- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062940047
感想・レビュー・書評
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2018.26読了 10冊目
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ミステリーとしてどうなのかはわかりませんが、私はポップなミステリーは受け付けるが、がっつりとしたものは受け付けない人なので、この作品はあまり好きにはなれません。
もっとかわいいものだとばかり思って手にしたので、ちょっと残念。
終わり方も中途半端というか、欲しいものがもらえなくておあずけ食らいました。 -
両親を殺人事件で亡くし孤児となった天野直人・七海兄妹
七海が『保有者』であることから御子柴家の元で『機関』より先に謎を解く任務に…
現実離れした設定に見えるけど幸村さんがかわいらしく好ましく
脚注も読むのが楽しい -
本格推理っぽい密室を逆手に取ったようなクイズっぽさ。
普通だったら一つの密室で一冊終わりそうなのに、そうはならずに別の展開になって行く。設定が新鮮で面白かったです。 -
この物語はミステリーであると同時に、直人・七海二人が生きていくうえでの存在意義を問う物語でもある。
惨殺された両親。遺された兄妹。
児童養護施設に入れられ、しゃべることも出来ず、思いを伝える術を持たない妹。
その妹を守るのは自分の役目。
そう想い続けてきた直人にとって、自覚のない自身の深層心理を言い当てられ、晒されるのは辛いことだったに違いない。
だが、妹・七海の思いを知り、彼女の強い意志を確認した以上、その思いを受け入れることしか直人には出来ない。
直人の性格が多少うざったく、立ち回りの不味さに苛つく場面もある。
だが、設定年齢を考えればそれも不自然ではない。
本格推理が苦手な人にも楽しめる、気軽なミステリーだと思う。 -
本格のトリックや名探偵を確固たる存在として、ミステリとしての面白さを保証している感じは考えたなあって感じです。
あと、兄妹萌が似鳥さん好きだなあって感じですね。
あと、やっぱりこのレーベルだから戦闘はあるなあ。
青崎さんとはまた違うアプローチで本格ミステリの中で出来ることをしていますね。 -
名探偵の遺伝子を持つ者はビジネス分野においても課題解決のための天才的能力を発揮するため、世界各国の経済界が血眼になって確保を争う、というアメリカ映画やアニメのような舞台設定。
天才を確保するためには殺人を含め犯罪を厭わないため、下手をすれはバイオレンスな作品になりかねないところを、似鳥氏特有のほのぼのタッチのおかげで何故か緩い雰囲気が漂っている。
賛否両論ありそうですが、息抜きに読むにはいいと思います。 -
私財、人脈、プライベートをかけて日夜ひっそり世の中のために戦うお金持ち!素晴らしいです!多少性格に難があってもどってことありません!
経費でゴルフはもちろん、ご家族の誕生会やらお孫ちゃんの雛人形やらを賄ってるような社長サンは見習えば良いと思います。 -
名探偵の遺伝子を持つ者が争奪される世界で、兄妹を取り巻く事件たち。あえて密室を作ろうとしているのが、本当にクイズみたい。
2016/8/5