- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062775724
作品紹介・あらすじ
恵信とともに越後に流された親鸞。そこで見た想像を越える、庶民の姿。衝撃を受けた彼は--。誰も見たことのない親鸞がここにいる。
感想・レビュー・書評
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親鸞は旅をする。恵信も一緒に付いて行ってくれる。優しい恵信。下巻は関東に。茨城県の笠間、稲田に移り住む。悩みながらも布教を続ける。またしても黒面法師が。彼はいつも親鸞の信心を問うてくる。激しく問うてくる。こんなの悩まずには居られないよね。頑張れ親鸞。次の舞台は京都へ。今の筑波山の周りも綺麗だけど、この頃もとても綺麗だったのだろう。写真が有れば見てみたい!
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はっきりした意思があるのかないのかよく分からないまま
結構なお歳を召してしまった超絶草食系おじさん親鸞が、
いよいよ、ついに、満を持して、
なにかしらしなきゃいけないかもしれない!と思い立つまでの話。
下巻は完結編までの繋ぎかなーという趣だけど、
オールスターズ的な展開もあって熱いです。
自分としては浄土真宗ってキリスト教に近いような気がしています。
念仏というのは純粋な祈りであるわけで。
ナムアミダブツって、アーメンと同じニュアンスじゃない?
最後の心のよりどころ。暗闇の中の一筋の光。
すべてに感謝するための所作。
なむなむ。 -
五木さんが語っていたが、罪と罰
を先駆けており、当然小説であるからして、盛ってはいるもののそして、何よりも宗祖と言うよりも一人の生身の人間としての親鸞に魅かれる。完結編が楽しみだ。 -
京都の東本願寺、西本願寺、知恩院、六角堂、青蓮院、ゆかりのある史跡を訪れて、法然、親鸞の跡を訪れてみたいと思いました。5巻、6巻と、京都へ向けて何が起こるのか楽しみでなりません。
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常陸(下巻)編。ここでも仲間が多く、念仏を聞いてくれる人が急増化していく。悟りを開くために血のにじむような努力をしているが、苦労を掛けていると分かっている妻と大げんかをするなど、人間臭さも多く持っている。夫婦共一つの土地に拘らない大らかな考えを持っている。
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エンディングがちょっと
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越後から関東に移動した親鸞一家。様々な苦難を乗り越えていく。親鸞の恵信への怒りが初めてだされた。ちょっとびっくり、人間親鸞がみえた瞬間は面白かった。
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唯円出てきた!それぞれの道を進み出す激動編下巻。寂しい、というか、ヒドイよ!ヒドイよ親鸞さま!