巨流アマゾンを遡れ (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087475593

感想・レビュー・書評

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  • 河口幅320キロ、全長6770キロ、流域面積は南米の4割にも及ぶ巨流アマゾン。地元の船を乗り継ぎ、早大探検部の著者は河をひたすら遡る。行く手に立ちはだかるのは、南米一の荒技師、コカインの運び屋、呪術師、密林の老ガイド、日本人の行商人...。果たして、最長源流であるミスミ山にたどりつけるのか。波瀾万丈の「旅」を夢見るあなたに贈る爽快ノンフィクション。

  • 辺境探検家、高野さんのアマゾン川をめぐる旅。何度読んでも飽きない。最初は「地球の歩き方」から出版されていた、との行にビックリ。地球の歩き方、勇気あるな~。

  • 辺境作家 高野秀行さんの 初期の紀行文である。

    河口から源流に向かってさかのぼっていくのだが


    適当な力の 抜け具合と そこで何が起こっているのか観察する眼力はさすがだ。

    ただ もっと大変な アマゾン物を読んだ あとから振り返ると

    あくまで 交通の発展している ところをや文明化されたジャングルツアーであったり、巨象をなでている感じは否めない。

    ただ アマゾンというところ なでている分には良いが 一歩でも入ると
    何が起こるかわからない恐ろしいところなので この位の冒険が
    良いのかも知れない。

    読んだだけで 旅行に行った気分にさせる 筆力はさすが。

  • 10年以上前のアマゾン紀行。著者は早稲田大学探検部を卒業したばかり。アヘン王国への潜入や、西南シルクロードを踏破するずっと以前の話である。
    フリーカメラマン氏とアマゾンの最河口からペルーの山奥の源流までを普通の船を使って遡る。しかしまあ普通に遡っているようで、あちこちに立ち寄っては数週間ずつ費やしてジャングルクルーズや、少数民族を訪ねていくものだから、遡行するのに結局4ヶ月かかっている。旅そのものは、たぶんなんてことはない。アマゾンを個人で旅しているものはみな同様の経験をするのではないだろうか。本にする才能だけが違う。
    後の「アヘン王国潜入記」などに続く原点を見ることが出来るような気がする。

  • まだ著者が若かりし日という感じが出ている本。

  • 2009.10.6読了。

  • アマゾン川を河口から源流までさかのぼる船旅の記録。もともとは地球の歩き方のムックとして出版されたものらしい。面白い。

  • やっぱり面白い。<br />特にペルーからアマゾン入りした後輩が合流したら行商人になっていたくだりは最高だ。<br />また、アマゾンの一部で信じられているブードゥー教というものにも興味が沸いた。

  • ア・マ・ゾ−ン

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著者プロフィール

1966年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)をきっかけに文筆活動を開始。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。アジア、アフリカなどの辺境地をテーマとしたノンフィクションのほか、東京を舞台にしたエッセイや小説も多数発表している。

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