- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087460100
感想・レビュー・書評
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どぉなってしまうのか?
気になってどんどん読み進めて、1日で読み終わった。
あまりにも現実味がない。
登場人物の女子高生の4人、誰一人として行動に共感出来なかった。
なんでそぉなるんだ。と思う行動ばかり。
それは私が現代の女子高生ではないから、理解できないのだろうか。
自分が高校生の頃、ここまで後先を考えずに今を打破したいと思ったことがあったか?私にはない。
みんなが選択を誤って、人生が狂ってしまう。読めば読むほど不幸せな結末に向かっていく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うんうん、こんな感じの子いたなぁって高校時代を思い出しながら読み始めたら、その子達が歯車を回し始めて、あっと言う間に話が進んでいき、気が付いたら最後まで読み終わっていた。
桐野夏生さんの作品らしく、人間臭くて、生臭い登場人物が10代になるとこうなるのか、と面白く感じる。
ていうか、これもある意味 青春物語 。
バッドエンドでもなく、グッドエンドでもない、心にちょっとひっかかる、そんなお話。 -
リアルワールドを求めてるのに全然リアルじゃないから
このタイトルになったのかなあ?
殆どの登場人物に全然リアリティを感じられなかったし、
理解も共感も出来なかったなあ。 -
女子高生4人と母親を殺害して「ミミズ」との奇妙な人間関係。
ぜんぜんリアルではないけど、人間どう転ぶかわかりません。
あだぁー -
2008.0122読了
うざい。言葉にすれば、そんなちっぽけなことで自分の母親を殺すなんて、大人は皆、信じられないと言うだろう。でも、真実だ。この世はうざい。信じられないほどうざい。
――本書32ページより抜粋
女子高生4人がいる。彼女らは互いをあだ名で呼ぶ。
ホリニンナこと山中十四子
キラリンこと東山きらり
ユウザンこと貝原清美
テラウチこと寺内和子
ホリニンナの隣家の男子高校生が、金属バットで母親を撲殺することで、彼女たちの世界も変わっていく。
この話の中心は「母親殺しの高校生」では、ない。
リアルワールド、とはどこか。
あだ名を作り、互いにそう呼び合っている彼女たちの世界は、つまり「バーチャル」だ。
それぞれが抱える屈託や、懊悩なんかは隠され。
「偽の名前」によって「作られた自分」で、上手く人間関係を築こうとしている。
それが、母親殺しの高校生とそれぞれが関わり、興味を持ったり軽蔑したりする結果。
それぞれがそれぞれの「リアル」な世界へと向かう。
リアルワールド
自身と向き合った世界であり、それは今ここにある「現実」であるとは限らない、世界。
この中心にあるのは、「関係性」だ。
人と人が関わることによって、「あだ名」で隠されていた「本名」が表れる。
現代の「高校生」と、今の高校生の親世代の「高校生」は、「リアル」と「バーチャル」ほどにかけ離れ、また表裏一体なのだ。 -
エンターテイメントとしては良。設定が本当にリアルワールドかというと、かなりの疑問。空想遊び。
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初めて読んだ桐野夏生作品がグロテスクで、それが終わってる大人のドロドロだったから、こんな風な未来ある少年少女の消えてゆく希望も書けることに感動した。桐野夏生作品いっぱい読んでみよーっと。
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2013/9/22
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同じグループに所属するひとりの女子高生が、進学校に通う隣家のミミズに出会い、彼が母親を撲殺したことを知ることから物語ははじまる。その情報をグルーブ内で共有しつつ、彼女たちは世の中では理解できないトンデモ行動をとる。ミミズは彼女たちの力を借りて逃走に成功するかに見えた。彼女たちの非常識な遊びは最後にどんな結末を迎えるのだろう、それぞれの目線でユーモアを交えながらお話はすすむ。星4つ
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みんないろいろよく考えています。