- Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
- / ISBN・EAN: 9784072336106
感想・レビュー・書評
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古王国シリーズで1番好きな巻。ライラエルが切なくて、犬が素敵。
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古王国Ⅱ
前作から14年後の物語。
相変わらず世界設定とかの説明は少ないけど、
その分主人公と同じ目線で世界を見ることが出来るといえるかも。
預言者一族の中で未だ<先視の力>に恵まれないライラエルは、代わりに一族が持たない力を手にすることになります
本筋もさることながら、図書館員としての彼女のお仕事ぶりが好ましい。図書館で吸収した知識が彼女の能力が引き伸ばされていることを考えれば回り道ではなかったはず。
彼女を支える<不評の犬>がモゲットとは一味違う味わいをが出しています。なんとなくお母さんっぽい?
もう一人の主人公・サムも周囲の期待と、それにこたえられない焦燥感に追い詰められてゆく姿の歯がゆさとか甘酸っぱさいっぱいです。
親が立派で、兄弟が自分の務めに熱心でも
自分自身に適性があると思えない仕事を求められるのは辛いよね~と同情したくなりました。
思春期の只中に居る人に読んでもらいたい -
“サブリエル”に続く古王国記シリーズ2作目。
前作より十数年経った世界が舞台です。サブリエルが結婚して、二児のお母さんになっていました・・・。とても立派に職務も果たしていて、おお~、流石!って感じです。なんか嬉しい(^-^)!でも大変そうですけどね。
今回はクレア族のライラエルとサブリエルの息子・サメスが中心。前作以上に危険な敵を前に、謎も色々出てきて先が気になります。(前作は1巻完結でしたが、今回は2巻で1話になっている)
それにしてもサメスがめちゃめちゃ情け無い!これがサブリエルの息子?!と言いたくなる・・・。冥界が怖いのには訳がありますが、それにしても後ろ向きすぎる~。ライラエルが頑張っているのとかなりの違いです。ていうか、前作もそうですが、女性の方がしっかりしてて自分の務めに対して真摯ですね。何故に男は頼りないのが多いんだ・・・?
あ、新しく出てきた“不評の犬”もメスなんですよね。猫のモゲットより不評の犬の方が頼りになるし、そういや強いなあ・・・。
どうでもいいですが、私もクレア族の大図書館で働いてみたいです。
なんて面白そうな図書館なんだ!・・・ま、私では変なところに迷い込んですぐに死んでしまいそうですけどね~。 -
【図書館より借出】
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設定がぼんやりしてる気が。。
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『サブリエル』の続篇。チャーター聖賢の謎、古王国の存在の謎が少しづつ明かされてくるようで、面白い。
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●「歴史」のつかない正統派ファンタジー。 ●クレア族の娘として生まれたのに、その証である先視の能力がいつまでたっても授からないため、コンプレックスの塊と化している女の子ライラエルと、前作『サブリエル』主人公カップルの息子で、重要な責務を果たさなくてはいけないのに、それから逃げ出したくて仕方ない臆病者でおバカな王子が主人公。自分探しの旅ものですが、前作『サブリエル』よりはこなれていて、面白いんじゃないでしょうか。 ●そう言えば、いちばんキャラが立ってるのは人間じゃなかったなあ。犬と猫。
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「サブリエル」の続編。
前の主人公の方が好きだったけど、この主人公も好き。 -
第一巻「サブリエル」で大死霊ケリゴールを封印したアブホーセンのサブリエルと王子タッチストーンは新しい国を作って、死霊たちの反乱を食い止めようとする10数年後の話。娘と息子ができるのだが、息子はアブホーセンとして継ぐことを内心拒む。偶然出くわしたクレア族の異端児ライラエルとともにサメス王子は悪のネクロマンサーから親友のニコラスを助け出そうとする。クレア族の先見の力で導かれたライラエルは過去を見る力を得て自分がクレア族とサブリエルの父の間に生まれた子供だと知る。ライラエルは真のアブホーセン後継者として悪のネクロマンサーに立ち向かう。
これはハリポタの数十倍の完成度です。素晴らしい。映画にしたら凄いでしょうね。