- Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062754019
感想・レビュー・書評
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この作品も司馬遼作品MYtop3の一つ。
司馬遼の大好きな維新の原動力、長宗我部侍のルーツが書かれています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時代物は読まず嫌いだったが、これでいっぺんした。
長曾我部盛親の不運と重責に抗う姿に読んでてしんみりした。
大坂冬・夏の陣とかよく知らなかったから勉強になった。 -
長宗我部元親の嫡男、盛親の不運続きの生涯。元親が晩年情熱を失ったため、長宗我部家は世代交代が上手く進まなかった。そこに太閤秀吉の死、そして元親の死と続き盛親が大名となるが、すぐさま関ヶ原の戦いを迎え、東軍徳川方につくため使者を送ったが関所を通過できなかったため、西軍石田方につき周囲に翻弄され何もできないまま敗戦し浪人の身となった。年が経ち猫は牙を向き虎となり、自分を賭けるため大坂の陣に挑む。この戦いを読むのは初めて。真田幸村・後藤又兵衛といった猛者が大坂城の豊臣秀頼の元に集結。有名な真田丸とか出てきてわくわく。大坂方が不利な状況をわかっているのに、最後の戦いで一旗挙げるため、智勇の限り全てを出し尽くすため徳川家康に男たちは戦いを挑む。そして盛親は長瀬川の戦いで旧臣の桑名弥次兵衛のいる藤堂高虎隊と激突し、思う存分に戦い抜くが味方が破れ最後まで運に見放され、呆気ない幕切れだった。
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長宗我部元親、盛親親子、二代に渡って読めました(夏草の賦)。司馬遼太郎の作品、彼の執筆年に着目すると、もう少し何かわかるかも。若いほど、面白さ、強調されてるのかな。へた官能小説はその艶に逃げ出すわな。親子揃っての、自分と言う主体に対する醒め方と言うテーマ立て。分かりますといえば不遜?
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司馬さん37歳の頃の作品。長曾我部盛親が主人公の爽快な物語。11.3.24
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出版社 / 著者からの内容紹介
土佐二十二万石の領主・長曾我部盛親は、関ケ原の戦いで西軍にくみしたため一介の牢人の身に落ちた。謫居の地を京都に定められた盛親は、再起への野望を密かに育み、旧臣五千人とともに大坂夏ノ陣に立ち上がったが……。大きな器量を持ちながら、乱世の流れに乗れなかった悲運の武将を鮮やかに描く傑作! -
講談社文庫 し−1−42
2010/08/11 読了 -
泣けた。
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長宗我部盛親の話。弥次兵衛や雲兵衛がいい奴です!
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長曾我部盛親が主人公の話。マジ泣ける…。「時」の大事さを感じる。