ショートソング (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.51
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本棚登録 : 1960
感想 : 372
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460971

感想・レビュー・書評

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  • 話が薄っぺらい。
    結局話がよくわからない。。
    どーもね。
    言葉の選び方も今ひとつ。

  • 最後の最後まで、ラストがどこに向かっているのか掴めない作品だった。いい意味でラストが予測できない作品は世の中にたくさんあるけれど、この本はそれらとは対極にいると思う。伊賀さんと国友が先輩の新居にお邪魔したあたりから、突然話が萎んでいった印象。3分の2ぐらいまで読み進めたあたり。普通はラストシーンに向けて盛り上がるところではないのか。

    はじめてのバイトを初めて、幸せな20歳を迎えた国友。それに対して仕事の指針を失い、性欲の吐き出し口も失った伊賀さん。国友君にはこれから順風満帆な日々が待っているのだろうなと思うけれど、伊賀さんの未来には不安しか感じない。連作の短歌を詠む様子などまるで風前の灯火のようで、あわれみすら感じる。この先大丈夫か、この人。かといって、女性に対しても仕事に対しても短歌に対しても、中途半端に接してきた彼には一切同情の余地はない。

    以前読んだラストがしょぼいという批判はまさにその通りで、伊賀さんと舞子を破局させるのがこの物語の目的だったとしても、もっと以前から伏線の張った方がよかったのではないか。空気が不穏になってから穏やかな日々が弾けるまで、流れが早すぎると感じたのは私だけか。
    喉に泥水がへばりついている感じ、とでも形容しようか。ここまで違和感のあるラストも珍しい。

    あと、やっぱり伊賀さんはホモなんだと思う。

  • 短歌そのものは好きだったけれど、文章だとか作品そのものの構成があまり好みではなかった。

  • 2010/05/19読了

    中村さんのイラストだったのに…エロ小説だった。
    結構ショックだったなあ。自分と近い名前の人がビッチだったのも。
    これはひどい。

  • CHERRYBOYとPLAYBOY
    二人の視点を順番につなぎながら物語が進む

    とてもテンポが良かった

    歌人なので
    短歌の世界を描いていて
    登場人物が短歌をよむのだが
    それは枡野さんと他の人が実際によんだもの

    性描写もふんだんに出てくるのだが
    なぜだかとてもポップな印象を持った

  • 内容は軽くてさらさら読める。
    心の機微を短歌に乗せるのもいいかもしれない。
    軽い若者の会話と、短歌がさらりと融合するとは。
    ケミカルだ。

    ※吉祥寺を中心にカフェが多く紹介されているため、
    カフェ好きの友達に。

  • こんなのが短歌だとするとお気楽なものだな、と言わざるを得ない。

  • 「あの頃に戻りたいとは思わない だけど3分くらいならいいかも」
    クドカンも短歌で解説していたのでマネっこ。

    いろんなヒトの短歌が読めるのはいんだけどーーー!!! 肝心の小説の筋が…書いてるうちに分かんなくなっちゃったのか?…枡野さん。

  • 時折現代っぽい短歌があって、構成的には面白いんですが、肝心な小説部分が陳腐。期待して読んだだけに少しがっかりです。

著者プロフィール

一九六八年東京都生まれ。歌人。雑誌ライター、広告会社のコピーライターなどを経て一九九七年、短歌絵本を二冊同時刊行し歌人デビュー。短歌代表作は高校国語教科書に掲載された。短歌小説『ショートソング』、アンソロジー『ドラえもん短歌』、入門書『かんたん短歌の作り方』、『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである 枡野浩一全短歌集』など著書多数。目黒雅也や内田かずひろの絵と組み、絵本・児童小説も手がけている。

「2023年 『おやすみ短歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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