- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087475593
作品紹介・あらすじ
河口幅320キロ、全長6770キロ、流域面積は南米の4割にも及ぶ巨流アマゾン。地元の船を乗り継ぎ、早大探検部の著者は河をひたすら遡る。行く手に立ちはだかるのは、南米一の荒技師、コカインの運び屋、呪術師、密林の老ガイド、日本人の行商人…。果たして、最長源流であるミスミ山にたどりつけるのか。波瀾万丈の「旅」を夢見るあなたに贈る爽快ノンフィクション。
感想・レビュー・書評
-
2018.3.8 amazon
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
地名が覚えられず、どこの話だっけとなって苦労した。面白いけど、高野さんの著作の中だと3点くらいかな。
-
わりとまともに書かれたなアマゾン遡上記。
まともすぎて、これって高野サンが書いたの?
と思うくらい。
いつもの面白おかしい紀行を想像した人は
肩透かしをくいます。 -
高野さんのノンフィクションを読み始めて3冊目。
高野さん的にはどちらかといえば普通の旅行かもしれないが、普通の人が普通に行える旅行ではない。笑
これが元の本ではガイドブックとして出版されていたのが驚いた。元の本ではガイド的なものもつけていたというが、大部分が本書の内容では読み物としては抜群に面白いがガイドブックとしては役に立たないでしょう笑。 -
ブラジルからペルーのアマゾン源流まで行く話。
ちょうどアマゾンに行くタイミングで読んだから、レティシアやペルーでの話はすごくリアリティあった。
南米住みの私からしても、アマゾン一人旅はなかなかのいろんなトラブル続きで、「あぁこれがほんとの南米だなぁ」とも思ったけど、彼の時代のアマゾンはほんとスリリング。
WifiもGoogleマップもない昔のアマゾンは、ほんとアマゾンだなぁとちょっと羨ましい。
夜、ジャングルロッジのベッドに寝転がりながら文明の利器なKindleで読みながら、そんなことを思った。 -
クレージージャーニーに出ていた人の本。図書館で見つけた少し古めの本。
これが「地球の歩き方」のシリーズ本として出版されたというのが驚き。案の定、売れなかっと。
1991年に出版され、2003年に文庫化。ブラジルのアマゾン川の河口から源流のペルーまでの船旅。
今ではおそらく文明の波が押し寄せ、この当時の風景や文化は残っていないであろう。
貴重である。そして面白い!
旅で出会う、特徴のある人々、不運で奇妙な出来事が、次から次へと。
登場する生き物もワニ、イルカ、ピラニア、ピラルクー、マナティー、アルパカと様々。
アマゾン川を船旅からみた異色の旅行記は貴重な一冊。 -
4ヶ月に渡るアマゾンを遡上する旅行記。観光名所ではなく、現地住民の暮らし方や人柄に著者の興味が向いている。読んでいると自分まで旅先にいるような気分になり、スイスイ読み進めてしまう。類い稀な行動力と文才が同居した方にしか書けない名作と思います。