全一冊 小説 立花宗茂 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 178
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461060

感想・レビュー・書評

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  • 立花宗茂の人柄がよく理解できる作品です。

    何故関ヶ原で西軍に味方し、
    そしてそれにより大名の座をなくしたにもかかわらず何故2代将軍秀忠のお相伴衆になれ、
    そして何故柳川藩の城主に返り咲けたのか。

    こういった疑問に対する明確な答えが書かれており、それにより皆に愛された立花宗茂という人物をよく理解できます。

  • 読みやすくてタメになる。
    小説なので、当然脚色はあるものの、本書のようなことが実際にあったのだろうとは思う。戦国武将というとただの荒くれ者が多いと思っていたが、こんな主従関係もあったのかと思うと、心が洗われるよう。
    こういった題材を見つける著者に、ただただ脱帽。

  • みなまで全部書いちゃう感じが自分には合わんかった。

  • 小説の出来不出来というよりも、立花宗茂という人間の持ち味によって一気に読ませられたという感じがする。
    上に立つものはかく在りたいと思わせられる。

    関ヶ原の戦いで西軍として戦い、浪人となるも再び大名となった稀有な存在。ビジネス書としても読める。

  • 義と筋を通した戦国武将を描いた歴史小説です。
    【熊本大学】ペンネーム:Y・Y

  • 九州の歴史を知りたいと思って購入。立花宗茂が義の人だということも他の小説で知り興味があった。
    内容は悪くない。主人公が関ヶ原後、唯一大名に復帰した人物であることは初めて知ったし、実父の高橋紹運、義父の立花道雪と周囲にも傑物が多く、あまり知られていない九州の戦国史がよくわかった。九州は傑物が多くて面白い。
    また、著者の「人物文庫」は素晴らしい。日本史上の偉人達、それもあまり有名ではない人も丁寧に調べて描いてくれている。全て読破したい。

  • 高橋紹運を父に、立花道雪を岳父に持つ宗茂の生き様
    義をつらぬくために、自らの命を賭することができる勇気、部下たちへの信頼によって、歩んで行く

  • 集英社文庫 と−12−20

    2009/05/22 読了。

  • ずっと読んでみたかったのでゲットできて嬉しい。
    内容も、宗茂のみならず周りの人々の様々な心情が細かく書かれていてすごい。
    この夫婦、親子関係は素敵。

  • 関ヶ原で西軍について領国を没収され、のちに見事大名に返り咲き、領国を復活した唯一の武将・立花宗茂。彼の生き様をわかりやすく1冊にまとめた小説。豊後大友氏、豊臣氏、徳川氏に対して筋を通し続けた宗茂とその家臣たちの美しさが際立っています。

    2007.12.25読了

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著者プロフィール

歴史作家。東京都知事秘書、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。退職後作家活動に専念。人間管理と組織の実学を歴史の中に再確認し、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。『上杉鷹山』『小説徳川吉宗』など著書は300冊を優に越える。

「2023年 『マジメと非マジメの間で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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