黒猫の水曜日 2 The Man with The Red Die (黒猫の水曜日シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)
- 集英社 (2013年4月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086307369
作品紹介・あらすじ
CIAの命で櫻谷学園に潜入し、武器商人の《黒猫》十河正臣を監視する篠原禊。生徒会長選を通じ、学園に慣れ始めた彼女の前に国際的軍事企業からの視客が現われ……!? 大人気学園アクション第2弾!!
感想・レビュー・書評
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生徒会長選と絡めた話。
あかんな。全然おもんなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ターゲットの護衛のために学園に生徒として潜入した民間軍事会社所属の主人公が、武器商人たちの争いに巻き込まれる話。
前回は「学園ミリタリーアクション」とは名ばかりに、いきなり国外に拉致られて、そこで学生や教員(に身をやつしたプロの戦闘屋)が戦っている感じでしたが、今回はしっかり学園が舞台です。
学園生活の日常パートと戦闘員としての非日常パートが良い具合に絡んでいます。
(生徒会長選挙のサポーターとして大切な友人たちを得たところで、全校生徒の命か自分の守るべき対象の命、どちらかを選べと迫られる、という核の部分の流れが良い!)
ただ、小説として文章の味を楽しむにはあまり向かないので、頭の中で映像化してしまうのが吉。
ハリウッド映画はあまり見ないので、素人目の偏見ですが、大体ハリウッドのアクション映画だと思って読め(見れ)ば良いのではないかと。
主人公側のキャラクターも面白そうなメンツを揃えているのですが、掘り下げ不足で魅力がまだあまり出ないし、なにより敵側の描写が多すぎて出番がないのが残念。
せめて黒猫のかっこいい部分を...少しだけでも...(笑)
(でも、遥香お嬢様は前回同様素敵でした) -
前巻に増して…読みにくく、なっている気がする。変な?あからさま?な感じの表現多くて萎え萎え…その割にやっぱりキャラの深め方が浅い気がして感情移入は出来ない描写。
設定は悪くないのに動機がよく分かんない。
結局前の巻と同じ感想ですね…これは。
某ヨルムンなんとかと似ているような、まだまだ及んでいないような。
もうここまでかな。 -
正臣の計画に超危険人物がちょっかいを出す話.カーチェイスはAMGとシボレーだし,敵の用意した特殊な爆弾はどこぞの007やなんちゃらポッシブルと被っているし,ハリウッド映画の影響受けまくり.日常パートの生徒会選挙には,禊の破天荒なキャラが良く出ていて,ちゃんとオチにもつながったのは,うまいと思った.
黒猫一味はなかなかの粒揃いなのは分かったけど,そうなると,ますます正臣自身の能力が謎.禊の過去が徐々に明らかになるようだけど,正臣自身のももう少し掘り下げてくれるのかしら.