げんしけん 二代目の四(13) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1048
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063878561

感想・レビュー・書評

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  • 波戸の斑目に対する好意が、独占欲の色すら帯びるほど強くなってきた。その描写が実に人間くさく親近感が沸き、ますますこのキャラが好きになった巻であった。
    人間としての不完全さ、不器用さ、だからこその人間らしさ。それらを排除せずむしろ真っ向から描いて見せる作品である。

    以下雑文

    シーンを具体的に挙げれてみると、、、
    「斑目が咲を好きなこと」は自分だけが知っている秘密だと思い込んでいたのに、げんしけんメンバーほとんどの共通認識だと気付くと、自分でも理由は分からないままにムッとしてしまう。
    斑目に対する好意が、独占欲にまで高まっていることに波戸自身困惑する。この感情は”ただの後輩”にすぎないはずの波戸にとって、いわばお門違いの嫉妬心であるからだ。こんな気持ちを抱くなんて筋違いだ、おかしいという気持ちと、実際に嫉妬を感じてしまった心の錯綜が感じられる。もちろん、すでに波戸にとって斑目は”ただの先輩”ではなくなっているのであるが、感情を上手く整理することができない。
    そのような嫉妬心、独占欲は他人、表に出さない。しかし、みんなこころにもっている。それはリアルの世界でも同じだ。みな完璧ではなく、不完全さを孕んでいる。不完全さをもっているからこそ人間らしい。そのようなキャラクターに自分自身を重ね合わせ、親近感を抱く、そして自分の不完全さが慰められたように感じる。その感覚が味わえるシーンであった。

  • 2012/12/21購入
    2012/12/22読了

  • 本体表紙:余談的挿画。

  • 腐方向がなぁ…。サキ姉さんの反応が意外。これは…

  •  それでもBLをやめられないんだから本当に好きなんだなぁ。ヘタレよここが踏ん張りどころだ!

  • 波戸ちゃんの過去がちょっと辛かったけれど今は理解者に囲まれて楽しそうだからこのままの波戸ちゃんでいて欲しい。
    斑目先輩にモテキ!?が来ているけれど、この恋話展開では、やっぱり斑目先輩中心になるのかな?

  • さあ、斑目さんに転機が、というところで閉じられるこの巻。雑誌連載ではもっと先まで話が進んでいるけれど。本人だけ知らず、まわりが全員事情通という状況の痛さは、斑目さんならずとも苦しいところ。けれど、それを知って、あたたかく見守ったり、背中をおしてくれたりもあったりで、目がはなせない。

  • 昔を思い出すので大好きなんだよな。こんな感じだったよ。

  • 斑目モテキきたーー

    最後、2人きりの部室でどうするんだろうねぇ。斑目単体じゃ言わないだろうから、春日部さんがいいように誘導するんだろうかなぁ。
    avのこといじったぐらいだし、どうにかしてあげたいってのもあるんだろうし。

    それにしても、スーがかわいいね。
    やっぱり最初にちょっとおもってたけど、斑目のこと好きなのかなぁ。
    キスのこともあるし、79話の160ページの斑目が部室棟に入ってくところの表情が恋する感じだったし。

  • 斑目モテキキター。やべえ、今ラブコメマンガでこれが一番面白いw。連載追っかけようか迷うわ。

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著者プロフィール

1994年アフタヌーン四季賞にて、『点の領域』で四季賞を受賞してデビュー。1997年から『四年生』(全1巻)『五年生』(全5巻)を連載。2002年から2006年にかけて『げんしけん』(全9巻)を描き上げた。2006年からは『くじびき・アンバランス』(全2巻)の原作を担当(画・小梅けいと)。

「2017年 『新装版 げんしけん(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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