東京バンドワゴン (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 736
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462876

感想・レビュー・書評

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  • ドラマ化もそうですが、母から薦められたので読んでみたら…
    めっちゃおもしろい!!!!

    会話劇が多く、小難しくないのでアッサリ読めるし、
    読み返したい!と思える作品ですね!

    どこでどぉ繋がるのよ!?っていう内容も最後はしっくりくるから不思議ww

    こんな家族、こんな地域は「ない」とは言わないけど少なくなっているんだよなぁ…と思いながらも
    でも、きっとどこかにいるんだろうなぁと思えるから不思議ww

  • 人とのつながりを大切にする下町の人間模様を描いた小説。

    下町で古本屋を営む家族が、自分たち家族内の人間や、お客さんや近所の人たちの悩みや問題に関わり、それぞれの個性を活かして問題を解決していく。
    物語には悪役が必要な場合もあるけれど、全く悪い人がいないのもまたアリだ。
    あたたかい気持ちになる。

    以前2年ほど東京の下町に住んでいたことがあるので、情景がありありと目に浮かび、懐かしくなった。

  • 前々から気になっていた『東京バンドワゴン』
    今度ドラマ化されるということで平積みされていました。
    まるで亀梨君をめあてに買ったようにみえると思うけれど、違うのです。
    前から読みたかったのです。

    心温まる下町人情コメディという感じ。
    登場人物が多すぎてわけわからなくなるけど、
    嫌いじゃない。
    読み終わって特に何かが残るわけでもないけど、
    読後感が悪くないのでそれでいいんだと思います。

  • 温かい。
    語りべがお婆ちゃんという、読んでいてとても柔らかく和む。
    悪人が出てこないミステリー。古き良き昭和のホームドラマとでも言えようか。

    登場人物が多くて、キャラ設定がどうなるものかと思ったが、それぞれ中々に立っていて悪くない。

    こんな大家族良いな、と素直に思える一冊。
    読了後、ふふっと笑みをこぼしてしまう良い後味でした。

  • 古本屋「東京バンドワゴン」を営む一家のお話。家族の話に持ち込まれる謎に、と読んでるうちに一家の仲間入りしたみたいな温かさを感じる。今の時代にはなさそうな昭和の大家族の今後の行く末が気になるので続編読むのが楽しみ。

  • ずっと読みたい本リストに入れていた本が、補修校のブックフェアで売っていたので購入して読んでみました。(現在アメリカ在住)

    主役の大家族がみんなイケメン&美女というは、日本のテレビドラマのようで現実的ではないが、みんな味のあるキャラクターで、ドロドロした人間関係がないので、気軽に面白く読めました。

    解説にドラマ化の話が書いてあったので調べてみたら、配役は絶妙でほとんどのキャラはしっくりきました。続きを読むことがあったら、ドラマの配役を思い浮かべながら読むことになりそうです。

  • ちょっと複雑な大家族のあったかいホームドラマ。罪のない謎解き。読み始めから登場人物が多くて覚えられず、ストーリーに集中出来なかった。

  • 正確に書くと星3.7。
    図書館で目についたので借りてみたら、私はこれのドラマを見たことがあった。
    内容はほとんど覚えてないが。
    私が思うこの話の面白いところは、メインが大家族なところだ。
    大体小説を書くときはキャラクターを動かしやすくするため、キャラクターの人数は少ないのが多いと思う。
    でもこの小説のメインは大家族で、しかもちゃんと一人一人がたっているし、家族の会話が面白かったりする。
    それが良かった。

  • 何もかも優しい本。

  • 典型的な昭和ホームドラマのパターン。
    寺内貫太郎とかムー一族とか・・・

    まあ、作者自身、昭和ホームドラマへのオマージュ作品と書いてるぐらいだから。

    で、内容はというと、そりゃやっぱり小説ですから1時間TVドラマの枠の中に入りきらない、もうちょっと濃いめのドラマが展開されていて面白い。
    たくさんの登場人物が出てきて、多少ごっちゃになりますが、頭の中にTVドラマのシーンが簡単に描けるので気軽にすんなり読む事ができます。

    誰もがTVドラマ化して欲しいと思うんじゃないかな。
    もちろん、私もプロデューサの気分になって・・・
    オヤジは芦屋雁之助(もう無理だけど)
    その息子は矢沢えーきち(伝説のロックンローラという設定だし)
    そのまた息子はもこみち(憧れて家に訪ねてくる女性が絶えない)
    ドラマの中で結婚するのが伊東みさきで・・・
    とかか・・・
    ん~、ちょっとひねりが足りないか。

    とまあ、こんな具合に楽しい本でした。
    第2弾「シーラブズユー」第3弾「スタンドバイミー」と続きますが、文庫本で発売されたら、また読むだろうな。

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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