密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3956
感想 : 378
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765497

感想・レビュー・書評

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  • 出尽くされたトリックのネタを、よくぞここまで料理することができるものだと感心。ボリュームある短編ミステリのように楽しめた。台詞が多めで読みやすい。

  • 推理ゲームのために自ら殺人を犯すという
    なんとも気分の悪い内容。
    初めはその設定に付いていけず、ページが進まなかったが
    ひとつ目の謎が解き終わるかぐらいのあたりから
    加速度的に面白くなってきて、最後には一気読みしてしまった。
    そしてまさかのTo Be Continued(笑)
    ネタバレを防ぐためにタイトルと大まかなあらすじしか調べないので
    これに続編があるとは知らず、えー!?となった。
    解説読むと3部作なの…?
    続編への元となった頭狂人のキャラクターがあまり好きではないので
    読むかどうかはまだ決めていない。

    コロンボさんの正体が分かったところで終わってたら星5つだったかも。

  • 面白かったのだけど、何だろう★4付けるのはしっくり来ないと言うか。
    でも★3よりは上、3.6位?

    ところどころ、そう来たか!とおもう反面、
    やっぱりそうだよねーと気付いてしまうところも多かったような。
    そこが★4までつけられない要因。

    あとは、論理的にすっきり解決するのが好みなので、
    個人的にあの終わり方にはそそられません。

  • 著者の作品は「葉桜」に続いて2つ目だが…やられた。あまりにもドライで不謹慎な設定、先がさっぱり見えない展開、脱力もののエピソードの中に…。気に入った。とても読みやすいし引き込まれる。続編「2.0」も読まざるをえないな。

  • 密室殺人ものが好きで、題名見て購入。
    チャットでメンバーが繋がるのは今どき感があっていい。
    他の方達と同様、ラストのモヤっと感はあるものの、登場人物のキャラやトリック、話のテンポなどは私には読みやすくて楽しかった。

  • 何年ぶりかの再読。個々の細かな謎は忘れていたけれど大筋は覚えてて自分でちょっとびっくり。最後のオチに向けての疾走感はたまらない。作中のキャラが出題する謎も小粒なのが多めとはいえ、それ一つで短編が書けるであろう物なのに一つの作品として昇華してしまうところに当時の私は気持ちよさを感じたなぁ。

  • ネット上でハンドルネームを名乗りながら殺人を犯し、その謎解きをし合う物語。特殊な設定で仕方がないが、簡単に殺人をやり過ぎで、読後感もよくない。最後に伏線を回収して凄いオチがあるかと思えばそうでもなく。

  • 5人がネット上で殺人推理ゲームを行います。出題は持ち回り制。出題者=実際の事件の殺人者。倫理的にどうかということは置いておいて、一つ一つの出題がきちんと本格していて楽しく、頭狂人のパートから一連の繋がりや隠されているものを想像するのもワクワクしました。最初は記号だった彼らは読み進めるときちんと人格を持ったキャラになり、特に044APDには大胆さや繊細さに愛しさを感じるほどでした。話題に出る彼は誰かだろうとは思っていましたがそれがあんな形であんなことに!そしてさらにラストにも吃驚しました。続きを読まないと!

  • 自分で犯した殺人のトリックを、チャットで推理し合う五人。
    序盤から中盤は、それぞれの自己紹介を兼ねた殺人の推理ゲーム。
    実は主人公は女性、メンバーの一人が実は兄で、そうとは知らずに殺してしまうなどのどんでん返しがありつつ、最後はよく分からず消化不良。

  • ハウダニットな短編集かと思いきや、、、続きもあるようです。

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著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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