金糸雀が啼く夜<薬屋探偵妖綺談> (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062755122

感想・レビュー・書評

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  • さくさく読めたけど、長生きしてる(笑)だけあって時間軸がわかりづらいかも…

  • …花屋さん…女性じゃなかったんですね…。がっかり。しかもかなりアクの強い方で。
    まあ考えてみればあの秋と長年の付き合いをしているわけですから。うん。
    口ではああいうものの、リベザルを巻き込もうとしたのは、やっぱり座木がくっついてくるのを狙ったんじゃないかなあと思います。来なければそれはそれでいい、と思っていたとしても。
    座木の種族についてがちょっと語られてますね。ああ、そういうことだったんですね、って感じでしょうか。以前の反応の謎が解明。
    もしかして、自分で嫌だと思ってるんでしょうか。でも、今回それを最大限に使用していた気がしますが。
    座木の秋への心酔ぶりも発覚。それにしても、秋の年齢への謎は深まるばかりです。…100年以上前に座木と出会っていて、その頃座木はリベザルくらいで、でも秋は今と変わらなくて…?
    もしかして、自在に外見年齢を変えられたりするのかなあ。普通はできないみたいですけど。秋だったら何が出来ても不思議はない気がします。
    最後のサファイアとの関わりですが。いらないんじゃないかなあ、これ。それとも後日への伏線だったりするんでしょうか。
    ところでこの三人の生活ってどうやって成り立ってるんでしょう。いやだって、薬屋のほうは一週間にひとりしか客が来ないって言うし、副業の方もそれほど多いようには見られないし…。それとも特殊な薬をめちゃくちゃ高く売りつけてるんでしょうか。それも何だかなあ。

  • 「深山木薬店の三人組に分裂の危機が!展覧会からサファイアを盗み出す犯罪計画に巻き込まれた座木とリベザル。だが一方で秋は盗難警備の依頼を受けていた!さらに、対決の場に突如現れた道化師の死体とは?混乱する事態はいかなる結末を迎えるのか?花屋の主従コンビが新登場する快調シリーズ第4弾。」by Amazon


    早い・・・もう文庫本4冊目です。
    推理が面白くて買ってるのかキャラクターが面白くて買ってるのか、きっと半分半分くらいなんだろうけど、やっぱりキャラが面白くないと、色んな所が面白くなくなる。

    今回は秋くんよりザギの活躍が多かったです。
    リベザルは・・・いい様に使われてた気がしますが(笑)
    でも優しいからしてしまうって事もあるんだろうけどね・・・ザギも優しいけど。
    主に女性に。

    ザギの過去のお話とかも出てきて、そういえば妖怪だったって事も忘れそうになるけど・・・最初のページにイラスト入りでキャラ紹介とかしたらいいんじゃないかな。
    や、妖怪の姿を常に思い出すのもどうか。

    秋くんがちょっといじわるだったけど、でも一番オイシイところはやっぱり秋くんな訳で・・・。

    ちなみに殺人と推理と犯人と・・・微妙でした。

    設定が現実的じゃないから、推理にこだわるとちょっとダメかな。

  • 座木は、リベザルが花屋のカイに催眠術をかけられたことに気づき困惑する。仕事の内容を聞こうと、秋には誤魔化してリベザルと共に花屋へ向かうが、その「仕事」とは展覧会からサファイアを盗み出すという内容だった。一方秋は盗難警備の依頼を受けており・・・座木はためらうが、結局カイからの仕事を承諾する。ところが、盗んだはずのサファイアは偽物で?!しかも、対決の場ではホールのシャンデリアが落ち、二人が亡くなるとともに表れた道化師の死体はいったい誰なのだろうか?そして声が出ないイエンリイの過去とは?薬屋探偵第4弾。

    薬屋探偵シリーズの中で、一番切なくて泣けました。個人的にはイエンリイの過去の話が一番好きかも。目が見えないという嘘をつき続けなければならなかったジェシカの気持ちが苦しいです。でも素直に彼女の生存と回復を喜ぶイエンリイの姿は、慰めになりました。形のないものを信じる事は、本当に難しい(p346抜粋)という言葉は本当だなぁと思う。友情や恋みたいな形のないものほど、信じられない。信じることって大切ですね。本編とはあまり関係ないですが、リベザルが盗難を手伝うことを気にしているときに座木がホットミルクを渡して気にかけている場面は思わず頬が緩みました。こういうのっていいなぁとしみじみ。犯人の動機は切ないものがありましたが、謎の解明も、いつもよりすっきりしていて良かったです。

  • それも伏線だったのかと、出来の良さに感心しました。カイのつける仇名も気が利いていて笑えました。

  • 薬屋探偵妖綺談シリーズの第4弾。
    座木VS秋らしいです。そういう風な意味の内容でとるなら微妙かなぁ。ミステリーとしてもいまひとつ。
    座木あっさり負けて喜んでるのはどうなの?!って思うけど、尊敬してる人には勝ちたいけど勝ちたくないって気持ちはわからんでもない。
    全体としてのまとまりはあるとは思うけど、お話としてはふーんってレベル。
    このシリーズは基本的にキャラ読みと断言してるので(笑)、いいんだけど。3人一緒の場面が少ないのがちょっと不服。

  • イエンリイがメインの話が読みたくなるほど魅力的だった。第六章久遠に巡るサガのとこが一番好き。

  • いよいよカイさん登場。
    イエンリのお話好きです。この作者さんて童話っぽい雰囲気似合う。

  • 2008/09/30

  • いつものメンバーが、今回は攻めと守りに別れます。
    勝てるのか勝てないのか…事件よりもそっちが気になって
    読みふけってしまいました。
    当然あの人の手の平状態なのは分かっていたんですけど!!w

    今回は殺人事件がポテトサラダ状態で、登場人物の背景メインで
    ミステリーとしては面白みがないです。
    読む分には楽しいかな? というくらいです。

著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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