- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062940344
感想・レビュー・書評
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midiumを読んで相沢沙呼さんの読もうと思ったが、すごく良かった!
主人公の千谷は、卑屈でどうしようもないけど、小余綾が根気強く、引っ張っていいコンビだと思う。
小説愛に溢れてる。
同時に小説家の苦しさもわかる。
成瀬ちゃんが、友達に勇気を出して小説が好きなことを打ち明けるところに感動した。
あと、妹さんの思い。
恋愛としてどうなるか結末も知りたかったが想像に任すところも。
第2弾は、連作になるし、ないかな。
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「なにかを持っている誰かが、常に羨ましい。その人の周りには、自然と人が集まる。人気のゲームや漫画、あるいは大きな声で快活におしゃべりする方法とか、他人の顔色を窺わなくても人と会話ができる術だとか、道具なんて持ち合わせなくても絶対的に人を惹きつけてしまう器量の良さだとか。人の輪を自分の周りに作るための術を持っている人たちが、羨ましくてたまらなかった。」
ずっと主人公がグズグズしててくどいなと思ったけど、共感できる想いもあった。
他人のことが羨ましく思うのわかる。でも嫉妬というより憧れ。そういう憧れる部分がある人と仲良くなりたい。
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21/01/09読了
熱量のかたまりだった -
白と白
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本屋大賞候補となった『medium』が面白かったので、相沢さんの他の作品も読んでみたいと思い、評価の高かったこの作品を手に取りました。
小説が好きな人には是非手に取って欲しい本です。
私たちは小説を読む側ですが、書く側の気持ち、小説を書く大変さ、辛さ、そして面白さがよく分かります。
これまで読書をしていて、この本は面白いかそうでないかでその本を評価してしまっていたけど、この本を読んで、作者が本に込めた願いや想いについても考えてみようと思いました。
また、作家さんは、主人公たちのような苦しみや葛藤を味わいながら執筆しているのだろうか、そうならば沢山の作家さんに小説の神様が微笑んで欲しい、そして、私も作家さんの想いや願いを汲み取れる読者になりたい、と心から思いました。 -
最近本屋大賞候補になった「medium」を読んだところだが、本作も映画化されると知って読んでみたが、どちらもやはりライトノベルレベルだった。アニメ化なら分かるけどわざわざ実写化する程の作品かと疑問を感じた。最近は邦画界は安易に漫画やラノベを映画化して駄作を連発し過ぎだ。
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私は普段小説を読まない人間なので、少しずつ読み進めていきましたが、簡単な言い回しが多かったので読みやすかったし、私が知らない小説家の一面が知れた気がしたので良かったです。
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美しい文章を綴る売れない小説家が主人公って事で、この本の文章はどうなんだろうって、小説の文章について評価してみたのは初めてだったが、読めない漢字が多い気がするって事以外は、評論家でも小説家でも無い自分にはわからなかった。
ネットで酷評される小説家の話なので酷評はしないがコミック版の方が良さそうだ。 -
よかった。青春な感じ。この人の文章が上手いのか、最後の方は繰り返しでクドイが、それが心地よい。キャラも良い。「氷菓」が思い浮かんだ。サンドリヨンとメディウム読んだあとでよかったかも。