- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087463576
感想・レビュー・書評
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23才の腰掛けOLと35才のお局様が、中途入社の男を取り合うお話。
話がつ二人の視点で書かれていて、段々絡まりあっていくのでハイスピードで読めた。章のタイトルも印象的で、対照的な二人を表していて面白い。
二人は激しいバトルの後お互いを受け入れるわけで、読み終わったらスッキリしました。単なるいがみ合いの話じゃないんだなーと思いますた。 -
タイトルからしてもわかる通り、主人公は相対する2人の女性。
千絵は独身の23歳。仕事は事務職で、特別やりがいがあるわけでもなく、彼氏はいるが夢追い人なうえに自分勝手な人のため、このままでいいわけない、と女性としての焦りが出てきている。
瑞子は独身の35歳。千絵と同じ部署の総合職で、少しずつ責任ある仕事を任され出し、やりがいを感じる日々。しかし、恋愛はというとどうしようもない状態。
そんな2人の部署に絵に描いたような素敵な男性が入社してくる。2人はそれぞれ違う思いを秘めて彼に近づく。
女性なら「あるある」「こういう女いるいる!」と手を叩くんじゃあないかと思う。
相対して、お互いに疎ましく思ってるけど、実は本質はそっくりな千絵と瑞子。だからこそ疎ましいんだろうな。「わたしの年いった頃」「わたしの若かりし頃」を見せられているみたいで。
ただ、今の30代はまだまだ女を捨ててないし、若いから、全体的に5歳増しくらいで読むと今に当てはまるかも。
正直冴木については最初からわかりやすすぎたけど、この本のテーマはそこじゃないから、まあそれもアリかな。
そして個人的には小田さんも気になった!ああいう一見からっぽに見える女の子の中身って興味あるなあ。 -
これも以前読んだ一冊。
なんかやっぱり結局女としては空しい気がした。 -
タイトルと設定に興味がわいて手に取った本。
派閥争いが絡んでくる内容で、
これまでの私の社会人生活とは無縁の世界。
だけど、派閥争いとかは『島耕作』が一番ですね笑 -
ドラマになりそうな安っぽいストーリーではあるものの、読みやすく、単純に「面白い」といえる作品。
30歳を越えて独身だと人目が気になるといった世の中ではなくなってきても、女性自身がなんだかんだで一番「結婚」というものを意識していて、そういう生き物なんだということを再認識する。
ラストのあだ討ちには気分爽快! -
ドラマで見てから、数年経って本を読んだ。
結構嫌いじゃないけど、
まあこんなもんかなーって感じ -
社会人の女子ならば分かる、会社のあるあるが満載です。
「こういう先輩、いるいるー」
「あー新入社員の女の子、この女そのまんまだわー」
と共感しながら読みました。
二人の女性キャラの視点でそれぞれ物語りが描かれています。
今の仕事に別に満足もしていないし、恋人と呼べる人はいても煮え切らない関係性で、やりたい事があるわけじゃないし……だけど今の仕事を辞めるわけにいかない。といったような一度は考えてた事があるような描写があります。
時代背景が今と若干違う点がありますが、充分楽しめます。