- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087465426
感想・レビュー・書評
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子育てする女性に対して一部極端すぎる
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小泉純一郎の発言で広く知られるようになり、流行語大賞にもノミネートされることになった本です。
打たれ強くたくましい性格が望ましいという主張を、「鈍感力」というキャッチーなことばでくくって売り出すという手法は、赤瀬川原平の『老人力』(ちくま文庫)の二番煎じですが、最近では齋藤孝が「○○力」というのを乱発しているせいで、いまさら本書にケチをつける気にもならなくなってしまいました。
内容にかんしては、これといって気になるところはなかったのですが、「鈍感力はどうしたら身につけることができるのか」という問いに対し、「その第一は、まずおおらかなお母さまに育ててもらうことである」とあるのには、正直苦笑を禁じ得ません。澁澤龍彦をはじめ、性の探究においてラディカルな立場をとっていた作家が、ミソジニーという一点において保守的な傾向を示すというのは、べつだん珍しいことではないのですが、もうちょっとなんとか取り繕いようもあったのではないかと思ってしまいます。おそらくいろんなところでいろんなひとが、著者の「いうまでもなく、こうした無神経で鈍感な男は、単なる鈍感でしかない」ということばをつかまえて、ブーメランだと揶揄しているのではないかと思いますが、どうにも擁護のしようがありません。
自分では渡辺淳一の比較的良い読者のつもりでいるわたくしですが、本書にかんしては、正直にいってあまり見るべきものはないように思いました。 -
飛行機に乗る時、離陸前に寝て、短時間の便だと着陸で起きるし、インド行ってもお腹壊さないし、仕事で何があっても美味しいご飯とお酒で「まーいっか!」って思える私はそれなりに鈍感!?
元気に楽しく生きられそうだ♪笑 -
鈍感の方が敏感より劣っているのは限らない。シーンごとに鈍感が良いことをエピソードを添えて書いてある。でも、だからなんだ
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著者の仰ることも一理あるなぁと楽しく読んだ。私はどっちかというと悪い意味で敏感なタイプというか、考え過ぎる方なので、常々鈍感でいた方が幸せなのではないかと思っていたので。
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鈍感、と言われると嫌な気がするけれど
実はそうでもない、という説明。
確かに、何があってもストレスをためそうにないし
体にとっても病気知らず。
他者に対しても、ぐいぐいと迫って行ける。
とはいえ、何も察する事ができなければ
それはそれで問題あり。
人を思いやりつつ、ストレスを溜めないように
生活していきたいものです。
対人関係、仕事に対して、恋愛に体の構築。
どれもこれも納得な内容でした。 -
とてもとても、とても必要な感覚です。
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さらさらと流し読みしました。
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鈍感であることにポジティブな価値を与え、「鈍感力」という概念を世に広めた価値のある本。
内容については読むべきところは特になく、タイトルと前書きだけ読めば十分。