路地裏のほたる食堂 (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 654
感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940467

感想・レビュー・書評

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  • 図書館の推薦書コーナーにあった本。
    子供は秘密を話すと無料でおいしい料理が食べられる屋台のお話らしい。
    きっと、屋台でのほのぼのストーリのオムニバスかと思って読んだら、そんなことは全然なかった。

    内容は一冊通しての現代人情ものになるのだろうけど、食事をすることやその情景がストーリーと大して関係ない。
    途中、結構暗い気分になる話も挟むから、ほのぼののつもりで読むとその落差に余計に沈む。

    そしてエピローグ的な話でそれまでの話ではそんな雰囲気も全くなかったのに、おっさん?と男子高校生が運命の相手とかいいだす(恋愛ではないとは書いているけど)。話の続きがあるのなら、それに向けたフックかのかもしれないけれど、この一冊でもう十分と思っていた自分には蛇足。

    読了後にあらすじ読みなおしても、これから本の内容は予想つかないし、いい裏切られ方ではないよなあと思わされた一冊。

  • なんか少し不思議な話し。その少しさが中途半端な感じで今一つ。 2018.11.13

  • 岐阜を舞台にほのかな方言で彩られた、記憶喪失の店主が営む子供は無料な屋台と、教育実習で地元に帰って来た亘、同じ実習生として再会した天才で変人の結衣、実習先高校の生徒で炊飯器を持ち歩きお握り占いをする美少年が出会う、生きた子猫缶放置事件。要カウンセリングの中一女子や障害を思わせる結衣等落ち着いた筆致。

  • そこで終わる?!っていう終わり方でびっくりした

  • ほたる食堂が舞台の中心になるものと思っていたので期待していた感じとは少し違いました。
    でもほんのりあったかい雰囲気は良いものですね。

  • 夕暮れの田舎町、越してきて半月の少年は道に迷っていた。いい匂いに誘われた先の屋台から飛び出してきた子供たちが口にした「子供はタダ」という言葉に暖簾をくぐると強面の店主は「確かに金のない子供から代金は取らない」その代わりー

    ◆岐阜の母校に教育実習にきた久住亘が再会した室中結衣が関わった「猫缶事件」とクロエの記憶、揺さぶりをかける美少年鈴井遥太、屋台店主の神宗吾、曰く有りげな過去があちこちにあって、今回の件が解決しても「書いてる最中から絶対続きあること決定やろー!」って思うけどいい着地点で満足♪

    「俺が作れるものを、気分次第で作る屋さん」ていいな、まぁ、私も店は開かなくても毎日ご飯がそれだけど(笑)「人生五センチで変わる」も名言だと思う

  • 途中挫折

  • 今読み中の本。裏切られ感満載なんだけども。最後にきてどうなったとしても取り返しつかないな、私は。....てことをつぶやいたんだけど。裏切り感は残念ながら大当りでwでもまあ、話はそれなりに興味そそるかも。かなりしんどそうだけど。

  • 「真夜パン」ロスで読んでみた。
    面白くないわけじゃないけれど、今一つ入り込めず。

    登場人物も設定もそれなりに魅力あると思うんだけどなぁ。

    これほど読むのに時間かかるとは。。

  • 「あんたの秘密。聞かせてくれたら、金はいらない」
    お腹を空かせた高校生が甘酸っぱい匂いに誘われて暖簾をくぐったのは、屋台の料理店「ほたる食堂」。風の吹くまま気の向くまま、居場所を持たずに営業するこの店では、子供は原則無料。ただし条件がひとつ。それは誰も知らないあなたの秘密を教えること……。
    彼が語り始めた“秘密”とは? 闇夜にまぎれるように佇む路地裏の食堂を舞台に、足りない何かを満たしてくれる優しい物語。

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著者プロフィール

1975年、岐阜県生まれ。2005年に「ゆくとし くるとし」で第9回坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、小説家としてデビュー。『真夜中のパン屋さん』で注目を集める。

「2019年 『路地裏のほたる食堂 3つの嘘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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