- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087460100
感想・レビュー・書評
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★
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ほんと桐野さんらしい作品でした。
終始重い感じで。
一気に読んでしまいました。面白かったです。 -
発端は隣に住む名門校の高校生による母親殺し。
なんとなくほんとのことを言いそびれてしまったとか、
ゲーム感覚、TVや映画や漫画で既視した行動を
リアルワールドで無分別にしてるうちに、
取り返しがつかなくなって悲惨な結末を迎えることになる・・・
明るい高校生たちが主役の小説。
いまどき、びっくりするような事件の大半は
こんな感じでやってるんだろなって思いました。 -
親を殺した少年ミミズと幇助する同級生女の子グループ。
ミミズと話してみたい。
人を殺す人間に興味もつんはみんなやと思うけどな。
テラウチのことももっと知りたかったなああああ~理解はできひんやろうけどね。
あ゛~何か、私傷を負う人間に引け目感じるなあ。私は多分ホリニンナに一番近くてどっちかゆうと普通で割りとまっすぐなんやけど、毎度惹かれるのは傷負い人なんよな。
傷って、アイデンティティちゃう?
人間ないもんねだり。
キラリンの、
「戦争が下手な兵隊はセックスも下手なんだよ」
っていう台詞がなぜか印象的やった。
この関係考えてみたくなった。 -
リアルワールド、なのにリアリティなし。
ミミズみたいなウジウジした男子がいたら
助けるどころかいびり倒してしまいそうです。 -
裏表紙には仰々しく高校生の心の闇を抉く問題作なんて書いてあったけど、ページが少なくて登場人物の特徴をやっとつかんできたかもと思ったところでストーリーが結に向かって落ちていく
面白くない訳ではなかったけれど、読後に残ったものは物足りない感と、登場人物がさんざん勝手に動き回った後の荒れた結末 だった
結局、で?という甚だはらただしい感じの結末で何がいいたかったのかは結局汲めなかった
作品の奥深さを読み切れなかったのなら残念だ -
3/20読了
私はあまり好きではなかった。
桐生夏生の作品は積極的に読んでいるが、いつものドキドキ感がなかった。
心情を多く綴るスタイルは同じだけど、登場人物が多すぎて、その抱える問題もそれぞれに派生しているから、感情移入しにくい。
一人一人をじっくりと読んでみたかった。
あと、多分時代設定が十年ほど前だと思うから、当時の高校生の感覚というものが理解しがたいなあと思った。
特にテラウチの挨拶「あだー」はどういうニュアンスなのか見当も付かない。
そういう感覚のズレもあまり面白いと感じなかった理由かも知れない。 -
誰にもわかってもらえないって気持ちを抱えてても、案外見てる人はいるってリアルだよなぁ。
微妙に無理やりな部分や共感できない部分もあって話に入り込みづらかったけどそこは桐野夏生。
いつの間にかそういう事が気にならなくなってた。
高校生のストレートな腹黒さや小賢しさが際立っていて二度は読みたくない本。疲れる……!! -
初めて読んだとき、衝撃をうけた。若いって残酷。
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好奇心って怖い・・・。