- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065109304
作品紹介・あらすじ
ココは、自分が石にしてしまった母のために、魔法の練習と勉強に励む。だが、「本来魔法使いには、なれるはずがなかった」という重圧を、日に日に感じるようになる。一方、師匠のキーフリーは「つばあり帽」に異常な執着を見せ始める……。月刊コミック誌「モーニング・ツー」掲載の本編に加え、週刊「モーニング」に掲載された出張版も収録!!
感想・レビュー・書評
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キーフリーは一体何をしたのだろう。いつも優しくて穏やかでニコニコしているのに、誰にも立ち入らせないとても深い闇を抱えているこの感じがあまりにも不穏すぎて不安になる。
ココとアガットが漸く打ち解けてきたあたりから、私のイライラも落ち着いた。一生懸命に勉強してみんなに着いていこうとするココに近寄る怪しい影。何が目的なのだろう。 -
リチェが初めて自分を出したのでは!
「子供のこと〜人間扱いしない大人…きらい…」(p7)と、これまで無表情な不思議ちゃんだった彼女もきちんと意思を表明。
’目の前の怪我人を治せない’魔法の意義とはなにか。
ココの存在そのものが世界のイレギュラーとも言える扱いに。
ノルノアさんの眼鏡おしゃれ!
キーフリーが明らかに不審な行動を…ノルノアさんの記憶を消してまで得たかった魔墨。
結局、解体には失敗。
疲労・心労と悪夢で体調を崩すココ。
「出来ないことを出来るようにするために助けてくれるのが魔法」(p152)という言葉はこの作品の根底に流れる重要なマインド。だけど魔法の原則とは相容れない面も否めない。
タータのエピソードは印象深い。
執拗に迫ってくるつばあり帽。
物語全体がだいぶ鬱屈してストレスを受けている様な…つられて滅入ってしまうので、そろそろ思いっきり伸びをしてもいいタイミングだと思う。
第二の試験も近そうだ。
1刷
2021.6.15 -
これまでの方が躍動感はあったけど、今回はかなり好き話だった。打ち解け、少しずつ成長していくキャラクターたちは、見ていて楽しい。今回は特にタータくんに焦点があたっていて、そのエピソードの完成度が高いのが評価に繋がったんだと思う。
あいも変わらずテンポ感抜群。
あとフデムシかわいい。 -
相変わらず、可愛くて綺麗な絵に物語や世界観の設定がしっかりされている。 キーフリーの過去も気になる。
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未熟ながら、魔法使いの世界の中でココは何かしらキーを握っているよのか。キーフリーにも秘密があるようだ。
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リチェ、クールで大人な感じかと思ってたけど、マイペースな天才肌というか、芸術家タイプかな?
「やりたくないことやらなきゃいけないのが一人前の大人なら、リチェは今のままでいい」
そう言って生きていける天才か、嫌々自分を変えなければならない凡人か。
リチェはどっちでしょう。