- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062880275
感想・レビュー・書評
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地アタマを鍛える知的勉強法 齋藤 孝
http://yamatoiebakawa.blogspot.com/2011/05/10-01.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
勉強法(技術)というよりも勉強論(勉強の意義など)について記述した本。モチベーションを刺激してくれるような内容を期待して読むと期待を裏切られる。
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地アタマとはしなやかな思考力。
斎藤 孝氏は明大文学部教授。
これまでに実践してきた勉強法を
さまざまに紹介する。
後半は受験生向きだが
いくつかは一般人にも役に立つ。
●生きていくための3つの力
①まねる力
②段取り力
③コメント力(質問力を含む)
●「いま、何を考えてるの?」を常に自問自答
●シンプルであれ! 美しくあれ!
●フォームから入れ!
●頭を野獣化する
●古典は応用できる共通言語
●2週間ナリキリ漬け
●レファレンス勉強法
●本質的な問いを立てる
●文章の図化
●3カ月分を3日で実行 -
中小企業診断士受験の勉強をしてますが、2次対策の学習をする上で非常にうなずける内容が多かったです。
今、受験予備校で教わっていることとリンクし、方向性は間違ってないな!という安心感も、読み終わったときにありました。
地頭を鍛えることでしなやかな思考力が生まれて「知的で明るく楽観的」でいられるんだろうなぁ。目指すポジションはココですね。
そのためにはトレーニングが必要。精進しないと!? -
目次勉強法
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斉藤孝的ライフハック。
第4章の「実力がワンランクアップするヒント集」はコンパクトにまとめられていて良かったが、構成的にこの章を第1章に持ってきて「逆引き」として利用したほうが、紹介されている勉強法に沿っている気がした。 -
一番印象に残ったのは「目先の試験のためだけに勉強し、その内容は全く覚えていないような勉強はするな」ということ。小さな利益が目標ではなく、自分自身を磨いて品性を高めるような学びが大切。たしかに資格ばっかりとったところでそれを生かせないと意味ないよね。
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知ったかぶりでもムチャぶりでもいいから、無理やり学んだことを引用しろ、というところが印象に残った。
得た知識を積極的に使う。
本を読むとき、ぜひそれを意識したい。 -
斉藤孝さんの本はこれで2冊目。
結論、細谷功氏の本(地頭力を鍛える)とこの本でいう地アタマはかなり違うなと、また受験や資格の勉強などを学習者向けの本だなと読んで思いました。
この本の中では、地アタマを定義せずに「いかに知的に勉強をするのか?」というのにフォーカスされていたと思います。
全体として、「勉強法」の話です。
特に筆者自身が勉強(教授として常に学び・人に教えるという立場での)をする中で自分に合ったオリジナルな方法を生み出し、それを紹介した本でした。
印象的だったのが3点、
古典(ニーチェ/孔子など過去の偉人)の著者の生き方から影響を受けているなという点、
学者(南方熊楠/白川静/アインシュタインなど)の考え方の影響という点、
著者自身の勉強体験(苦労しおそらく試行錯誤した)の結果からこの本は構成されているなというのが印象に残りました。
今回の学び
・羽生善治曰く「私はなるべく盤上を美しくしようとデザインしているのです。」
・感情を理解することは非常に大切です。他人を愛するもとが理解力ではないか。
・古典は共通性が高く、日本の古典さえ押おさえておけば国際的に非常に高い通貨を持つことになります。
・南方熊楠の話:知ることが何よりの快楽であり、何があっても根本のモチベーションは揺るがず、研究が先細りになることはなかったのです。
視点を変えると、古典や偉人を知るきっかけになる本だなと思えました。 -
「しばらく本を読むのを辞めてみる」
と決意したときに最後に読んだ本。
本を読むのはしばらくお預け。
仕事に役立つ資格取得などの勉強に時間を使うと結果が出てくるのだろう。