- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062940467
感想・レビュー・書評
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ほっこり系の話と思ってたので、中盤の重さで挫折しかけました。面白くなってきたところで終わっちゃって、またまだ序章だったのね、って印象。
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神が主役の物語では無いせいか、どうにも話の展開が鈍重な印象。
個々のキャラも話全体も、読み終えると良かったなと思うのに、どうにも中間あたりで重さが気になる。
ほたる食堂がサブというより裏方になっているので、もうちょっと前面に出てくる内容だったら良かったなと思います。 -
大沼さん、食堂とくれば、よくある癒し系駆け込み寺的な食堂の物語だと思いきや、結構人の悪意や偏見が登場するヘビーな内容でした。
それでも徐々に温かさが増していき、予想以上に清々しい結末に辿り着いたので良かったです。
この作品に屋台という小道具が必要だったのかは些か疑問ですが。 -
教育実習で地元に帰ってきた男の子が、猫が入った缶が放置される「猫缶」事件を調査するお話
ただ、焦点は事件そのものではなく、なぜそこまで気にかけるのか?犯人を止めようとするのか?の謎が思わせぶりに小出しにされる
主人公の亘くんの幼少期のレンガ事件もそうだけど、子供は善悪の判断や行動の予測ができないので無邪気に恐ろしいことをする
それが事件解決のヒントになってる構造は感心した
よかった、虐待されている子はいなかったんだねって感じかな?
そしてクロエにも救いがあったのがいいね
ところで、人が作った料理を食べると記憶が見えるって設定どうしても必要か?
主人公の内面を刺すためには必要だったかもしれないけど、どうしてもこの手のファンタジー設定の話って受け入れられないんだよなぁ -
図書館の推薦書コーナーにあった本。
子供は秘密を話すと無料でおいしい料理が食べられる屋台のお話らしい。
きっと、屋台でのほのぼのストーリのオムニバスかと思って読んだら、そんなことは全然なかった。
内容は一冊通しての現代人情ものになるのだろうけど、食事をすることやその情景がストーリーと大して関係ない。
途中、結構暗い気分になる話も挟むから、ほのぼののつもりで読むとその落差に余計に沈む。
そしてエピローグ的な話でそれまでの話ではそんな雰囲気も全くなかったのに、おっさん?と男子高校生が運命の相手とかいいだす(恋愛ではないとは書いているけど)。話の続きがあるのなら、それに向けたフックかのかもしれないけれど、この一冊でもう十分と思っていた自分には蛇足。
読了後にあらすじ読みなおしても、これから本の内容は予想つかないし、いい裏切られ方ではないよなあと思わされた一冊。 -
なんか少し不思議な話し。その少しさが中途半端な感じで今一つ。 2018.11.13
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岐阜を舞台にほのかな方言で彩られた、記憶喪失の店主が営む子供は無料な屋台と、教育実習で地元に帰って来た亘、同じ実習生として再会した天才で変人の結衣、実習先高校の生徒で炊飯器を持ち歩きお握り占いをする美少年が出会う、生きた子猫缶放置事件。要カウンセリングの中一女子や障害を思わせる結衣等落ち着いた筆致。
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そこで終わる?!っていう終わり方でびっくりした
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ほたる食堂が舞台の中心になるものと思っていたので期待していた感じとは少し違いました。
でもほんのりあったかい雰囲気は良いものですね。