作品紹介・あらすじ
誰もが読んで納得した「男と女」の不思議。脳の違いを知れば、男と女はもっとわかり合える。
感想・レビュー・書評
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男脳か女脳か、簡単にテストできる30の質問がのっている。妹とやってみた。結果、160点。あと一歩で男脳だった。なにがかわからないけど、とりあえずセーフ。笑
読んでよかった。同じ人間とわいえ、全く違うものなのだと分かったら、少し楽になったような気がした。
男性と女性、、こうも違うのかぁ…不思議。笑
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男女の違いの理解には、この本を読めば全てわかるんじゃないかぐらい情報量が多く、ジョークも交えられていて面白く読めた。
女性と接する時は、男性と感じ方が違うことに留意していきたい。
女性にはコミュニケーションで勝てないと言うのも本書を読んでよく分かった。
男性が恥ずかしくなるぐらい、女性にはロマンチストに接した方が良いというのは朗報だった。反省し、活かしたいと思う。
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なるほどと思う部分もあった。個人的には女なのに男脳?に当てはまり切なくなった。
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20年以上前の本なので、だいぶ情報が古い
現代には向かない考え方だと思う
男女の違いを極論で笑うネタのような本でした。
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とても面白かった。
アメリカンジョークに何回も笑った
この本では、男と女どっちが優位だとか性差別の話ではなく、科学的に男と女では脳のメカニズムが違うということがわかった。
「男女平等は道徳的問題だけど、同質かどうかは科学的問題なのである。」
男女は社会が決まりきった役割を押し付けているのではなく、脳から違う。脳の配線が違うために、世界の認識、価値観、優先順位も同じではなくなる。
"もともと男女はそれぞれの役割を果たし、お互いに価値を認め合うことで自尊心を満たしてきた。しかし生命の維持が差し迫った問題でなくなり男女の役割がわからなくなり、愛や情熱の対象として、また自分が満たされるための相手としてパートナーを見るようになった。新しい時代に精神的に満ち足りた生活を送るためには、まずこの根本的な違いを知っていくことが必要だと思った。
そもそもの男女の役割とは、
男が狩りをし、女が家を守り子を育てていた時代からの影響を受け継いでいる。
女性は昔、子どもを育て、家を守る立場上他人のちょっとした変化に気づく必要があったため、「レーダ探知機」になった。休息中も脳の9割が活動しており、何かしらの情報を取り入れ分析しているため2つ以上のことを一気にできる。また、男よりも視野が広く、色を細かく描写したり表情豊かでコミュニケーション能力が高く、嘘を見抜く力もある。
男は、狩りをしてくるのが役目だったため、対人コミュニケーション能力が低い。休息中の脳は7割が停止。我が子でも小さい人が家にいるというぐらいの認識しかしないらしい。笑しかし「空間能力」に優れているため、地図もすぐ読めるし車の運転も上手いし数学に強い。だからパイロットやエンジニアの9割が男なのである。
このような大昔からの特徴が現代にも影響されている。
例えば、言語能力は圧倒的に女の方が高い。女は1日平均8千語話すのに対し男は4千語である。夜、夫婦の会話で妻がずっと喋っているのは一日に消費する単語数が余っているから喋り足りないのである。しかし男性からすればどうして静かにしてくれないのかと拷問のように感じている。
男はいっぺんに1つの事しかできない。男が考え込んでいるときはそっとしておいてやろう。
女にとって話すことは絆を深める手段であり、ストレス発散になり心の支えなのだ。一方男にとって話すことは事実の伝達手段でしかなく、行動を起こし解決さすことでしかストレスは消えない。だから女は人間関係が一番で、察する能力にたけているし回りくどい言い方をするのに対し、男は単刀直入に話す。また、だからカウンセラーに行くのもなるのも女が多いし、刑務所に入るのは男が多い。
”女が友人に悩みを打ち明けるのは、信頼と友情のしるし”
”男が暖炉の炎を眺めていると、女は愛されていないと思い込む”
ただ愛情表現や、ストレス発散の仕方が違うのだ笑
得意不得意で見ると、女に空間能力はほぼない。
男女差別が訴えられているがそれは、それは男の世界の尺度で測るからそうなるのである。空間能力の必要なエンジニア、ビリヤード選手、パイロット、航空機関士、建築家、保険数理士などあえて女性が不向きな世界に男女平等をうたうのは無駄だし、そもそもほとんどの女性がその分野には興味も示さないだろう。
別にジェット機を飛ばすことが成功でもない。女に向いている教育やインテリア、ダンスでいけばいい。
”女であることが失敗なのはない。女は男と同じようにできないだけだ"
しかし空間能力は男性ホルモンを打つことで伸ばせるらしい。が引き換えにハゲ頭とひげ面になる。女には高すぎる代償だ。笑
男はモノが好き、女はヒトが好き。
男は仕事を、女は関係を大切にする。
男は地位と権力を求め、女は愛と関係性を求める。
”だから人間関係に悩みのある女は仕事に集中できないし、
仕事に行きづまっている男は人間関係にまで気が回らない”
そして男には女に与えたいという本能的な欲求がある。自分の努力が評価されてこそ、成功したといえるのだ。
”男は女への愛の証として、
世界一高い山に登り、世界一深い海に潜り、世界一広い砂漠を横断した。
だが女は男を捨てた。—男がちっとも家にいなかったから。” 笑
ゲイ、レズビアン、バイセクシャルは妊娠中の男性ホルモンの量によって決まる先天性のものである。これらは全て女が基本形になっている。神経症的性格、うつ病傾向、と同じくゲイなども遺伝で受け継がれることがほとんどである。育ちやしつけの影響は少なく、兄弟や双子などは離れて暮らしていても片方がゲイなら、片割れの2人に1人はゲイである。ゲイの家計というものも存在するらしい。
”赤毛、そばかす、ホモセクシャルの発生率は同じ”
実は脳が発達を始める食にホルモンを操作すれば男を女に、女を男にコントロールできることは分かっている。科学者はみんな知っているが、あえて議論の場には持ち出さなかった、このような実験は倫理的、人道的に大いに問題があるから。
男と女とセックスはいつの時代も難しい。
両社ともお互いが大切だし、愛がほしい。ゆえに順番が違うのだ。男はセックスしてからでないと、自分の感情に波長をあわせて気持ちをはっきり表すことはできないのに、女はまず気持ちを整理してからでないとセックスする気になれないのだ。
しかし残念ながら、男らしい肉体に女の気持ちがわかる女らしい素質を備えている男は、たいていゲイだ。
もちろんここまで書いてきたのは一般論であって、例外もたくさんあるだろう。
私自身オーバーラップの範囲で極端に女っぽい、また男っぽい考え方をしない部類だった。
この本を読めば読むほど男と女は根本的に違っていて、一生分かり合えないような気がしてきて、このままではレズビアンに目覚めそうだと思った。しかし、この違いを知っておくだけで今後の関係性を良くしていけることもたくさんあると思った。男女が違う理由さえ分かっていれば、うまく共存し、価値を認め、大切に思えるはずである。人間なんてないものねだりの生き物なのだから。
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男女や人種での差別をおおまっぴらにやらかすと人生が変わってしまうので、賢明な人はそういう話題には近づかないものだが、差別と違いは別物だ。女と男はみかけからして違う。中身だっていろいろ違うよね、という本。
基本的にはそのとおりだと思う。「平均的に見れば」男のほうが身体が大きくて力持ちだし、コミュニケーション能力は女のほうが優れている。建築士に男が多く、保育士に女が多いのは差別のためではないはずだ。ただし、地図をぐるぐる回さないと目的地につけない男もいるし(ぼくだ)、釣りにハマる女もいる(妻だ)。平均や傾向とはその程度のものでしかない。差別は属性でチャンスを奪うことであり(東京医大の入試点数操作は「差別」だ)、色眼鏡で見ることだ。そのへんの違いをわきまえていないと変なことになる。
最初は面白かったのだけれど、「男はこう、女はこう」という話が延々と続くのでだんだん飽きてきた。著者が科学者というわけでもないらしいこともちょっと気になる。こういう本は科学的な根拠を詳しく知りたい。論文の引用などはちょこちょこと出てくるが、あまり詳しくないのでもやもやする。これも男だからこういう読み方をするのかな。
男脳・女脳のテストというのをやってみたら、65点。「男のほとんどは0-180点、女は150-300点の範囲に入るはず」で得点が0点に近づくほど男脳が高いそうだから、ぼくは男脳は男脳らしい。地図読めないけど。
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今更だけど積読になってたこの本を読んだ。
きっとタイミングなんだろうなぁと思いながらページをめくる。
男と女の違いは、脳の基本構造からして違うということが、具体例とともに示されていた。う~ん、なるほど!そうだったのか!
翻訳本にもかかわらず、軽快なリズムで進められていくので、とても読みやすいと感じた。著者はもちろんだけど、訳者のセンスもあるんだろうなぁ~。
全ての人に全部あてはまるわけではないけど、違いを楽しむ、楽しめるようになるためにもオススメの1冊。
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でも女が男を捨てるのは、男の与えるものに不満だからではない。精神的に満たされないからだ。
女が欲しいのは、愛、ロマンス、そして会話だ。
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この本は非常に面白いに尽きる。経験則だけでなく、科学的な書かれ方をしている点が、意外でも有り興味深い。
男性のテストステロン、女性のエストロゲンの果たす役割の重要性に妙に納得してしまう。もう一度読みたい本の一冊である。
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「男女はもはや別の生き物」という前提を持っていないと、男女関係は破綻するのだろう。
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