- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063806311
感想・レビュー・書評
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過去編がいよいよ佳境に。ぐっと力をかけてさっと抜く、この緩急がとても心地よい。全体としては軽妙ながら、ここぞというところでぞくっとくるような描写を挟んでくる。それからやっぱりますます磨きがかかる色気と艶っぽさ。ちょっと古いような感じもするあの線がいいんだな。
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師匠の死と、助六を追いかけ、西の方まで追いかけていく菊比古。そこで、みよ吉とのあいだにできた子、小夏が落語に惹かれていく様を見、また助六に柔剛とりまぜて説得し、あんた東京に戻って、八雲ついで落語再開しな、と。次巻、過去編、完結との由。師匠の、息子であることを盾に、実力では遥かに優ると自他ともに認める兄弟子から、八雲の大名跡を奪い、あとからその重みに耐えかねると思った時には後の祭りだったと、苦衷を明かされたときも、好きなところもたくさんあるけど、そういったところは絶対に似ないと決めた、と面と向かっていい、けどあなたのところに弟子に来てよかった、と言うシーンがぐっと心に残る。
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読了日20130615
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菊さんと助六のお話の続き。
一気に読ませますよね。テンポがいいのかな。言葉のテンポが。
江戸弁というんですかね。
ぽんぽんと弾ける感じが心地いいです。
さて、まずはカバーをめくると菊さんの麗しいお姿が拝見できました。
何で、この人こんなに花が似合うの…少年でもないのに…
こんなに何をやらせても艶のある人ってなかなかいませんよ。
師匠と弟子ってのは、本来はこういう関係なんですかね。
本当の親子よりも親子らしい。でも、親子じゃない。
兄弟弟子もそう。
親友と言うには何か違う。
こういう微妙な関係性がいいですよね。
しかっし、菊さん艶っぽいわ…
ちびの小夏は小汚くて小生意気だけど、愛嬌のある子供ですよね。
この頃はこんなに仲良かったんだ…菊さん、ホント可愛がってる…
どこで道が違ったのか。
それはおそらく次のお話なんだろうけども。
菊さんがこれほどまでに自分の心情を吐露したの初めてじゃないだろうかというくらいに…それがまた素敵でしたけども。
ここまで相手の芸に惚れこむってのはすごいですね。
菊さんは生き方がかっこいいです。そして艶っぽいです。
「野ざらし」やって小夏を怖がらせたり、二人で演って大笑いさせたり。
二人とも本当に落語が好きなはずなのに、好きだけじゃなどうしようもないことがあって。
次にどんな展開が待ち受けているのか…小夏が菊さんを恨むようになったのは何故かのか。全てが解き明かされるんでしょうか?
正座で待機ですね。わかります。 -
師匠編。小夏が生まれてから、助六に会いに行くまで。今後話がどう転がっていくのかが見物。師匠編もクライマックス。気になる展開に目が離せない……!
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1巻発売時、根津・千駄木の書店で平積み大プッシュ、つい手に取ったこの漫画も、ついに4巻。「八雲と助六」編の山場。ひき込まれました。絵で表現できることがここまであるなんて。
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面白かった。続きが気になるところで終わってる。
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次巻が待ち遠しい~!
毎度菊さんの色気に打ちのめされている(笑)
「因果応報」、因縁というのはこうも面白い。
与太郎忘れそう(笑) -
最近オトコふたりのいわゆる‘バディもの’が流行っているふしがあるが、この八雲と助六のような、縁というか因縁に近い仲もまた見ていて辛くもあり、面白い。
芸に取り憑かれて究極の孤独を貫いていくのは、ちょっと羨ましくもある。 -
とにかく艶っぽい。「死神」のシーンに息をのむ。漫画でここまで描けるなんて…!