密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 377
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062765497

感想・レビュー・書評

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  • 最後はおもしろかった〜

    なかなか読み疲れる…

    体力のある時に読むべし★

  • めちゃくちゃおもしろかった。
    伏線回収というか、真相が二重にも三重にも隠されている作品の最高傑作だと思う。

    最後にオチをつけずに次回作に続く感じになってたのだけ、ちょっとモヤモヤ。続編ありきで出版したのかなと思ったので、2作目もすぐ買いに行く笑

    歌野さんの作品を読むと先入観って恐ろしいなと毎度思わされる。
    勝手に読者が勘違いして騙されていく作品が多いような気がしていて、伏線を張られているわけではないのに、伏線が回収されていくような感覚になって読み返したくなる。
    こんなに小説にハマったのは久しぶり。

  • 実際に起こった殺人を狂人達が推理し合う、それだけなら短編集になってしまうようだがその裏に・・・

    ゲーム感覚で殺人を行う方々だけあって非常に癖が強い、度を越えた厭世的、享楽的な登場人物の言動に不快感を示す人は多いかもしれない。歌野氏の作品はあまり人には薦められないかな。
    一方、その特異な舞台と語られるトリックはなかなか出会えない大胆さを持ち、読んで然るべきといった感じです。

  •  様々なミステリーを読み進め、より衝撃的で、当時ハマっていた完全犯罪を題材にした作品を探していた所、この作品に出会った。
    僕の最初の感想は、歌野 晶午の頭の中はどうなっているのか。というものだ。
    今作以外にもサイコパスの様な、異質な、狂気的な犯人のミステリーは読んだ事があるが、今作はそれぞれの殺人者がネット上で実際に人を殺し、そのトリックを検証しあうという、作中に人間の体温を一切感じない、まるでゲームの様な、冷酷な作品だ。(イヤミスとも味が違う)
    ミステリー好きならなら完全犯罪について考えるだろうし、題材としてアイディアを(実行はしないが(笑))少なからず持っているだろうが、これだけ多種多様な事件を羅列してしまうと一見幼稚な印象になってしまいがちっが、決して馬鹿馬鹿しいものではなくそれぞれミステリーとして楽しめるものを提供している。
     締め方も上手く、まさかこの後続編が出るとは当時全く思っても見なかった。

  • 悪くはないけれど、わざとミスリードするような会話が延々と続くのは少し辛かった。
    終わり方もイマイチ。もう少し。

  • えー!?面白かった!賛否両論あるよう?だけどこの結末は大好き。

    頭狂人の独白が章ごとに挟まるので頭狂人が殺したのは兄では?までは予想できたけど妹=頭狂人だとは想像できなくて、兄もチャットに参加していたというのは最高のびっくり展開。
    それぞれの事件がテンポ良く解決されていくのも楽しかったし、いろんな伏線が生きてくるのも凄くやられた感があって良い。うーん、すごくいい!続編も読みます。

  • 最後の衝撃。
    こんな終わり方されたら続けて2.0読むしかない。

  • 面白かった

  • ( ̄-  ̄ ) ンー
    言われてるほどの作品では無いな。

    どの人物も魅力的では無い。
    全く無い。

    しかも完全に続く…
    次を読む気持ちは無い!
    余程暇なら読んでみるか?んー…ないな。

  • お互い素性の知れないネットで知り合った5人が殺人事件を推理する
    ただこれだけ聞くと普通の推理小説だが他と一線画しているのは5人のうち一人がリアルで殺人を犯し、他の四人がその殺人をどうやって成し遂げたかを推理し順番で犯人と探偵役を回していくというもの
    なので犯人は既に分かっている
    もといハウダニットもの

    殺人を平然とやってのけるモラルの欠片も無いのは小説というフィクションだから置いておくとして、そういう犯行の仕方も確かにあるなと変な話感心した

    そしてラスト近くなった辺りからのそれぞれの人物の真相にも驚き
    一部嗜虐的な表現があったりで刺激的な部分もある
    スゴい面白いかと言われればそこまでな気がするが続編は読んでみたい

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著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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