自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 「RAS」の仕組みが印象的。「RAS」とは、ほ乳類の脳幹にある「網様体」という神経の集まりで、体の生命活動を維持する働きのこと。目標を手書きすることで、RASの指示を受けた潜在意識が目標達成に向けて動き出すという。
    この仕組みは理解できる。実際に、手帳やメモ用紙に今日やりたいことを書いておくと、それに向かって自分自身が無意識のうちに行動を始めている。これは、まさにRASの仕組みなのかもしれないと思う。
    筆者は夫婦であり、「話を聞かない男、地図が読めない女」の著者。大ベストセラーになったこの本が出版される前、筆者である夫婦はどん底にいた。前に出版していた本が売れて裕福な暮らしをしていた。けれど、失敗する出来事が起き、破産し、病気にもなった。しかし、それに対して落ち込む期限を決め、手段はわからないけれどなりたい姿をRASに送り込んだ。その結果、「話を聞かない男、地図が読めない女」という本につながった。
    ただ願っただけではない。住まいを他国へ移したり、本を書く、営業するという行動が伴ったからこそ、実現化している。病気も、たった3%しかない方法にかけて行動している。それらは端から見ると無謀な行動にも見える。成功したからこそ、RASに念じてうまくいったといっているようにも思える。
    「数のゲーム」はスピリチュアルでなく、現実的な法則で良いと思った。筆者が営業食だったころ、56人に1人が保険勧誘にのってくれたので「1: 56」。つまり、法則に基づいた人に声をかければ、確実にうまくいくので、それを目標にすればよいということ。

    そのほか、印象に残ったこと。
    ・心からの情熱を注ぎこめることを見つけ出し、それを次のページのリストに具体的にはっきりと書こう。
    ・「何をやってもうまくいく人」には、どこの国の人であろうと一つの共通点がある。困ったことが起こっても、おもしろおかしい面を見つけ出すコツを身につけている。
    ・全米医師会(AMA)の推定によると、 病院で治療される病気の 80 パーセント以上はストレスによるものだという。 また、がんやその他の大きな病気の 85 パーセント以上はストレスが引き金になることがわかっている。
    ・人生ではつらいことも起きるが、どんなできごとにも、おもしろおかしい面はある。それを探そうと決めるだけでいい。深刻なできごとほど、楽しいことにできるはず

    行動指針
    ・つらい出来事に対しても、面白い面を見つける。楽しい出来事にする。
    ・数のゲームを考える。
    ・RASの活用を考え、期限を決めてみる。

  • 実践的なことをたくさん学べた。ストンと腑に落ちることばかり。「お金をもらえなくてもチャンスがあればやりたいことはなんですか?それは今の仕事ですか?」にNoの場合は今の仕事を辞める計画を立てよう!仕事=金稼ぎは一時しのぎ。ネガティブな目標は✖。目標に近いことをやってみる。脳はできることしかイメージできない。脳には期限に合わせようとする力がある。脳は現実と想像を区別できない。イメトレは効果的。変えたいところ、うまくできるようになりたいことリスト作成!

  • 人は目標を持っても、どうやって実現するかという方法論に悩み、結局は目標をあきらめてしまうことがあるが、本書では、方法などは考えずに、まずは目標を明確に定め、実現するという意思を持つことが大切とし、あとは脳にある「RAS」という機能が勝手に情報を集めだし、実現に向けた方法を導き出していくという内容。
    ある意味で「その通りだ」と思う反面、著者の体験談があまりにもぶっ飛びすぎてて、庶民の私には全くピンとこない。
    大きな夢があり、このままの自分で終わりたくない!と日ごろから思っている人には大変参考になると思うが、現状にある程度満足している私には、それほど響くものはなかった。
    とはいえ、納得できる部分も少なからずあるので、参考程度にはなるかも。
    それにしてもレビューの数字がいいので、皆さん夢にあふれているんだなぁとあらためて自らの凡庸さを恥じるばかりである。

  • 学び
    ・RUSを使いこなせ!
    使いこなすコツは、「想像力」。できるようになった姿をどれだけ鮮明に思い浮かべることができるか。想像さえできれば必ずそれは成し遂げられる。

    行動
    ・毎日・毎月の「イメージ」をどれだけ習慣化することができるのかがめっちゃ大切。
    とにかく思ったことや描いたことをノートに書きなぐること。

  • やりたいことリストを書く
    どんなことでもいい
    どうやったらそれができるかとか、余計なことは考えてはいけない
    それはRAS(網様体賦活系)が勝手にやってくれる

  • 松下先生からの紹介
    【目標を紙に書く】
    ┗今後自分が行いたいことを資格化させることで、無意識レベルでその内容を認知することが大切
    【目標を細切りに】
    ┗大きな目標を立てた後はそれを達成するための段取りを組んでいく、どこまで因数分解できるかが大切
    →事業計画書を立てるときにも同じ考えで
    【期限を決める】
    ┗上記の細切りタスクに対して、スケジュールを組むことも大切。タスク管理、ガントチャートを組み合わせるとよいかも。
    【ネガティブ<ポジティブ】
    ポジティブに物事を捉えれるかも大切、悪い思考だと本当にそのようになる。無意識レベルで思った通りになってしまう。要約すると上記の内容がRASであるということだ。

    後半の14章は間延びして、流し読みした。

  • RAS脳幹にある神経束は明確な目的が示されると、その情報を集めてくる特性がある。これを利用し、目的を設定して自己実現をしよう。と書かれていた本。著者とほかの人の体験談が面白かった。

    具体的には?
    何をしたいか紙に列挙し視覚化。次にA~Cにランク付け。Aには期限をつける。Aが決まったら準備に時間をかけずすぐに実行する。この段階でRASが引き寄せ法則を発動。関連し情報や出来事が身近になる。達成が難しそうであれば、目標を細分化、期限も書き直す。

    RASとは?
    毛様体賦活系(もうようたいふかつけい)体の生命活動を維持する働き。脳の活動を支配するコントロールセンター
    リストA~Cとは?
    A近いうちに達成できると思うこと。今の自分にとってもっとも大事なこと。B今の自分にとって大切ではあるが、もう少し時間がほしいという項目。Cまだわからないそこまで意欲を掻き立てられないこと。
    アファメーション(自己暗示)と視覚化で成功するパターンを使おう。

    以下ライブ感想文
    他人に対して何かの要望がが裏切られた時、人はがっかりする。しかし断られても自分の状況が悪くなるわけではない。断られる前の状況と比べても、なにも変わらない。むしろ改善点などを指摘され、要求の問題点を把握改善につながることもあり、状況はよくなったともいえる。(71%要約)
    効果的に断る方法。感謝→断らなくてはならない理由を説明→積極的に申し出てくれたことをほめる。
    「○いたただきありがとうございます→ばつばつのため○○できない→お誘いおまねきありがとうございます。ほかににふさわしい人、ふさわしい○○な人がいると思います。。」(77%要約)

    RASは何をすると決めたことをどうすればいいのか自分で引き寄せる法則がある。まず何をするのか決める。どうすればいいのかは考えなくてよい。RASが自動的に関連事項にフォーカス実行してくれる。(81%要約)

  • 初めての引き寄せ系本。
    序盤は具体的な対策を書いてくれてたのに、
    途中から自分に責任をとか諦めるなとか
    精神論になっていった感じ…。
    それも大事なことなんだろうけど。

    章が分かれてる割には話があちこちいったり
    同じような表現を繰り返したりするので、
    理路整然とした文章を読みたいときには
    あまり合わないかも。
    例文も含めてストーリー性がある感じなので
    読みやすいとも言う。

    リスト書いてみたけど私のRASの働きは
    まだまだこれからみたい。(笑)
    また道に迷ったときに読み返したい。

  • 実現したいことについて、どうすればではなく、何をするかを決める。どうするかは後回し。決めたらただひたすらやり続ける。他の人に笑われようが、誰にも言い訳せず、謝罪せず、寄りかからず、頼らず、誰のこともせめない。

  • 世の中にはとてつもない成功を遂げる人がいる一方で、そうでない人たちがいる。それがなぜなのかは最新の脳研究の成果によって説明できる。

    脳には自分で思い通りにプログラミングできるシステムがあり、これをうまく操作すればどこでも行きたいところへ行けるようになる。そのシステムが人生をどの程度まで成功させられるか、失敗させるかを決める決め手となっている。

    1つの考えをもっとも効果的に学習できるのはある程度の間隔をおいてその考えに6回接した時。同じ考え方に6回接すると脳は新しい考え方を受け入れるようになり、やがて心の奥底までその考えが浸透してゆく。

    頭の中で考えたことを心から信じられるなら、人はそれがどんなことであれ実現できる。

    RASは意識をコントロールして人を眠りから目覚めさせたり、意欲を起こさせたりする働きもする。

    RASは脳に入るほとんど全ての情報を中継している(においは例外である。においは感情を司る大脳辺縁系に直接伝わる)。RASは入ってくる情報をふるい分け、何に注意を向けさせるか、どれくらい関心を呼び起こすか、どの情報をシャットアウトして脳に届かないようにするかを判断する。

    脳は毎秒4億ビットもの情報を処理しているが、そのうち意識的に処理される情報はわずか2000ビットである。残りの情報は意識にものぼらない。つまり、脳に毎日送られる情報のうち99.9999%は知らないうちに処理され、消えている。そうでもしなければ人間は日々を平穏無事に過ごすことはできない。

    RASが受け取る刺激が多くなりすぎると私たちの行動には変に警戒心が強く、神経過敏で常に喋り、そわそわと落ち着きを失い、動き回りすぎるといった特徴が現れる。

    RASは私たちの信念を形作る働きを持つ。私たちが何を信じていようと信じることへの確信をますます深める情報を選び出してくる。つまり信じること、考えることの内容は問題ではない。RASは私たちが信じること、考えることだけに注意を集中し、信じると決めた道へ向かうための情報だけを集めてそれ以外の情報はすべて排除する。

    ある物事をどう感じるかはそれをどう考えるかによって異なる。RASがチャンスをもたらしてくれるかどうかは考え方次第といえる。

    身を粉にして働かなければお金を稼ぐことはできないと信じていればその信念を深める情報しか入ってこない。よってそれが真実だと信じたまま人生を送ることになる。RASはそうでない人生を送るチャンスをもたらす情報をふるい落としてしまう。

    求めるものだけを見るようにRASをプログラムすることによって道が拓ける。ある目標やアイデアをRASにプログラミングしたらあとは眠っていようが起きていようが、そのことを考えていようがいまいが関係ない。RASは探すように命じたものをコンピューターの検索機能と同じように確実に見つけてくる。

    人は心の中のつぶやきや考え方によって自分でRASをプログラミングしている。RASは言葉を正確に選んで意識的に語りかけていけば思い通りにプログラミングできる。

    自分が人生で何を望むのかをはっきりさせるにはそれなりのやり方がある。そしてたいていの人はそのやり方を知らない。

    人生でほとんど何も達成できない人、人生からほとんど何も得られない人が多いのは自分の望みをはっきりとわかっていないことによる。

    考えていることや興味があることは頭の中でスパゲッティのように固まっている。1つの考えが他の沢山の考えと絡まり合い、それだけを単独で考えるのは難しい。考えをノートに書くことによってそれぞれの輪郭をはっきりさせ、1つ1つを分けて考えることが出来るようになる。

    文字をキーボードでタイプする時に必要な指の動作は八種類であるため脳もその八種類の動作に対応する神経しか働いていない。それに対し手書きする時に必要な指の動作は約1万種類ある。そのためタイプに比して脳で働く神経も多くなる。それが手書きの目標が達成率に大きく影響すると考えられている。

    目標を心に決めるとそれに関係する情報が次々に目や耳に入り、詳しいことを知ることが出来るようになる。目標リストを常に読み返していると自分にとってどの目標が本当に大事なのか、あるいは大事でないのかが見えてくる。

    期限を決めると人は前進しないわけにはいかない。並外れた意志の力も、強力な動機も必要ない。期限に間に合わせようと突き進む力を人に発揮させるのはRASである。

    アファメーションによって自分に言い聞かせたことは視覚化したことと同じようにRASから脳に伝わり、脳内の神経回路の配線を繋ぎ替える。それによって言い聞かせたことが実現する。アファメーションは内面の思考パターンや自己イメージを作り変え、脳内配線を繋ぎ替えて目標を実現させるためには欠かせない方法である。

    哲学者や宗教指導者、政治家や作家といった人たちは数千年もの昔から自分を成長させるため、世の中の人々の行動意欲をかき立てるための手段としてアファメーションを用いてきた。

    アファメーションで心の中の思いを言葉にしてRASに伝えるとその言葉がRASの働きを強化し求める状況を引き寄せやすくなる。

    自分の心に言い聞かせる内容はすべて自分の意志で選べる。

    人の一生はその人が自分に言い聞かせてきた言葉の集大成であると言える。人が一生をどのように生きたか、一生の間に何をして何をしなかったか。それはその人が自分に言い聞かせてきた言葉そのもの。

    人間は生きている磁石と言える。人生にはその人を支配する考え方に共鳴するものが引き入れられる。

    笑いは緊張を解きほぐし「精神エネルギー」を放出する。これは健康によい効果をもたらす。笑いは人間の動揺や怒り、悲しみを和らげる働きをする。

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