ST警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.54
  • (42)
  • (164)
  • (190)
  • (20)
  • (1)
本棚登録 : 1502
感想 : 108
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756457

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 翠のような耳がもうひとりいた(゜ロ゜)

  • シリーズ通算七作目。色シリーズ四作目。
    今回は緑=翠さんの回。
    驚異的な聴力を持つ翠さんがメインなのでどんなお話かとわくわくしながら読み進めましたが、やはり音に絡むお話でとても面白かったです。
    今回は翠さんメインでありつつも周りの主要キャラにも楽しませて貰い、読後感の良さはシリーズ既読の中でも一番かも。

  • 翠さんの世界は普段は苦痛の方が多いでしょうね。その上閉所恐怖症で目立つ服装で噂されて全部悪口も何もかも聞こえてしまうし、ノイズキャンセルなんてその耳ではほとんど意味がない。せめてどちらかなければまだ楽な生活が出来そう。もう菊川さんに頑張っていただきたいです。事件はバイオリンがなくなってしまって犯人探しから殺人事件も起きてばたばたする話。そして菊川さんの意外すぎる趣味が判明。最後はちょっとコンサートに行ってみたくなりました。

  • STシリーズ、翠編。

    色シリーズとしては第4弾。初期の頃は超人戦隊モノ的な雰囲気が強かったけれど、色シリーズになってから個々のメンバーの能力をクローズアップしつつ、人間的な部分も垣間見えてほんわかしたり、じんわりしたり。普段は飄々としているメンバーの新たな一面が見られて楽しい。
    今作は楽器すり替え、密室殺人のミステリの二本立てで構成されているのだが、それ以外にも音楽シーンが必読。著者の多才、多趣味振りには驚かされる。前作「黄の調査ファイル」の禅修行の描写といい、著者お馴染みの格闘描写といい、今回のオーケストラの迫力ある描写には唸らされた。ちゃんとしたミステリもありつつ、補足的な部分でもきっちり魅了させてくれて、満足なシリーズです。

  • 翠がクローズアップされた調査ファイルシリーズ。話の筋としては先が読めてしまうのでそれほどいいとは思えなかったけれど、終盤の描写でそれを補っている。

  • 青、赤、黄、緑の順で読みました。
    黒はまだですが、今のところ、色シリーズはこれが一番おもしろいです!
    一気読みさせられたのは今のところ赤と緑だけですね。

  • 13/4/2531読了

  • 今野先生が戦隊モノを?
    とも思えてしまいそうな、軽く読めてしまうシリーズでした。
    それぞれのカラーが個性があってやっぱり・・・

  • 新東京フィル特別演奏会。
    指揮者は日本が産んだ天才指揮者、辛島秋仁。
    ソリストは柚木優子。

    その柚木の1億円の名器、ストラディバリウスが盗まれてしまう。
    リハーサル会場を出る時には確かに存在し、移動中はボディガードがずっとバイオリンケースを抱えていたというのに。

    捜査が難航するなか、コンサートマスターが殺害され・・・


    今回は、プライベートの話はしたがらないというSTメンバーの趣向がわかり、事件はさておきそれが楽しかったです。

  • コンサート直前にストラディバリウスが盗まれて、結城翠がメインに活躍しながら解決する。2時間ぐらいでサラッと読めて、かなり楽しめる。

全108件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

今野敏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×