成功者の告白 (講談社+α文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062810531

感想・レビュー・書評

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  • 独立後5年の変遷を一般化して書いた本。参考にすべき情報が多い。

  • 今まであまり成功者の裏側の真実について書かれている本に出会った事はなかった。
    この本は、良い意味でも、悪い意味でも、成功者の表と裏が書かれているように感じた。
    ビジネスがうまくいくと、その分家庭でうまくいかない部分が出てくる。うまくいっていない時ほどパートナーは相手を応援し、家庭では団結が生まれる。
    しかし、ビジネスがうまくいくようになると、パートナーは置いていかれているような気分になる。そして我慢することも増え、衝突が増えるのだと思った。

    すべてそのようなことが起こるわけではないが、仕事と家庭の両立はとても難しいものだと感じた

  • ビジネスマンだけでなく、すべての人に通じる話。私自身にもグサグサささり、残りの人生についても考えさせられた。なかでもクレーマー心理は、その通りだと思う。学びになりました☕

  • 役割分担の意義、パレート的なスケープゴートの役割が分かる

  • 大きな夢を持ち、前向きに頑張れば必ず成功する
     →ただし途中に地雷あり
    成長が加速化すると家庭問題が頻発化する
    本書のテーマ
     →ビジネスと家庭とのバランスを取りながら、いかに会社をスムーズに成功させるか
    起業して成功する鍵は、タイミング
    情熱を傾けられるビジネスじゃないダメ
     →立ち上げ時は24時間365日考え続ける
    キャッシュは血液、お客様の声は呼吸

  • 小説仕立てで語られるビジネス本。副題に「5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語」とあるが、その通りだと思う。

    シンプルなストーリである分、本書で指摘されている内容は普遍性が高い。また、起業ノウハウとあるが、起業家のみならず、会社員として日々働く人にも得るものは大きいと思う。

    起業ノウハウに係るビジネス本であるものの、特に家庭との両立についての指摘は、なるほど、と思わされる。妻、子供、自分の両親との関係にまで言及している本書の視点は新鮮であった。

    短時間で多くのことを学べるコストパフォーマンスの高い本だと思う。

  • 1人のサラリーマンが出向を機に起業する話。
    アイディアが企業になるストーリーはとても面白かった。
    社長やそれに準ずるようなリーダー的なポジションの方なら遭遇した事があるようなエピソードが会社の成長タームと共に語られている。
    この本で最大のテーマは家庭を大事にという事。とかく仕事で成功することこそが男の本懐だと個人的にも思うが、妻側から見たらそれは幸せとは別次元の話となってしまう。仕事と家庭の両立はとても難しいが、だからこそ普遍的なテーマとなるのかな。自戒が進む一冊でした。

  • 会社員だったタクが、事業を立ち上げ、成功するまでの道のりが描かれている。物語形式で読みやすい。

    以下、印象に残ったこと。
    ・事業で成功した神崎さんの言葉。「成功したいならね、偶然に注意して。偶然を偶然と思わないで。」。すごくスピリチュアルっぽいけれど、真意を得ていると思えてしまう。

    ・満月の月に「今まで見守ってくれて、どうもありがとう。」そうタクが感謝すると、自宅に戻ると留守番電話のメッセージランプが点灯し、問い合わせの電話がはいっていた。これもスピリチュアルのようだが、納得してしまった。

    ・仕事が忙しいタクとそれに不満を持つ妻。すると、子供が病にかかってしまう。これも神崎さんは、家族の場を無意識に感じ取って、子供に影響が及ぶという。信じられないけれど、そういうこともあるのかもと思った。仕事が軌道に乗ったら仕事中毒になる前に、家庭とのバランスをとることが必要となるとのこと。

    ・職場をよりよくする方法。
    ①グッドアンドニューというボールを使った簡単なゲーム。6人ぐらいまでのチームを作る。ボールを持った人は24時間以内に起こった良いこと、もしくは新しいことを簡単に話す。話が終わったら周りの人は握手をする。そして次の人にボールを回す。この繰り返しだ。これを毎日やる。1人分ちょっと話すとして6人なら時間にして10分。これだけで社内が変わり始める。
    ②誕生日の輪。「あなたが生まれてきてくれて本当に嬉しい。なぜなら・・・」と相手に話す

    ・頭を下げてお願いセールスをするんじゃなく、殿様セールスをする。苦しければ苦しいほど歯を食いしばってでも苦しさを見せてはいけない。この「殿様セールス」に関する言及は、神田さんの別の著作にもあったなと思う。

    ・タクの事業が、倒産の危機にある。そのとき、タクは問題が大きければ大きいほど、呼吸が落ちついていく自分を見ていた。どんなにひどい状況が起ころうと、それは全て最善に向かって起こる必然だと感じていたのである。そして、「これからもっと最悪の状況になったとしてどん底と言える状況はどんな風だろう?」と社員に問いかける。これはすごく重要だと思った。
    我が家も子供がコロナにかかったかもしれないとなったとき、もっとどん底の状況はなんだろう?と考えた。入院すること、命に関わることがそれにあたる。それと比べれば、自宅待機はささやかなことだと思えたのだ。
    過去に起きた失敗も、「もっとどん底の状況は何だろう?」と考えればよかった。そう考えれば、こんなひどいことにはならなかったのにと思う。

    ・「明日の朝、目が覚めたら奇跡が起こっていて、理想的な状況になっていたとすると、それはどんな状況だろう?」
    「理想的な状況が10点満点の10点とすると、現在の状況は何点位?3点を5点にするためにはどうすればいい?5点を7点にもっていくためには?」
    「じゃぁはじめの1歩はなんだろう?」
    最悪の状況に陥ったとき、こうやって段階を踏めばよいのだと思った。

    ・「娘を死なせる事はなかった。」最後に神崎さんは、胸の痛みを吐き出すように言う。家族のバランスを壊してしまうと、こんな悲しい最後もあると教えてくれた。

  • 大好きな1冊。
    起業家が経験する苦しいことやしんどいこと、よく経験することがわかりやすくまとまっている。面白い!

  • 成功した起業家の多くがたどった地雷を、ストーリー調で、わかりやすく伝える本。昔読んだ時は、うちの経営者もほとんどこの地雷踏んでるなぁ…みたいな他人事な読み方してたけど、今は自分も少なからず思われてたりするのだろうから、気をつけないといけない。

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著者プロフィール

経営・マーケティングコンサルタント、作家/アルマ・クリエイション株式会社代表取締役/NPO法人学修デザイナー協会・理事
上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士(MA)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)取得。大学3年次に外交官試験合格、4年次より外務省経済局に勤務。その後、米国家電メーカー日本代表を経て経営コンサルタントとして独立。多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌では「日本のトップマーケター」に選出。2012年、大手ネット書店の年間ビジネス書売上ランキング第1位。18年、マーケティング分野で歴史的権威があるDMA国際ECHO賞の国際審査員に抜擢。2019年・2020年、「社長の成績表」(古田土会計主催)にて、2,400社超中、2年連続No.1に。ビジネス分野のみならず、教育界でも精力的な活動を行っている。

「2022年 『未来実現マーケティング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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