- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062773522
作品紹介・あらすじ
平和なダウンタウンで起きた、ライフル狙撃による無差別殺人。容疑者は6時間後に特定された。証拠はこれ以上ないほどに揃っており、誰もが容疑者の有罪を確信していた。だが容疑者は黙し、たった一言だけを発した-「ジャック・リーチャーを呼んでくれ」。全米ベストセラー・シリーズ、待望の最新刊。
感想・レビュー・書評
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アメリカ・ペンシルバニア州の駐車場で狙撃中の照準を合わせる一人の男。無差別な発砲で5人が殺害されてしまいます。
警察はすぐに捜査に動き、ほどなくしてジェームズという男を逮捕しました。ところがジェームズは事件への関与を否定し続け、ジャック・リーチャーに連絡を取るようにと依頼します。さらに、ジェームズは移送中の車内で別の受刑者に暴力を振るわれてしまい、その結果意識不明の昏睡状態に陥ってしまいました。さて、ジェームズが口にしたジャック・リーチャーという人物のことを、事件を担当していたエマーソン刑事や検事のロダンを始め、誰ひとり知りません。そんな中、ある日、当のジャック・リーチャー自身が姿を現しました。そして暗殺者はジャックに対し、自分達の元に来るようにと告げますが・・・というストーリ。
本書はトム・クルーズ主演で映画化もされていているので、こっちの方で有名かと思います。
見どころは何といっても、主人公のジャックの捜査の原点と行動に至る過程が実に見事に描かれているところでしょうか。一つ一つの台詞もテンポよく、話を盛り上げるのに貢献しています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
レビューは下巻にて
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あらすじ
ダウンタウンでライフル狙撃による無差別殺人事件が発生する。容疑者はすぐに逮捕されるが、唯一の言葉は「ジャック・リーチャーを呼んでくれ」というものだった。ジャック・リーチャーとは、元米軍警察の放浪者で、容疑者とはかつて起きた米兵射殺事件で関わった過去がある。リーチャーは報道で事件を知り、自ら現場に向かうが、そこで彼を待っていたのは、容疑者の弁護士や地元警察、そして何者かに雇われた殺し屋たちだった。リーチャーは容疑者の無実を証明するために、事件の真相に迫ろうとするが、その裏には巨大な陰謀が隠されていた。
本書のテーマ
この本の主要なテーマは、「正義」と「真実」です。リーチャーは自分の信念に基づいて正義を貫こうとしますが、それが必ずしも法律や社会的な常識と一致するとは限りません。彼は時に暴力的で非合法的な手段も辞さず 敵対者や邪魔者を排除します。しかし、彼は自分の行動に責任を持ち、後悔や逡巡をしません。彼は真実を求め、隠された陰謀や悪徳を暴きますが、それが必ずしも幸せや平和につながるとは限りません。彼は自分の過去や人間関係にも深く関わる事件に直面しますが、それに動揺することなく冷静に対処します。この本は、リーチャーの正義感と真実探求の姿勢を通して、読者にも自分の価値観や信念を問いかける作品です。
どんな人におススメ?
この本は、ハードボイルドなアクションと複雑なミステリーが絶妙に絡み合ったサスペンス小説です。主人公のリーチャーは、冷静な頭脳と鍛え上げられた肉体を持ち、正義感と独自のコードに従って行動します。彼は常に移動し続ける放浪者であり、その場に合う洋服を購入し、カバンなどは持ちません。彼の生活感や思考プロセスが詳細に描かれており、読者は彼と一緒に事件を解決していく感覚を味わえます。また、登場人物や舞台設定もリアルで魅力的です。容疑者のジェームズ・バーは元スナイパーであり、彼とリーチャーの過去の因縁や現在の関係が物語の核となります。弁護士のヘレン・ロッドニーや地元警察のエマーソン署長なども重要な役割を果たします。また、インディアナ州の小さな町や中東の戦場なども臨場感あふれる描写で描かれています。
この本は、アクションやミステリーが好きな人や、タフでクールな主人公に憧れる人におススメです。本書はトム・クルーズ主演で映画化もされていているので、こっちの方で有名かと思います。原作とはイメージが異なるので、小説を読むといっそう楽しめると思います。 -
紙の本で。
映画は冒頭とバーの戦いしか記憶にない。 -
なにも考えたくないときは、この手の本がいいね!もう勝手にジェットコースター。
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アウトロー 上 (講談社文庫)
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あれっ?映画、こんな感じだっけ?
と言う印象があります。また、他のジャック・リーチャーシリーズは、どちらかと言うと、巻き込まれ事故のイメージが強いですが、この作品はむしろ、自分から渦中に入っていく感じです。
上巻で疑問点が提示されました。下巻で、解決ですね。 -
何故主人公ジャック・リーチャーが狙撃事件の容疑者の元に現れたのかとか、容疑者が無実かも知れない事に至る捜査過程などが、映画はサクッと進んでましたが(というか最初からあいつは犯人じゃないというスタンスだった。それにトムさん主役だしなあ…)、その辺りが丁寧に書かれていて面白かったよ。映画は映画で纏まってたとは思うけれど、原作を読んじゃうと、ね。
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トムクルーズ主演で映画化されたリー・チャイルドのジャック・リーチャーシリーズ。ぼくも映画化でリー・チャイルド作品を初めて手にとったんだけど日本ではまだ5作しか翻訳されてないようでこれから人気がでるんだろうね。楽しみです。
『キリング・フロアー <上>・<下>』講談社文庫、小林宏明訳、講談社、2000年
『反撃 <上>・<下>』講談社文庫、小林宏明訳、講談社、2003年
『警鐘 <上>・<下>』講談社文庫、小林宏明訳、講談社、2006年
『前夜 <上>・<下>』講談社文庫、小林宏明訳、講談社、2009年 -
アクション満載を想像していたので、丹念に捜査を進めていく構造なのは想定外。
主人公がチンピラと喧嘩する時に、自分が如何に強いか箇条書きにするのには思わず失笑。
ジャック・リーチャーシリーズは初めて。いつもこんな調子なのか? -
映画を見る前に原作を読んでおきたかったのですが、時間がなく鑑賞後に読み始めました。ストーリーの大筋は同じですが、やはり原作の方が記述が細かく、また説得力がある感じですね。それに、登場人物が多い! 被疑者の妹や軍隊時代の上官(兼元カノ)、ニュースキャスターなど、映画にはいなかった女性が何人か登場します。
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2013/02/04読了
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待ちに待ったジャック・リーチャー・シリーズ。トム・クルーズの主演で映画化されたことで中断されていたシリーズの推理翻訳が再開されたようだ。相変わらず直球でぐんぐん押してくるようなストーリー。
ダウンタウンで発生したライフルによる無差別殺人事件。容疑者はあっさり捕まるのだが、容疑者により元軍警察官のジャック・リーチャーが呼び寄せられる。容疑者が犯人なのか、一体、真相は…
ジャック・リーチャーの推理とハードボイルドな雰囲気、アクションがたまらん。
ジャック・リーチャーというと190センチを超えるガタイの良い大男で軍隊格闘技にも長けているのだが、果たしてトム・クルーズに主演が務まるのだろうか…
映画はシリーズ化されるらしい。そうなると、これまで翻訳されなかったジャック・リーチャー・シリーズが陽の目を見ることになるだろう。楽しみだ! -
(欲しい!/文庫)
2013/1/16 発売