- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062820899
感想・レビュー・書評
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専門的な商品でユーザーの数が絞られてくる世界では想起できる数は3が埋没の限界
新たにトップになれる可能性のある新天地を目指す詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
百年コンサルティング代表取締役の鈴木貴博氏の著書です。
著者は、BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)出身の方のようです。
現在の市場では、商品だけでなく企業自体も余剰の時代を迎えています。
そんな環境下では、商品も企業も簡単に埋没してしまいます。
埋没の危機を脱し生き残るためには、「がつん」とインパクトのある戦略が必要となります。
本書では、以下の5つの原則を説明しています。
1.話題の原則
2.居場所の原則
3.スケール効果の原則
4.還元率の原則
5.組織の原則
以下の内容は図表も工夫されていて、わかりやすく面白かったです。特に見せ方が上手いですね。
さすがコンサルタントといった感じです。
・話題の原則で説明されているポジティブな話題を生み出す5つの条件
・書籍を例にしたロングテールカーブの説明
・マイレージサービスを例にした還元率の説明
この本には、何社か企業が登場しますが、
この本が刊行されてから7年ほどの間にそれらの企業の中には、大きく路線変更を強いられている企業もあります。
時代の変化の速度の速さを改めて感じました。 -
著者の本職は経営コンサルタントだけあって分析の切り口はお見事と言うほかない。
が、タイトルの『がつん力!』はあまりにもダサすぎる。
言わんとすることをそのまま単語にしただけ。
さらに後半に進むにつれ、その『がつん力!』の要素が少なくなったのは気になった。 -
[ 内容 ]
何を出しても売れない大埋没時代をがつん!と突破する戦略=「がつん!力」。
これが大ブレークスルーへの最終兵器だ。
[ 目次 ]
序章 大埋没時代がやってきた
第1章 沢尻エリカと亀田大毅と朝青龍、一番強いのは誰?―テレビとネットで火をつける「話題の原則」
第2章 一尾200円の魚が二尾150円になる理由―ロングテールで埋没を防ぐ「居場所の原則」
第3章 トヨタとグーグルを倒す者の条件―トップに勝つ「規模の効果の原則」
第4章 マイレージとポイント制度はなぜ儲かるのか―顧客をがっちり囲い込む「還元率の原則」
第5章 リクルートがビル・ゲイツ級のビジネスを生んだ秘密―会社と商品をクリエイティブにする「組織の原則」
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
どんな商品を出しても売れずに埋もれていく大埋没時代を
がつん!と突破する戦略=「がつん!力」。
がつん力は次の5つで構成される。
1 テレビとネットで火をつける「話題の原則」
2 ロングテールで埋没を防ぐ「居場所の原則」
3 トップ企業を倒す「規模(スケール)の効果の原則」
4 顧客をがっちり囲い込む「還元率の原則」
5 会社と商品をクリエイティブにする「組織の原則」
人間のアテンションは限りある有限資源。14
「コストリーダー」「差別化」「集中」のうち後ろの2つをチャレンジャー企業は採用するのがセオリーだがみんながこれをやりはじめたけっか、爆発的に差別化された商品が増えて大埋没時代がうまれ、差別化すればするほど埋没するというパラドックス。19
これからは単なる差別化ではなく、とことん差別化するがつん力が必要だ。
AISASからASK(口コミ)Aへ64
ベストセラーとロングテールは45度線を境に線対称になる。ベストセラー側はそれを当てた人が一人勝ちする世界だが、ロングテール側は数冊づつを何百万タイトルも売れる販売業者だけが生き残る構図になる(84
生き残るか死の滑り台をすべっていくか?境目は本ならば本屋の店頭に並ぶかとか。
クリエイティブクラスの3つのT(タレント、テクノロジー、Tolerance--寛容性)。組織内のがつんな人を寛容する力。
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09/03/26
データをもとに、マーケティングの分析の
やり方を書いてあり分かりやすい。
・日本企業には寛容性が足りない。
・成果主義においては計画を低めにすることが大事。
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なかなか微妙。
会社所有。コミュニケーションまわりのところの分析は、門外漢らしくテキトー。ただ、企業を経済環境から捉える視点、そこからマーケティングはどう変わっていくべきかの洞察は、経営コンサルらしくお見事。ロングテールとか興味のある方に。 -
09年1月読了 競争過多の時代、どうやったら飛び抜けられるかを面白く解説