ST警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.55
  • (42)
  • (164)
  • (190)
  • (19)
  • (1)
本棚登録 : 1501
感想 : 108
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756457

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ST翠が活躍する。
    聴覚が優れすぎている翠が、同じような境遇のオーケストラ指揮者と心を通わせる。
    いつもと違う展開になるかと思いきや、そうではなかった。
    事件は心理学者の青山が解く。

  • 今回は、結城翠がメインのお話です。クラシック演奏かあり、タクトを振るのは日本が生んだ天才指揮者辛島秋仁、ソリストは柚月優子だ。その柚月のバイオリンが盗難にあったのだ。ファンである菊川、珍しく青山も今回の協力には乗り気だった。厳重な警備の中どうやって盗まれたのか?辛島は翠になぜ興味があるのか?盗難も難航していたのにオケの仲間である小松が密室で殺された。今回翠の聴覚がこの事件を解決に導く。事件は、金にめがくらんだ婚約者アントニオだったのだ。しかし、全てを公にし無事コンサートは成功した。辛島が翠と同じ聴覚仲間だったのは驚きです。

  • 既読本。記録のため登録

  • #読了 翠さんがメインの巻。聴覚が鋭い翠さんにぴったりな、ストラディバリウス盗難事件だったけど、珍しく人死にがない少し平和な話かー?と思ったらちゃんと殺人事件起こったわ。
    経験してみたいような、絶対にごめんこうむりたいような、そんな翠さんの凄まじい音の世界。まさかそれを共有する人物が登場するとは思わなかったなぁ。翠さんのイメージが、また少し可愛くなったきがする。
    イメージが変わったといえば、青山くんとクラシック談義で大盛り上がりの菊川さん。ちょっとミーハーな感じがこれまた可愛い。

  • シリーズ第七作。色シリーズ第四弾。今回の主役は結城翠。その超人的な聴力が事件を解明させる。菊川刑事がクラシックファンとはねー。赤城左門の出番無し。

  • ちょっと退廃的な雰囲気がいい

  • 記録

  • この本は、聴力がとても優れている翠が主人公。自分の中ではクールでどこか冷めている印象だった翠だが、その印象が少しだけ変わった感じがした。

    相変わらず青山の言葉一つ一つには意味がありそうだし、やっぱり青山の理論的な言葉は理路整然としていて気持ちがよい。

    読みやすかった。

  • 翠が主役? と思わせるほど青山が目立っていた。本書は著者の音楽に対する造詣の深さを見せつける作品でもあった。菊川警部補がクラシック音楽好きという設定も意外(笑)。STの誰もが孤高の人なのだが、違う音の世界に住む翠の孤独を再認識させる筆致。最後に菊川と腕を組んでおでん屋へ向かう姿に、翠の安住の場所がSTであることが窺えた。

  • うーん、イマイチなとこもあったけど、翠さん好きなので良しとする。
    ラストは翠さん、、ちょっとせつないね。

全108件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

今野敏の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×