本当はちがうんだ日記 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 330
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087463538

感想・レビュー・書評

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  • 穂村弘が40歳でこれを書いてるからまだ安心できるけど、それでいいのか?20歳でこれ書いてたら安心して読めたのか?ナナメの夕暮れ的なものを読んで安心できるのは自分が年下だからなのでは。

  • 持ち歩きやすくて良かった

  • 初っ端から笑わせにくるとは。後半にゆくにつれグッとくる内容。個人的には「エスプレッソ」「悪魔の願い」「タクシー乗り場にて」「それ以来、白い杖を持ったひとをみつめてしまう」が好き。

  • 3.5くらい
    初穂村弘!
    強すぎる自意識
    今はまだ人生のリハーサル、本番始まったら本気出す

  • 作者の言い回しが独特でおもしろいし、ほとんどの人は気にしないようなことを気にしすぎてしまったりする性格も私と通づるものがあり共感しながら楽しく読めました。
    穂村弘さんの他の作品も読んでみたいと感じました。

  • 本当に全てがリハーサルだったらいいのに!
    エスプレッソを飲むのにも一苦労、影の薄い人代表、焼き鳥に苦戦・・・そんな素敵レベルをそんなに気にしながら一秒一秒を生きている姿が何とも愛おしい。大声では言えないけど「そうそう!私も!」と何回心でつぶやいたことか。
    とはいえ予行練習ができないからこそ、面白くて辛くて苦しくて楽しいのが人生なんでしょうね。誰もが見逃しそうな日々の些細な出来事、人のちょっとした言動の中から様々なものを敏感に感じ取る力には脱帽です。それにしても男性で『オリーブ』を32歳まで何の戸惑いもなく買っていたとは流石だわ。

  • ふふ、ブラックジョークというわけじゃないけど、物事を変わった見方をしていて、最終的に自虐ネタに繋がるの、面白いなぁ。そうくるか〜笑
    何となく共感できる部分もあるのに、時々意味わかんないね笑

  • タクシー乗り場の老人に泣く。

    そんな出来た人間じゃないので。

    ぶわわっと泣いてみたい。

    全編通して思うのは、やはりこの人の文は面白い。

  • 三浦しをんさんあとがきにとっても共感。
    克己心に満ちた、この世界に生きることを諦めないひと。
    こわい、と何度もいうひと。
    穂村さんが何度もいうこわさは、限りなく一般人であって一般人になりきれない人が言うこわさ、で、わたしはそうだから、同じ部類の人いたーって思える。
    さびしいけれど、諦めないひと。

    好きだな、穂村さん。

    あと、これどうでもいいかもしれないけど、
    穂村さん、いつの間にか結婚しちゃって、妻が、、ってさらっと出してくるところ、
    んもう!穂村さんったら!ってかんじしちゃう。


    _φ(・_・

    エスプレッソ
    ▶︎”エスプレッソが好きだ。その理由は、素敵な飲み物だからである。”
    このフレーズだけで穂村さんのこと好きになる。

    リセットマン
    ▶︎わたしが思うこわい要素そのものが描かれてる。でも、ほんとうは、リセットできないからこそ素晴らしい世界を生きたいのでは?穂村さん。と、思う。

    みえないスタンプ
    ▶︎みえないスタンプの存在をわたしも信じてる

    友達への道
    ▶︎白馬に乗ったお姫様はまだ?
    わかりますよ、穂村さん
    年賀状の深読み。
    わかりますよ、穂村さん


    仮想敵
    ▶︎花森さんへの敬愛故の敵視に思わず笑っちゃう

    真の本好き
    ▶︎穂村さんの妄想に、思わず、わかるぅ

    ねの未来
    ▶︎わかるよ〜
    おじさんが使うおじさんが使うハート絵文字は、ちょっと、なんか、むりだな。
    わたしも逆に、人に、無理だなって思わせてることあるんだろうな。もう”わたしたち”の時代じゃないも?な。


    いつも帽子 
    ▶︎こういうくだらない会話がめちゃくちゃ好き。
    アイスコーヒーとホットコーヒー


    止まっている
    ▶︎日曜劇場は仮面ライダークウガ、おジャ魔女ドレミ、ジャニーズはキスマイ、モーニング娘。は石川梨華ちゃんたち世代で止まってるよ
    こういうことも誰かと会話したい

    知らないこと
    ▶︎みんな起きたら最初にすることが、トイレということ(自分だけだと思ってた)
    クリープのスプーンは舐めちゃダメということ
    体操の体系に開けぇのあとは、やぁっ!だと思ってたこと

    母の漢字変換
    ▶︎漢字変換できないもの、穂村母だけじゃなくてわたしにもあるよ。。どこできったらいいかわかんない言葉とか、あるよ

    この世の大穴
    ▶︎穂村さん、こんなおちゃらけた短編の間にこんな大それたこと書いちゃわないでよ、もう!!
    わたしも大穴に入って行く不安、あるんだよ

    DVD
    ▶︎知らない言葉を想像することこそ頭の体操になる

    豊島区と身長
    ▶︎ちゃっかり、女の子のテクニックをそのまま、かわいい、と言っている穂村さん
    でも、わたしは知ってます、穂村さんは160センチっていう女の人のほうが好きなのだということを

  • 自意識に押し潰されている様に可笑しみを感じながら、これは自分自身にもあてはまることであり、結局自分も自意識の塊であるのだと納得する。
    思春期〜青年期に読んだらまた面白いのだろうと、時期が来たら本棚の子供が触れやすい位置に置こうと思う。穂村氏の作品集と一緒に。

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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