まったく意味がわからん。

  • ある青年が、学生時代に帰省した地元でのひと夏の思い出を語る作品です。

    30年前の作品でしかもデビュー作とは思えないほど、文章が自然に頭の中に入ってきました。

    登場人物たちは互いの思いを飲み込んで通り過ぎていくため、読者としては消化不良とも感じてしまいますが、現実の自分たちがどれほど互いのことを曝け出して理解しあえているのかと言えば、それも納得せざるを得ないことなのかもしれません。

    しかしそれは失望や絶望でなく、世界の捉え方の1つのスタート地点を示されたかのようでした。

    言葉はなくとも互いに何の影響も残さなかった訳ではなく、それぞれの人がその場所から、少しずつ関わって、分かって、変わっていければ、と希望をもって思えるような物語であり、淡々とした作品ながら不思議と爽やかな読後感でした。

  • 特に何が起きるわけでもないのだが、描写がとにかく良い。

  • 出だしの文が良い。

  • 騎士団長読了からなかなか違う作家の本に移る気になれなくて久しぶりに読み返すことにした。

    荒っぽいし、不親切な感じは否めないけれど、今後につながる村上春樹感は大いに出ている。

    話の流れではなく風を感じる小説なのかな?

  •  村上直樹の小説は今まで何冊か読んだが、正直なところ私にはさっぱり良さがわからない。とはいえ、氏の作品が「大人」の魅力で溢れているということはわかる。作中度度登場するバー、洋酒、洋楽、赤裸々な性描写等。それがそのまま氏の著作の魅力となっているのだろうが、まだまだ未熟な私には鼻につくという感触しかつかめなかった。
     どうやら三部作らしいので、続きもいつか読みたい。

  • H29.03.22 再読了。

    なるほど、やっぱりよく分からん。
    だけど、読む人を選ばないところ、短いので一時間半で読めたとこは良かった。
    このページ数で、何日もかけて読むとなおさら分からないだろう。

    なんとなく、お洒落な文章。
    その真意とかまで読み解けるほどのファンではないので、読み解けるともっと楽しめるのかな、とは思う。

    とりあえず、読んだ後サッパリした。

  • 初めて村上春樹を読んだけど、面白いとも面白くないとも言えない、なんとも言えない感じ。

  • 村上春樹の小説は、内容や登場人物の言葉一つ一つを理解することは不可能に近いと改めて感じた。しかし村上春樹の独特の世界観を大いに楽しむことができる作品ではあった。

  • よくわからん…。

  • 私は村上春樹未経験。
    賛否が大きく分かれる有名作家。
    さて、私はどちらに割り振られるのだろう?
    とりあえず、出版された順に読んでみようと。
    で、この本が一発目。

    残念。
    今の私にはこの本の良さがわからなかった。
    普通に読んでしまったので、
    感情が何も動かないまま読み終わってしまった。
    ただ日本語の文章を読んだだけのような・・・

    もし思春期頃に読んでいれば、
    良くも悪くもアンテナが多く感度も高いので、
    何かしらを感じ取れたのかもしれない。
    ある程度大人になってしまった今では、
    意識的にどこかのアンテナを立てる必要がありそう。
    読者として"感じる準備"をしておけば、
    何かしらを受信できるのだろう。きっと。

    まぁ、「わからなかった」というだけで、
    今のところ賛でもないし否でもない。
    引き続き何冊か読み続けてみよう。
    村上作品を読むとき、
    どういう"準備"が必要なのか、見つかるといいなぁ。

  • 時間をおいて再読してみたが、わからないものはわからなかった。ただ淡々と人の生活を見てるだけの感じが魅力なんだとは思う。村上春樹の癖がすごい。

  • 村上春樹のデビュー作。文量も程よく一気に読めた。インパクトのあるシーンややり取りはなく、フワフワとした捉えどころのない感じ。正解やストーリーを楽しむのではなく、文章の響きや、空気感を楽しむ作品。読むほどに味が出るのだろうか。

  • 【読書感想】「風の歌を聴け」 村上春樹

    http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4062748703


    内容(「BOOK」データベースより)
    一九七〇年の夏、海辺の街に帰省した“僕”は、友人の“鼠”とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。二人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、“僕”の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。



    図書館で村上春樹全集1を借りました。「風の歌を聴け」と「1973年のピンボール」の2作品だったんですが、返却日がきてしまい「風の歌を聴け」を読んだ時点で返却。

    私と村上作品の出会いは高校生のとき。
    下宿が一緒だった同級生の男子が村上作品を好んで読んでいたところから始まります。
    ただ、彼からはAKIRAの漫画は借りましたが村上作品は借りてません(笑)
    「あなたはハマるタイプじゃないかもね」と言われたので、
    『じゃあつまんないんだろうな』と納得して終わってました。
    とりあえず作者の名前はここで覚えました。

    大学時代。
    友人の何人かは村上春樹を好んで読んでおりましたが、私はそれを横目に、スキーしてお酒飲んで卒業。

    社会人生活。
    ボチボチ読書を楽しみ始めるも、村上春樹はイマイチ興味がわかず手を出しておりませんでした。
    ですがある日「どれ、そろそろ読んでみるか!」と一念発起。
    「ノルウェイの森」上下巻を購入。
    しかし、
    上巻数ページで「意味わかんない」と挫折。
    私の読書体験に「途中挫折」という黒歴史を残しました。


    ということで、ここまで読めばわかりますように、
    私はどちらかというと村上春樹の世界には入り込めないタイプのようです。
    「村上春樹は純文学」
    とか
    「この作品のよさを理解できずエンターテイメント作品ばかり読んでるのは知的レベル低い」
    とか、
    Amazonレビュー見てると書かれているので、いつか理解できる知的レベル高い方に行きたいと思っているのですが、全然そっち側にはいけません。



    ここから先はものすごく個人的感想です。書評じゃないです。村上作品好きな方、気を悪くされたら本当にごめんなさい。




    もう、全然面白くなかった!!
    「意味わかんないなぁ、最後までいったらなんかわかるのかなぁ」と思いながら読んでて、結局最後まで意味わかんなかった(笑)

    なにこれ?!


    まず、そもそも私はキザなやつが嫌いだ。
    現実世界で、barでバーボンとか飲んでヒトのことを「キミ」呼ばわりする男、そうそういないでしょ?
    登場人物が全員気持ち悪い。
    なんなんだ?
    主人公と鼠の噛み合ってんだか噛み合ってないんだかよくわからない会話は!
    あと女との会話も同じ。
    います?こんな会話する人たち?


    村上春樹が好きな友人に聞いたところ
    「酒(おそらく洋酒)とジャズと海外文学を知ってるとまた読み方が変わる」と教えてくれまして、超納得。

    私、酒はたしなみますけどどっちかというと焼酎だし、
    ジャズよりJ-POPだし、
    海外文学より日本文学だし、
    全然交わらないもの、このオシャレな世界と。

    あとそもそも酒やジャズや海外文学を知らなくても、この村上作品独特の空気感とか内面世界に共感できるところがあれば、深く入り込めたり理解できたり感動できたりするんだと思うんです。
    でも、私、そこにも共感するポイントを見つけられなかったので。。
    もう徹頭徹尾「なにいってんの」でした。

    (繰り返しますが私の主観です。)



    噛み合わない会話も、ちぐはぐに見える文脈も、
    ... 続きを読む

  • なんだか古い感じ。いや、実際に今となって古いんですけどね。
    一昔前の大学生ってこんな感じだったのかな。私の時代はどうだったんだろう。
    まともな大学生してないから分かりません。
    そういう私からすると、ものすごく上滑りしてるように感じてしまうのですよね…。
    厨二病の延長のようでもあり、官能小説になりきれなかったもののようでもあり。
    難しいな。

  • 初読:2004年10月24日
    再読:2017年2月13日(旧カバー版文庫)

    月末に新作が発売ということで書店で大いに煽っているが(お祭り気分で買うだろう)、それとは関係なく今年は春樹を読みたいと思っていて、ようやくその足がかりとなるデビュー作の再読を行うことができた。
    自分の中で春樹はいつまで経っても「評価保留」の作家である。それはやはり周囲のノイズがあまりに大きすぎるからというのもあるけれど、どの作品を読んでも、良いとも悪いとも、好きとも嫌いともいえるのだ。
    中学(か、高校か)以来となる再読だが、当時これを読んだときどんな感想を抱いたかはもうすっかり忘れている。だがおそらく今と同じく「よーわからんな」と思ったのだと思う。やっぱり、よーわからん。
    ただ、まだ小説というものをほとんど読んでいなかった当時に比べて今感じることは、この小説の強烈なオリジナリティである。芥川賞の選評などでアメリカ文学の安易な模倣であるとも評されたようだが、しかし現在の、全くここから遠ざかったように感じる春樹の作風と間違いなく繋がっている部分が多くあることに驚く。
    そして同時に、現在の春樹にはこの小説の鮮やかな軽やかさはなくなってしまったな、と感じた。それはデビュー作だからこそだろうと思う。
    このまま所謂「鼠三部作」を読みたい。

  • 初めて読んだ村上春樹の作品。なんか薄かったしブックオフで100円だったから。オタクのツイートみたいで好きな文体だが引き込まれる作品かと言われると首を傾げざるを得ない。彼の作品を絶賛する人間が世界中にいるってことはこの世界観や表現に何か響くものが暗示されているのだろうが、残念ながら今の自分には強く靄がかかっているような印象だった。僕にも鼠にも自分を重ねられる部分はあって、特に鼠のキャラは好きだった。飲酒運転が減るのは良いことだけど、飲酒運転がなあなあになってた時代の方が良い時代だったようにも感じる。

    ”もしあなたが芸術や文学を求めているのならギリシャ人の書いたものを読めばいい。真の芸術が生み出されるためには奴隷制度が必要不可欠だからだ。古代ギリシャ人がそうであったように、奴隷が畑を耕し、食事を作り、船を漕ぎ、そしてその間に市民は地中海の太陽の下で詩作に耽り、数学に取り組む。芸術とはそういったものだ。”

    ”鼠の父親については僕はほとんど何も知らない。会ったこともない。どんな人なのかと僕が訊ねると、俺よりずっと年上で、しかも男だ、と鼠はきっぱりと言った。”

    ”かつて誰もがクールに生きたいと考える時代があった。
    高校の終り頃、僕は心に思うことの半分しか口に出すまいと決心した。理由は忘れたがその思いつきを、何年かにわたって僕は実行した。そしてある日、僕は自分が思っていることの半分しか語ることのできない人間になっていることを発見した。”

  • 大学の夏期休暇中、
    海辺の街に起床した主人公は、
    友人の鼠とビールを飲んだり、
    4本指の女の子と親しくなったりと、
    退屈な日々を退屈に過ごし、
    そしてその夏がほろ苦く過ぎ去っていく。

    青春を軽快なタッチで描いたデビュー作。

    ノルウェイの森に通じるものがある。

  • たまたま読むことになった村上春樹のデビュー作。初めて最後まで読んだ村上春樹作品に。

    散々取りざたされてる文体にミーハー的な興奮を感じつつ、デビュー作でこの独特の雰囲気すでにあったのかーというところに素直に感心。
    読み終わったとき「無」になる小説は好物です。

  • 一度読んだことがあったかもしれません。

    登場人物は、それぞれ、何かの失くし方が違うのです。変な例えかもしれませんが、私のイメージどおりに書くと、花の房を切り取ったブロッコリーの茎みたいな感じ。みんな切り取り方が違います。その切り口をなでて確かめあいながら、ゆっくりすれ違っていく。

    私自身は、失くすものがあっても、登場人物たちに比べればまだどこか前向きにいようとしているタイプの人間なのか、この小説が深い深いところにぐっと来るほどではなかったです。
    でも、人間と宇宙的なもの(太陽とか自然とか)の書かれ方には、心を少しゆるめてくれるような印象的なものがありました。

  •  酒と女とセックスの雰囲気小説。

     村上春樹のカテゴリが分からない。純文?
     とりあえずなにかを読んでみなきゃと思って、デビュー作だっていうし、薄いからここから手に取ってみました。大体二時間くらい。そんなにかかってないかも。
     なんだろう、学生時代よく聞いた「雰囲気小説」ってこういうのを言うのかなって思いました。違うのかもしれない。
     や、だって、筋、ないし。物語が具体的に動いてるようにも見えなかったし。断片をつなぎ合わせて、雰囲気を作りましたって感じ。言葉の使い方、面白い文章はちらほらと。たぶんこういうのが「村上春樹」なんだろうなぁって思った。好きなひとは好きそう。雰囲気を楽しむ小説。
     ただまあ、ミステリ脳なんで、いつ死ぬんだろうってそればっか考えてた。殺人事件、起こらなかったね……。あと、鼠って女なんじゃないのって、最後まで疑ってたね。ちゃんと男って書いてはあったんだけど、性別トリックくるんじゃね? って思ってたね……。
     抜粋。一番笑った箇所。


     僕が三番目に寝た女の子は、僕のペニスのことを「あなたのレーゾン・デートゥル」と呼んだ。


     そんな女、嫌だ(´・ω・`)

  •  わたしの正義はあまりにもあまねきため…先日、関西学院と早稲田の甲子園ボウルを見に行きました。あまねきため、ってなかなか使わない言葉ですよね。
     村上さんの作品は、答えのないパズルをたのしんで解いている感じで、その経過が楽しいです。で、どうなったの?って聞かれるとなんだかよくわからないことが多いですが、経過にはとっても満足しています。女の子の指が4本の意味とか、ネズミってなんだよってこととか…

全1360件中 1 - 25件を表示

風の歌を聴け (講談社文庫)に関連するまとめ

風の歌を聴け (講談社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

風の歌を聴け (講談社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

風の歌を聴け (講談社文庫)の文庫

風の歌を聴け (講談社文庫)の単行本

風の歌を聴け (講談社文庫)の単行本

ツイートする