流星の絆 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
4.10
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本棚登録 : 22943
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  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062769204

感想・レビュー・書評

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  • 両親が殺されて犯人が見つからず14年・・・
    幼かった3人兄妹は詐欺師として今を生きる、この人で詐欺から足を洗おうとしていた相手はレストランの御曹司!
    レストランに招かれ試食した「ハヤシライス」が父の味そっくりだったことに涙を流す妹。走馬灯のようによみがえる父の味!もしや犯人はレストランオーナーでは?
    と感づいた妹は兄に相談するも証拠がないため警察に訴えることは不可能

    「証拠がないなら作ればいい」と兄の言葉に3兄妹は一致団結するも結末とは・・・

    ここからは私が突っ込みたくなるヶ所を言いますね

    まず犯人と思わしき人物が現場から立ち去ったがそれは殺された後だったのだ
    その場で警察に連絡しておけば疑われることなく14年過ごせた気がするし、犯人の証拠となる品物を何故あなたが14年間ずーーーーーーっと保有しておくのか?
    レストラン御曹司に恋をしてしまった妹!御曹司も妹に恋をしている
    兄から僕たちは詐欺師ですが妹は違います!どうか妹をよろしくお願いします!
    っと言われても御曹司はドン引きするし、オーナーにどう説明するのでしょかねぇ~

  • 『流星の絆』東野圭吾 読了。
    この小説を買ったのは何ヶ月も前のこと。
    普段なら時間を作って読書をしてきたんだけど、この本を買って第1章まで読んだところでアート展の準備が始まり、時間の隙間も心の隙間も無くなって、読書どころではなかった。だから物語は幼い兄弟3人が両親を殺されたところで止まったままだった。
    アート展が終わってから再び読み始めた第2章、第1章からは14年の月日が流れていて、両親を殺された兄弟3人は詐欺師になっていた!笑。
    純粋なお話かと思ったら、被害者の子供が詐欺師になってるって!この展開は東野圭吾じゃ無いと思いつかない。のかな…?
    でもとにかく読み心地が良くなってきた。お涙頂戴系の話より、詐欺師のゾクゾクする話の方が続きが気になるじゃん!
    まさにその気持ちで一気に読んだ。
    あの手この手で詐欺を働きながら、バレそうでバレないハラハラ感や、予想もしていない展開に気持ちを振り回され、ページをめくる手は止まらなかった。
    東野圭吾は、読者を信用させたと思いきや、また別のところへ注意を引き、与えた信用を裏切ってみせる。そうかと思えばまた別のところでは次の驚きの種を蒔いている。
    東野圭吾は読者の心をかき乱す。
    そして読者も、心をかき乱されたいのだ。人間って、ハラハラしたいんです。
    だから東野圭吾は人気作家なんだと今回も納得させられた。
    ストーリー的には最後はこの終わり方かよ!って思ったけど、まぁ、王道の東野圭吾の小説って感じでした。そんなにオススメとかはしないです。
    けど、東野圭吾がどんな物語を書くのか知りたい!って人には先ずこの本かも!

  • 「ファンが選ぶ東野圭吾」みたいな本で上位にランキングされていたので、読んでみたが。。。うーん。。。ちなみにドラマでやってたそうですが、見てません。

    まず、謎解き。

    どんでん返しの部類に入るのだろうが、それまでの伏線の少なさに、いきなり感がぬぐえなかった。どんでん返しってそんなもん、と言えばそうなのだが。

    犯人の人物像もそんなに描かれてなかったので、さーっと通り過ぎたというような印象。なので、犯行の動機にもいまいち感情移入できなかった。

    そして、心情などがセリフやモノローグにダダ漏れな割には、静奈が行成のどの辺に魅力を感じていったのかが、わからなかった。

    泰輔の「妹は仇の息子に惚れてるよ」(帯のうたい文句)というセリフ。
    帯に書かれるくらいだから、『静奈どのあたりで惚れちゃうの~?はまっちゃうの~?』と期待しながら読んでたが、二人の心境の起伏をあまり感じないまま、帯のセリフまでたどりついちゃったので、「え?ここで?」みたいな。

    登場人物の見た目について触れる描写が少なかったため(特に男性陣)、想像力欠如気味の私には、二人の心の動きに気をくばれずに、読み流しちゃったのか?

    最終的には、兄と弟は自首するらしい事に触れられているのだが、どうせ自首で被害者側にはやってた詐欺がばれるのに、だましたまんまの状態でお金返すとか。罪滅ぼしって、、、ホントに?

    静奈って説得されて、兄弟に詐欺罪おしつけちゃうの??(←ここまでは描かれてない、が、そうなりそう)とか。。。

    あと、親父なんで14年も隠してた割には、そんなにあっさりしゃべっちゃうの?。。。とか。

    あと、この本は初版が2011年だけど、2010年の新法制定(凶悪事件の時効は2010年7月?時点で時効が成立してない場合、時効は成立しなくなる)は考慮して読んだ方がいいのか?その場合、、時効ないんじゃ?とか細かいことが気になり始め。。。

    きっと、ものすごく期待して読み始めちゃったのがよくなかったのね。予告編見てすごく楽しみにしてたのに、本編そうでもなかった映画を見たときの感じに似てる。

    まったく個人的なことだが、帯買い2連敗。

    東野圭吾って初めて読んだんだけど、この本の感じで他のも読むか決めようと思ってただけに、今後どうするか悩むところ。

  • ただただ帯にだまされました…

  • なんか非現実的な内容でした。
    割と展開も読めた感じです。読み易さは凄い!

  • 東野圭吾にしては凡作。
    ラストの説明も取ってつけたような感じで消化不良気味。

    それともひとつの小説にどれだけの多くの数の「ハヤシライス」という言葉を入れられるのか、ギネス新記録を狙ったのかもしれない笑

    というのは冗談。ミステリとしては凡作だが、遺族きょうだいの心の変遷はまあまあ面白かった。

  • ドラマ版を先に見ていたので何となく避けていた一冊。
    ちょっと長いのが難点。
    あと妹と行成の会話が見てて恥ずかしい。

  • ドラマの方が面白かった

  • めっちゃ面白くって、
    お風呂にも入れず、
    トイレも行けずに読み耽ったんだけど、

    最後が微妙だーーーー泣

    最後が期待はずれだったーーー泣

    長くて、途中まですごい入り込んで読んだからこそ、期待がうっかり上回りすぎてしまった。
    東野あるある。

    2016.9.18

  • 無性に東野圭吾が読みたくなる時がある。東野圭吾さんの作品には、残酷さと優しさが入り交じっているなぁっていつも感じる。
    三兄弟がこれ以上罪を重ねないように祈らずには入れなかった。

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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